オキツヒコ・オキツヒメとは?竈(かまど)を守る家庭の神

神話・歴史・伝承

スポンサーリンク

神様の出自

以下は、オキツヒコ・オキツヒメの系譜:

  • 父神:オオトシノカミ(大年神)- 五穀や年の神
  • 母神:アメチカルミヅヒメ(天知迦流美豆比売)

この二柱の神の間に生まれたのがオキツヒコとオキツヒメです。
この二神をあわせて「オオベヒメノカミ(大戸比売神)」と総称されることもあります。

神としての性質

オキツヒコ・オキツヒメは以下のような性質を持つ神様です:

  • 竈(かまど)の守護神
  • 火の神

かまどの神として信仰され、台所の火に宿る神霊。

神話と伝承

オキツヒコ・オキツヒメについて、特定の神話エピソードはあまり残されていませんが、日本人の生活の中で重要な信仰対象でした:

  • 竈は昔の日本の家の中心でした→家の守護神
  • 火は生活に不可欠でしたが、取り扱いを誤れば火事などの災いも起こします
  • かまどの神は穢れに敏感
  • 穢せば激怒して災いを引き起こす

神社とご利益

by Reggaeman – photo by Reggaeman, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1554702による

オキツヒコ・オキツヒメを単独で祀る神社は少ないですが、一般家庭の台所で祀られていた。

また、カグツチと一緒にかまど神として信仰され、神谷神社で3柱一緒に祀られている。

主なご利益:

  • 家内安全
  • 防火
  • 家事・家畜守護
  • 豊作
  • 招福

まとめ

オキツヒコ・オキツヒメ(興津彦神・興津姫神)は竈を守る神様です:

  • 家の中心である竈と火を守る男神・女神
  • 父はオオトシノカミ、母はアメチカルミヅヒメ
  • 神話は少ないながらも、生活の中で敬われてきた神
  • ご利益は、家内安全、方策・・火難除け・招福など

コメント

タイトルとURLをコピーしました