【宇宙の果てに眠る禁断の知識】クトゥルフ神話の「セラエノ」とは?大図書館と円錐体の旅人を解説

神話・歴史・伝承

夜空に輝く星々の中に、恐ろしい秘密を隠した場所があるとしたら、あなたは知りたいと思いますか?

クトゥルフ神話の世界では、地球から遥か1400光年も離れた宇宙の彼方に、人類が決して知ってはならない知識が眠る場所が存在します。

それが「セラエノ」と呼ばれる星です。

この記事では、クトゥルフ神話における「セラエノ」の大図書館と、そこに住む不気味な円錐体の生物について詳しくご紹介します。

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概要

セラエノは、牡牛座の中にあるプレアデス星団(別名:すばる)に属する恒星の一つです。

プレアデス星団は実在する星の集まりで、地球からは肉眼でも見ることができます。神話の中のセラエノは、この星団の中で特別な意味を持つ場所なんですね。

クトゥルフ神話では、セラエノを主星とする惑星系の第4惑星に、巨大な石造りの図書館が建っています。この図書館には、「旧支配者」という邪悪な神々が「旧き神」から盗み出した禁断の知識が収められているとされているんです。

セラエノは、名状しがたき神「ハスター」の支配地に含まれており、敵対する「大いなるクトゥルフ」から逃れる者たちの避難場所としても使われてきました。

セラエノの場所

実在する星

実際の天文学では、セラエノは牡牛座のプレアデス星団に属する7等星の恒星です。

地球からの距離は約1400光年。7等星というのは、肉眼で見つけるのが難しいほど暗い星なんですね。

プレアデス星団は次のような星々で構成されています。

主な星々

  • アルシオネ
  • エレクトラ
  • マイーア
  • タエゲタ
  • セラエノ

この星団が白く輝いて見えるのは、周囲に広がるガスに光が反射しているからです。

神話における位置づけ

クトゥルフ神話では、セラエノの惑星系の第4惑星が重要な舞台となります。

この惑星は金属性の匂いが立ち込める霧に包まれており、冷たい液体をたたえた大きな湖があるそうです。

大図書館

建物の外観

セラエノの湖畔には、見る角度によって金色や緑色に変化する石で造られた、黒くて厚いブロックの巨大建造物が建っています。

建物の特徴

  • 素材:巨大な玄武岩の石塊
  • 正面:高さ400フィート以上(約120メートル)の巨大な円柱が林立
  • 外観:神殿を思わせる荘厳な佇まい
  • 立地:石造りの波止場がある湖畔

正面入り口を潜ると、壮大なスケールの大ホールが広がっています。

内部の構造

図書館の内部は、いくつもの部屋に分かれているんです。

内部の様子

  • 四方の壁:織物のような模様が並ぶ
  • 本棚:一つ一つの模様に備えられている
  • 椅子とテーブル:天井まで届くほど高い
  • 地下:書物の保管と記録
  • 地上:書物の記録や管理

収蔵されている知識

この図書館には、忘れ去られた言語で記された異様な本が所狭しと納められています。

言語の中には英語やラテン語も含まれていますが、多くは人間には理解できない言語で書かれているそうです。

収蔵されている内容は、旧支配者が旧き神から盗み出した秘密の知識。人類が知ってはならない、宇宙の恐ろしい真実が記されているんですね。

特に有名なのが「セラエノ断章」と呼ばれる大きな石板です。

セラエノ断章

アーカムのラバン・シュリュズベリィ博士という学者が、この図書館で発見した重要な資料があります。

シュリュズベリィ博士と5人の若者たちは、かつて大いなるクトゥルフと「深きものども」の脅威から逃れるため、一時的にセラエノへと避難していました。

その際、博士は旧支配者に対抗する術を記した大きな石板を見つけ、「セラエノ断章」として発表したんです。この資料は、邪神たちと戦うための貴重な知識とされています。

セラエノの旅人

円錐体の巨大生物

セラエノの大図書館には、奇妙な生物が住んでいます。

外見的特徴

  • 身長:3メートル以上
  • 形状:鱗の多い円錐体
  • 色:記録により異なる

この生物は「セラエノの旅人」と呼ばれ、筋縄ではいかない存在として知られているんです。

金色の蜂蜜酒

旅人には不思議な習性があります。

ひとしきり語った後、必ず金色の蜂蜜酒を飲むそうです。この蜂蜜酒には特別な力があり、飲んだ者の精神だけをセラエノの大図書館へと転移させる効果があるんですね。

重要な注意点

  • 肉体は元の場所に残る
  • 精神だけが転移する
  • 元の肉体に戻れる保証はない
  • まさに「地獄の片道切符」

つまり、セラエノへの旅は極めて危険な行為なんです。戻れなくなる可能性が高く、慎重に考えるべき選択とされています。

ハスターとの関係

セラエノの大図書館は、牡牛座のアルデバランに近い暗黒星に住むという「名状しがたいもの」ハスターの支配地に含まれます。

ハスターは旧支配者の一柱で、黄色い衣をまとった恐ろしい存在です。

このため、ハスターと敵対している「大いなるクトゥルフ」から追われている者たちにとって、セラエノは緊急避難場所として機能しているんですね。

利用者の例

  • ラバン・シュリュズベリィ博士とその仲間たち
  • クトゥルフの脅威から逃れる魔術師たち
  • 深きものどもに追われる者たち

神話における意味

禁断の知識の象徴

セラエノの大図書館は、人類が触れてはならない知識の貯蔵庫として描かれています。

そこには宇宙の真実、旧支配者たちの秘密、そして対抗する術が記されているんです。知識を求める者にとっては魅力的な場所ですが、同時に大きな危険も伴います。

避難所としての役割

一方で、邪神たちの争いに巻き込まれた人間にとって、セラエノは最後の避難場所という側面もあります。

ハスターの支配地であるがゆえに、クトゥルフ派の追跡を逃れることができるんですね。

宇宙の遠さの表現

地球から1400光年という距離設定は、人知の及ばない遠い世界を象徴しています。

現代の科学技術では到達不可能な距離であり、それだけ秘密めいた神秘的な場所として描かれているんです。

まとめ

セラエノは、クトゥルフ神話における宇宙の彼方の恐怖と知識を象徴する場所です。

重要なポイント

  • 牡牛座プレアデス星団に属する実在の恒星
  • 第4惑星に旧支配者の知識を収めた巨大図書館がある
  • 3メートルを超える円錐体の生物「セラエノの旅人」が住む
  • 金色の蜂蜜酒で精神を転移させる危険な旅
  • ハスターの支配地であり、クトゥルフからの避難場所
  • 「セラエノ断章」という重要な対抗知識が存在
  • 禁断の知識と避難所という二面性を持つ

夜空を見上げたとき、プレアデス星団の淡い輝きの中に、人類の知らない恐ろしい図書館が存在するかもしれない。そう考えると、星空の見え方も少し変わってくるかもしれませんね。

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