図書室の鏡を3分間じっと見つめていると、突然鏡の中から道化師が飛び出してくる…
カラフルな衣装と白塗りの顔、赤い鼻。本来なら子どもを楽しませるはずのピエロが、学校では恐怖の存在に変わってしまうんです。
そして、出会ってしまった子どもを鏡の中に引きずり込んでしまうという恐ろしい話があります。
この記事では、小学校に現れる不気味な道化師「ピエロ」の怪異について詳しくご紹介します。
ピエロってどんな怪異なの?

ピエロは、主に小学校に現れる道化師の姿をした怪異として知られる学校の怪談です。
本来は子どもを楽しませるサーカスの人気者のはずなのに、学校に現れるピエロは恐ろしい存在として語られています。
ただ姿を見せるだけの無害なピエロもいれば、子どもを危険な目に遭わせる凶暴なピエロもいるという、予測不能な怪異なんです。
なぜ学校にピエロが?
学校とピエロ、一見関係なさそうな組み合わせですよね。
でも、この不自然さこそが恐怖を生み出しているんです。
楽しいはずの道化師が、誰もいない学校という閉鎖空間に現れることで、不気味さが増幅されています。
特徴
ピエロの出現場所と時間
ピエロには決まった出現パターンがあります。
主な出現場所
- 1階の図書室(最も多い)
- 図書室前の廊下(昼過ぎから夜)
- 男子トイレ(深夜3時)
- トイレの一番奥の個室
特に鏡のある場所に現れやすいという特徴があるんですね。
危険なピエロの行動パターン
ピエロの怪異には、いくつかの危険な行動パターンがあります。
ピエロの恐ろしい行動
- 鏡から飛び出してくる
- 図書室の鏡を3分間見つめると出現
- そのまま鏡の中に引きずり込まれる
- 恐怖の二択質問
- 「赤い紙ほしいか、青い紙ほしいか」と問いかける
- 赤→刃物で切られる
- 青→体中の血を抜かれる
- 呪文で召喚される
- 「1、2、3のピエロ」と唱えると出現
- 男女どちらかのピエロが現れる
特に危険な女のピエロ
実は、ピエロには性別があるという話があります。
女のピエロの特徴
- 男のピエロより凶暴
- 鋭い爪で襲いかかってくる
- トイレの一番奥から現れる
なぜ女のピエロの方が危険なのかは分かりませんが、より恐ろしい存在として語られているんです。
伝承
図書室での恐怖体験
ある小学生が放課後、図書室で本を読んでいたときのことです。
ふと顔を上げると、部屋の隅にある鏡が目に入りました。何気なく鏡を見つめていると、3分ほど経った頃、鏡の中にカラフルな衣装を着たピエロが映っているのに気づきます。
振り返っても誰もいません。でも鏡の中のピエロは確実にこちらを見ています。そして次の瞬間、ピエロが鏡から手を伸ばしてきて…
トイレでの二択の恐怖
深夜3時、男子トイレに現れるという赤い目のピエロの話もあります。
このピエロは「赤い紙がほしいか?青い紙がほしいか?」と質問してきます。これは有名な怪談「赤い紙、青い紙」の亜型で、どちらを選んでも恐ろしい結末が待っているんです。
地域によるバリエーション
全国各地で、ピエロの怪談には様々なバリエーションがあります。
各地のピエロ伝承
- 兵庫県:図書室の鏡から出現
- 大阪府:片足のピエロが出る
- 佐賀県:女のピエロが特に凶暴
地域によって細部は異なりますが、「学校」「鏡」「道化師」という要素は共通しています。
まとめ
ピエロは、楽しいはずの道化師が恐怖の存在に変わるという、ギャップが生み出す学校の怪異です。
重要なポイント
- 小学校の図書室やトイレに出現する道化師の怪異
- 鏡を3分間見つめると現れて引きずり込まれる
- 「赤い紙か青い紙か」の恐怖の二択を迫る
- 女のピエロは特に凶暴で危険
- 全国各地で様々なバリエーションが存在
もし学校で鏡を見つけても、決して3分以上見つめてはいけません。
そこには恐ろしいピエロが待っているかもしれないのですから。
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