夜の公園で、誰も乗っていないはずのブランコがゆらゆらと揺れている…そんな光景を見たことはありませんか?
もしそのブランコの上に、血まみれの生首が乗っていたとしたら、あなたはどうしますか?
学校や公園で語り継がれる「生首の怪」は、現代の子どもたちの間で最も恐れられている都市伝説の一つなんです。
この記事では、学校と公園を舞台に語られる「生首の怪」について、その恐ろしい伝承を詳しくご紹介します。
概要

生首の怪(なまくびのかい)は、現代の学校や公園を舞台とした都市伝説です。
その名の通り、首から上だけの状態で現れるという、非常におぞましい怪異なんですね。
この怪談の特徴は、胴体の存在が一切示されず、首から上の異質な現れ方にフォーカスされている点にあります。
主な出現場所
生首の怪が目撃される場所には、いくつかのパターンがあります。
学校での出現
- 体育館のバスケットゴール
- 家庭科室
- サッカーボール入れ
- 校庭の木
公園での出現
- ブランコ
- 夜中の遊具周辺
これらの場所に共通しているのは、子どもたちが日常的に使う場所だということ。だからこそ、余計に恐ろしく感じられるんです。
伝承
生首の怪には、様々なバリエーションの話が存在します。
ブランコの生首
最も有名なのが、公園のブランコにまつわる話です。
ある日の出来事
ある少女が友だちと公園で遊んでいたとき、友だちが「ブランコの上に生首が乗っている」と言いました。
でも、少女には何も見えなかったんです。
二人は夜中の十二時に再び公園に来る約束をして帰宅しました。
真夜中の恐怖
約束の時間に少女が公園に行きましたが、友だちはなかなか来ません。
「生首の話は嘘だったんだ」と思った瞬間、友だちの生首がブランコに乗って揺れているのが見えたんです。
目撃した少女の証言によると:
- 目玉がこちらを見ていた
- ブランコが一人でに揺れていた
- 気味が悪くて動けなくなった
学校に現れる生首
学校では、さらに多様な生首の目撃談が語られています。
バスケットゴールの生首
体育館で首吊り自殺をした生徒の生首が、命日になるとバスケットゴールに挟まって現れるという話があります。
誰もいないはずの体育館に、突然生首が出現するというんです。
家庭科室の生首
家庭科室で自殺した先生の生首が「痛いよ…痛いよ…」と言いながら現れるという伝承もあります。
調理実習中に突然現れることもあるそうで、生徒たちは家庭科の授業を恐れるようになったといいます。
サッカーボール入れの生首
体育の授業で使うサッカーボール入れを開けると、ボールに混じって生首が入っているという話も。
どのボールが生首なのか分からないため、生徒たちは恐る恐るボールを取り出すんだそうです。
校庭の木の生首
栃木県の小学校では、こんな恐ろしい話が伝わっています。
- 校庭の木の枝に血まみれの生首がぶら下がっている
- その生首が突然落ちてくる
- 落ちてきた生首が人に飛びついて首に咬みつく
想像するだけで恐ろしい話ですよね。
その他の目撃談
地域によっては、さらに奇妙な生首の話が残されています。
岐阜県の話
夜桜を見に行くと、ポール状に首だけがついていることがあるという報告があります。
また、野外劇場の柵の端に、ロープで固定された状態で顔面を押し付けられた生首が置いてあったという話も。
暗闇から現れる生首
耳の下あたりから「ワタシハ…」「ワタシハ…ドコ…」と暗闇の中で女性の生首が現れるという話もあります。
- 肉片のついた切り口
- 真っ赤に充血した目
- 耳まで裂けた口
こうした恐ろしい特徴を持つ生首が、夜道で突然現れるというんです。
生首にまつわる不思議な現象
生首を見た人には、しばしば異変が起こるとされています。
- 身体に変な発疹が出る
- 原因不明の病気になる
- 悪夢にうなされる
これらの症状は、生首の呪いだと恐れられているんです。
まとめ
生首の怪は、現代の子どもたちの間で広く語り継がれる都市伝説です。
重要なポイント
- 首から上だけが現れる恐ろしい怪異
- 学校と公園が主な出現場所
- ブランコに乗る友人の生首が最も有名
- 学校では命日に現れるパターンが多い
- 体育館、家庭科室、校庭など身近な場所に出現
- 目撃者には呪いのような症状が現れることも
- 現代の子どもたちの恐怖を象徴する存在
もし夜の公園でブランコが一人でに揺れていたら、それは生首が乗っているのかもしれません。
学校の体育館で不思議な気配を感じたら、もしかしたら生首の怪が近くにいるのかも…。
日常的な場所だからこそ、余計に恐ろしく感じられる都市伝説なんですね。


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