今回は、古代ペルシャの伝説に登場する恐ろしい怪物「マンティコア」についてお話しします。
名前の意味

まず、「マンティコア(Manticore)」という名前から見ていきましょう。
この名前は、「人食い」を意味している。
また、ラテン語では「マンティコラ(mantichora)」とも呼ばれている。
出典・発祥
マンティコアは、エチオピアの伝承に登場する生き物です。
マンティコアの記録の歴史
- 最初の記録 → ギリシャの歴史家クテシアスが書いた『インド誌』
- 当初の設定 → 「インドに棲む怪物」として紹介
- 中世ヨーロッパ → 博物誌(動物図鑑のような本)に登場
- キリスト教時代 → 「悪魔」として描かれることも
つまり、マンティコアはインドの怪物をギリシャ人が記録したことから始まり、ヨーロッパで有名になったという、国際的な怪物なんです。
姿・見た目

マンティコアの見た目は、まさに「幻獣」と呼ぶにふさわしい、ミックスされた姿です。
マンティコアの特徴的な姿
- ライオンのような大きな体(筋肉質で赤っぽい体毛)
- 人間の顔(鋭い目と大きな口)
- 毒針のあるサソリのような尻尾(またはトゲのある尾)
特に印象的なのが、顔が人間に似ているのに、口の中にはびっしり鋭い歯が並んでいるところです。
しかも、その尻尾からはトゲを飛ばして攻撃するという伝説まであります。
特徴
ここが、マンティコアの最も恐ろしいところです!
マンティコアは、その見た目に違わず、とても強力で恐れられる存在でした。
マンティコアの恐ろしい特徴
- 人食い
- 動きが俊敏
- 毒針を飛ばす
- 知能が高く、人の言葉を理解し話す
その恐ろしき力で人間を好んで食べるのがマンティコア
まとめ:マンティコアは「知恵ある悪」を象徴する存在
マンティコアについて、いかがでしたか?
今回のおさらい
- マンティコアは「人を食べる者」という意味
- 古代インドとペルシャに起源を持つ伝説の魔獣
- ライオン+人間+サソリのハイブリッドな姿
- 毒針攻撃と俊敏な動きを持つ
- 人間を好んで食べる
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