今回は、北欧神話に登場する超特別な馬「スレイプニル」についてお話しします。
名前の意味
「スレイプニル(Sleipnir)」という名前は、「滑る者」「滑走するもの」を意味しています。
系譜・出生

スレイプニルは、北欧神話の聖典『エッダ』に登場します。
そして、オーディン(最高神)の愛馬として知られています。
でも、その出自はとても驚きです。
スレイプニルの驚きの家族構成
- お父さん:ロキ(変身能力を持つ神)※雌馬に変身して出産!
- お母さん:スヴァジルファリ(巨人の馬)
スレイプニルは、神ロキと巨人の馬から生まれた超ハイブリッドで、しかもロキが出産したという面白い誕生。
姿・見た目

スレイプニルの見た目は、一度見たら絶対に忘れられないほど特別です。
スレイプニルの特徴的な姿
- 脚が8本ある馬
- 灰色の美しい毛並み
この八本の脚は、ただ多いだけではありません。
灰色の毛並みも含めて「冥界」との関連を表しているという説があります。
能力・特徴
スレイプニルの能力についても触れていく。
スレイプニルの驚異的な能力
- 八本の脚で、とても速く走る
- どんな場所でも走れる
- 空、海の上、天国、冥界などを移動できる
とにかく移動するのに長けた馬なんです。
スレイプニルには驚きの誕生秘話がある

スレイプニルには、とても興味深い誕生の物語があります。
「巨人との契約とロキの大失態」の物語
- 神々がアースガルズ(神々の国)に城壁を作ることになった
- ある巨人が「期限内に完成させたら、フレイヤと太陽と月をくれ」と申し出た
- 神々は「無理だろう」と思ってOKした
- ところが、巨人の馬スヴァジルファリが超働き者だった
- このままでは本当に完成してしまう!
- 困った神々がロキに助けを求めた
- ロキは雌馬に変身してスヴァジルファリを誘惑した
- おかげで工事が遅れて、巨人との約束は破綻
- でも、ロキが妊娠してスレイプニルを出産した
オーディンと共に
スレイプニルは、オーディンを乗せて戦場を駆け抜けました。
ラグナロクでもオーディンの馬として登場し、彼と共にフェンリルに呑み込まれた。
まとめ:スレイプニルは「可能性の象徴」を表す存在
スレイプニルについて、いかがでしたか?
今回のおさらい
- スレイプニルは「滑る者」という意味
- ロキが雌馬に変身して産んだ神馬
- 灰色で八本脚の美しい馬の姿
- あらゆる世界を駆け抜ける俊足の馬
- オーディンの愛馬として重要な役割
- 驚きの誕生秘話とオーディンとの物語
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