妖怪 ぬりかべ:道をふさぐ”見えない壁”の正体とは?

神話・歴史・伝承

夜の一人歩き、いつものように歩いていたのに、突然前に進めなくなった経験はありませんか?

目の前には何もないのに、まるで見えない壁があるかのように歩けない。押そうとしても、回り込もうとしても、どうしても通れない…。

それは「ぬりかべ」という妖怪の仕業かもしれません。人を傷つけることはないけれど、確実に困惑させる、ちょっと不思議で愛らしい妖怪の物語をご紹介します。

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基本情報

「ぬりかべ」は、夜道に突然現れて人の行く手をふさぐ妖怪です。

  • 名称:ぬりかべ
  • 登場地域:主に九州地方、特に福岡・大分周辺

姿・見た目

ぬりかべの本来の姿は、目に見えないことが多いです。

しかし、伝承や創作作品の中では次のように描かれています。

基本的な外見

  • 巨大な白っぽい四角い壁のようなもの
  • 触ってもやわらかいようでいて、決して押しのけられない重さ

現代では水木しげるさんの影響が大きく、手足と目のある壁の姿が一般的。

同一の妖怪かは定かではないが、『妖怪絵巻』では、ぬりかべという名前で犬の妖怪が描かれている。

特徴

みっち – photo taken by みっち, CC BY-SA 2.1 jp, https://ja.wikipedia.org/w/index.php?curid=2486563による

ぬりかべの最大の特徴は、「道をふさぐこと」です。

主な特徴

  • 夜道で突然「前に進めなくなる」感覚
  • 見えない壁にぶつかるような不思議な感触
  • 方向を変えても、どこへ行っても壁がある

ちなみに、ぬりかべの対処法はシンプル。
棒のようなもので足元を払うだけでいいらしい。

まとめ

重要なポイント

  • 夜道に突然現れて人の行く手をふさぐ
  • 姿は見えないが、確かに「そこにいる」壁
  • ぬりかべの足元を棒のようなものではらえば消える

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