神様の出自

以下は、オキツヒコ・オキツヒメの系譜:
- 父神:オオトシノカミ(大年神)- 五穀や年の神
- 母神:アメチカルミヅヒメ(天知迦流美豆比売)
この二柱の神の間に生まれたのがオキツヒコとオキツヒメです。
この二神をあわせて「オオベヒメノカミ(大戸比売神)」と総称されることもあります。
神としての性質

オキツヒコ・オキツヒメは以下のような性質を持つ神様です:
- 竈(かまど)の守護神
- 火の神
かまどの神として信仰され、台所の火に宿る神霊。
神話と伝承

オキツヒコ・オキツヒメについて、特定の神話エピソードはあまり残されていませんが、日本人の生活の中で重要な信仰対象でした:
- 竈は昔の日本の家の中心でした→家の守護神
- 火は生活に不可欠でしたが、取り扱いを誤れば火事などの災いも起こします
- かまどの神は穢れに敏感
- 穢せば激怒して災いを引き起こす
神社とご利益

オキツヒコ・オキツヒメを単独で祀る神社は少ないですが、一般家庭の台所で祀られていた。
また、カグツチと一緒にかまど神として信仰され、神谷神社で3柱一緒に祀られている。
主なご利益:
- 家内安全
- 防火
- 家事・家畜守護
- 豊作
- 招福
まとめ
オキツヒコ・オキツヒメ(興津彦神・興津姫神)は竈を守る神様です:
- 家の中心である竈と火を守る男神・女神
- 父はオオトシノカミ、母はアメチカルミヅヒメ
- 神話は少ないながらも、生活の中で敬われてきた神
- ご利益は、家内安全、方策・・火難除け・招福など
コメント