【日本神話】オモイカネと天岩戸隠れ

神話・歴史・伝承

日本神話に登場するオモイカネ。

彼は、アマテラスの天岩戸隠れの神話で重要な役割を果たします。

この記事では、オモイカネと天野岩隠れについて簡単に解説します。

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オモイカネとは?

オモイカネは、日本神話における知恵と学問の神であり、その名は「思慮を兼ね備えた神」を意味します。

『古事記』では思金神、『日本書紀』では思兼神と表記されることもあります。

彼は高天原において、神々の相談役として重要な役割を担っています。


天岩戸隠れとは

ある時、アマテラスの弟であるスサノオノが高天原でやりたい放題します。

アマテラスは、事情があってスサノオを庇い、高天原の神々から寄せられる苦情をなんとか抑えていました。

ですが、スサノオが服織女を殺した事件で、とうとう庇いきれなくなります。

さらに、アマテラスはこの事件に怒りと悲しみを覚え、天岩戸という洞窟に隠れてしまいました。​

太陽神が姿を隠したことで、世界は暗闇に包まれ、作物は枯れ、災いが広がるなど、大変な事態となりました。

オモイカネと天岩戸隠れ

世界が暗闇に包まれたことで困った八百万の神々は、天安河原に集まり、アマテラスを岩戸から出す方法を議論しました。

この時、知恵の神であるオモイカネが以下のような策を提案しました。

  1. 祭りの開催:まず、神々は岩戸の前で盛大な祭りを開くことにしました。祭りで必要な勾玉や鏡の制作も命じた。
  2. アメノウズメの舞:芸能の女神であるアメノウズメノミコトが、岩戸の前で舞を披露しました。彼女は衣をはだけさせて踊り、その姿に神々は大いに笑い、賑やかな雰囲気を作り出しました。
  3. 鏡の設置:アマテラスが岩戸から顔を出した際に、自身の姿を映すように配置。
  4. タヂカラオの待機:力の神であるタヂカラオノミコトが岩戸の近くに待機し、アマテラスオオミカミが顔を出した瞬間に岩戸を開ける。

これらの策により、外の賑わいが気になったアマテラスオオミカミは、岩戸を少し開けて外の様子を伺いました。
その瞬間、タヂカラオノミコトが岩戸を開き、アマテラスオオミカミを外に引き出すことに成功しました。

こうして、世界に再び光が戻り、平和が訪れた。

まとめ

オモイカネは、知恵の神として、神々の危機をなん度も助けています。

天岩戸隠れでは、盛大な祭りを開催し、アマテラスを引っ張り出す見事な計画を立案しました。

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