もしあなたの住んでいるアパートで、毎月決まった日に幽霊が出るとしたら、どうしますか?
大阪のとある大学近くのアパートでは、友達ができずに自ら命を絶った女子学生の霊が、今も新しい「友達」を探してさまよっているという話があるんです。
この都市伝説は、現代の孤独と悲しみが生み出した、切なくも恐ろしい怪談として語り継がれています。
この記事では、毎月15日に現れるという「寂しがり屋の幽霊」について、その悲しい背景と恐怖の伝承を詳しくご紹介します。
概要

寂しがり屋の幽霊は、大阪府のとある大学近くのアパートに出現したとされる都市伝説の怪異です。
かつてそのアパートの25号室で一人暮らしをしていた女子学生が、友達ができない寂しさから首を吊って自殺してしまったことが始まりなんです。
それ以来、毎月15日になると、彼女の霊が現れるようになったといいます。
この幽霊の特徴は、ただ現れるだけじゃないところ。生前の寂しさを抱えたまま、今も「友達」を求めてアパートをさまよっているんです。
見た者は死ぬという噂が広まり、住人たちは15日になると決して外を見ないようにしていたそうです。でも、彼女の霊は諦めることなく、新しい「友達」を探し続けているんですね。
伝承

悲劇の始まり
この都市伝説の発端となったのは、ある女子学生の悲しい最期でした。
彼女は大学に通いながら一人暮らしをしていましたが、なかなか友達ができなかったんです。授業にも真面目に出席し、サークル活動にも参加しようとしたけれど、うまく人間関係を築けなかった。
その孤独感に押しつぶされて、ついに部屋で首を吊ってしまったというんです。
毎月15日の恐怖
女子学生が亡くなった後、アパートでは奇妙なことが起き始めました。
毎月15日になると必ず彼女の霊が現れるようになったんです。
住人たちの間では「彼女の霊を見ると死ぬ」という噂が広まり、15日は誰も廊下に出ない、窓も開けないという暗黙のルールができたそうです。
男子学生の悲劇
ところが、ある月の15日、このアパートに住む男子学生が彼女の霊に遭遇してしまったんです。
その夜の出来事:
- 部屋の外から細くてかわいい女の声が聞こえてきた
- 「開けて」「友達になって」という言葉を繰り返していた
- 男子学生がドアを開けると、女子学生の霊が部屋に侵入
- 霊は自分の髪の毛を男子学生の首に巻きつけて絞め殺した
特に恐ろしいのは、首を絞められている時、痛みは感じないけど絞められている感覚だけがあるという点です。これは、彼女が生前感じていた「心の痛み」を相手にも味わわせているのかもしれません。
アパート取り壊し後も続く怪異
この事件の後、アパートは取り壊されることになりました。
しかし恐ろしいことに、跡地に建てられた新しいマンションでも、毎月15日になると彼女の霊が現れるというんです。
建物は変わっても、彼女の寂しさと「友達が欲しい」という想いは、その場所に残り続けているんですね。
まとめ
寂しがり屋の幽霊は、現代社会の孤独が生み出した悲しくも恐ろしい都市伝説です。
重要なポイント
- 友達ができない寂しさから自殺した女子学生の霊
- 毎月15日に必ず現れるという規則性
- 見た者は死ぬという恐ろしい噂
- かわいい声で誘い出し、髪の毛で首を絞める
- アパートが取り壊された後も、同じ場所に出現し続ける
- 痛みはないが絞められる感覚だけが残るという異常な殺害方法
この話が怖いのは、単なる恨みではなく「寂しさ」が原因だという点です。
彼女は今も、生前叶わなかった「友達」を求めて、毎月15日にさまよい続けているのかもしれません。
もしあなたのマンションで、15日の夜に細くてかわいい女の声が聞こえても、決してドアを開けてはいけませんよ。


コメント