どうも、ちょげ(@chogetarou)です。
シヴァはインド神話の神で、大黒天は仏教の神仏です。
シヴァは、大黒天とどのような関連があるのでしょうか?
この記事では、シヴァと大黒天の関係について解説します。
関係

シヴァはヒンドゥー教の破壊と再生の神であり、三大神(トリムールティ)の一柱です。
一方、大黒天(だいこくてん)は仏教の神仏で、日本では七福神の一柱として広く信仰されています。
実は、シヴァと大黒天には、関連があります。
ここからは、シヴァと大黒天の特徴、彼らの関係について詳しく見ていきます。
シヴァ
- 破壊と再生の神:シヴァは、宇宙の破壊と再生を司る神です。シヴァは、ブラフマー(創造の神)とヴィシュヌ(維持の神)と共に、ヒンドゥー教の三大神(トリムールティ)を形成しています。
- 外見と象徴:シヴァは、三つの目、蛇を首に巻いた姿、トライデント(トリシュール)を持つ姿で描かれることが多いです。また、彼の第3の目の場所には3本の横線があります。
- 役割:シヴァは、ブラフマーが創造し、ヴィシュヌが維持した世界を破壊する役割を持っています。
- パールヴァティ:シヴァの妻はパールヴァティです。パールヴァティはシヴァの最初の妻サティーの生まれ変わりだとされています。
大黒天
- 由来:大黒天は、元々ヒンドゥー教のシヴァ神の一形態であるマハーカーラに由来します。マハーカーラは、時間と破壊の象徴として知られています。
- 日本における信仰:大黒天は、日本に仏教とともに伝わり、七福神の一柱として広く信仰されるようになりました。彼は、特に財運や豊穣をもたらす神として崇拝されています。
- 外見と象徴:大黒天は、袋を背負い、大きな槌(打ち出の小槌)を持つ姿で描かれることが多いです。元々は、青黒い体と憤怒の表情が特徴的な姿をしていました。
シヴァと大黒天の関係
- マハーカーラ:シヴァ神の恐ろしい側面にマハーカーラがいます。マハーカーラは、時間と破壊の神です。このマハーカーラが大黒天として仏教に取り入れられました。
- 信仰の変遷:シヴァのマハーカーラが大黒天になりました。大黒天は、マハーカーラの戦の神格を引き継ぎました。インドから中国、日本に信仰が伝わり、大黒天の福の神格が強調されるようになりました。
まとめ
シヴァはヒンドゥー教、大黒天は仏教で信仰されています。
シヴァの恐ろしい側面であるマハーカラーが、大黒天として仏教に取り入れられ、豊穣と財運の象徴として信仰されています。
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