「ラグエル」って誰?天使の監視者を分かりやすく解説

神話・歴史・伝承

今回は、天使たちを監視する特別な存在「ラグエル」についてお話しします。

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ラグエルの名前は「神の友」という意味

まず、「ラグエル(Raguel)」という名前から見ていきましょう。

この名前は、ヘブライ語の「רְעוּאֵל(Re’u’el)」に由来しています。

意味は、「神の友人」」です。

ラグエルは『エノク書』に登場する七大天使の一人

ラグエルは、ユダヤ教の外典『エノク書(1エノク書)』に登場する天使です。

ラグエルと一緒に語られる有名な天使たち

  • ミカエル(神の戦士)
  • ラファエル(癒しの天使)
  • ガブリエル(神の言葉を伝える者)
  • ウリエル(神の光)
  • サリエル、ラそしてラグエル

ラグエルは「七大天使」の一人に数えられることもあり、とても高い地位にある天使なんです。

キリスト教の聖書には直接登場しませんが、天界の秩序を保つ「高位の天使」と考えられています。

役割

ラグエルの役割についても見ていきます。

ラグエルの主な役割

  • 他の天使たちが堕天しないように監視する
  • 最後の審判でラッパを吹き鳴らす

つまり、ラグエルは天界の中でも天使たちを監視し、神の意志に反するものがいないか監督する役割を担っているんです。

逸話

ラグエルは、『エノク書』の重要な場面に関わる存在とされています。

『エノク書』:

  1. エノクの目の前にラグエルが現れる
  2. ラグエルはエノクを天界に導
  3. 天界を案内した

堕天使

ラグエルは、一時期は堕天使だとされた。

昔、強まる天使信仰を恐れたザカリアスが天使たちを堕天使(悪魔)認定していった。

有名な天使の1人だったラグエルも例外ではなく、堕天使だとされた。

まとめ

ラグエルについて、いかがでしたか?

今回のおさらい

  • ラグエルは「神の友」という意味
  • 『エノク書』に登場する七大天使の一人
  • 他の天使が堕天しないようにする監視官の役割
  • エノクを天界に導いた逸話がある
  • 一時期は堕天使だった

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