夏のプール授業、気持ちよく泳いでいたら突然足を引っ張られた——そんな恐怖体験、聞いたことありませんか?
学校のプールにまつわる怪談は数多くありますが、その中でも「魔の第四コース」は、恐怖と希望が入り混じる不思議な都市伝説です。
この記事では、「魔の第四コース」とは何なのか、どんな伝承があるのかを詳しく紹介します。
怖い話だけでなく、心温まるエピソードもあるんですよ。
「魔の第四コース」とは?
「魔の第四コース」は、学校のプールで語り継がれる都市伝説の一つです。
プールの第四コースで泳いでいると、何者かに足を引っ張られるという怪奇現象が起こるとされています。
その正体は、かつて第四コースで泳いでいる最中に亡くなった子どもの霊であることが多いんです。
学校のプールには6つや8つのコースがあるのが一般的ですが、なぜか「第四コース」が特定されるケースが多いんですね。
「4」という数字が「死」を連想させることも、この怪談に不気味さを加えているのかもしれません。
恐怖の伝承|足を引っ張られる
最も一般的に語られるのは、恐ろしいバージョンです。
第四コースで泳いでいると、突然足を何かに掴まれます。
力強く引っ張られ、水中に引きずり込まれそうになるんです。
助けられた子どもの足には、無数の手形がくっきりと残っていたという話もあります。
まるで複数の手が一斉に掴んでいたかのように。
ある少年が第四コースを泳いでいたところ、突然姿が消えて行方不明になったという伝承もあるんです。
プールの底に引きずり込まれてしまったのか、真相は誰にもわかりません。
足を引っ張られた子どもの目には、長い髪の毛が絡まった人影が見えることもあるそうです。
水中で目を開けたその瞬間、恐ろしい姿が視界に飛び込んでくるなんて、想像しただけで背筋が凍りますよね。
希望の伝承|励まし導く少女の霊
ところが、第四コースには恐ろしい話ばかりではありません。
ある学校のプールの第四コースでは、練習中に溺死してしまった少女の霊が現れるようになりました。
彼女はリレーの選手に選ばれていた優秀な選手だったんです。
少女と一緒にリレーの選手だった少年が、「彼女の分まで頑張る」と宣言したところ、不思議なことが起こりました。
少女の霊が少年を励まし、導いてくれるようになったんです。
練習中、第四コースで泳ぐと、まるで誰かが背中を押してくれるような感覚がありました。
タイムが伸び悩んでいた少年は、見違えるように速くなっていったんです。
そして迎えた大会当日。
少年は見事に優勝を果たしました。
表彰台に上がった少年は、第四コースの方を向いて静かに手を合わせたそうです。
それ以来、少女の霊は姿を見せなくなりました。
きっと心残りなく、安らかに成仏できたのでしょう。
プール怪談はなぜ怖いのか
学校のプールが怪談の舞台になりやすいのには、いくつか理由があります。
まず、プールは実際に溺死事故が起こりうる場所です。
水の中では呼吸ができず、足がつかない深さでは命の危険があります。
夏休みのプール開放などで、監視員の目が行き届かないときに事故が起こることもあります。
そうした現実の危険が、怪談を生み出す土壌になっているんですね。
また、水中では視界が悪く、何かが近づいてきても気づきにくいという恐怖もあります。
足元が見えない不安、水面下に何かがいるかもしれないという想像が、恐怖を増幅させるんです。
さらに、夜のプールは昼間とは全く違う雰囲気になります。
静まり返った水面、ざわめく木々の音、月明かりに照らされたプールサイド——そんな光景は、まさに怪談の舞台にぴったりですよね。
他の学校プール怪談
「魔の第四コース」以外にも、学校のプールには様々な怪談があります。
プールに現れる少年(第7コース)は、よく知られた怪談の一つです。
夜中の学校のプールに、本来存在しないはずの第7コースが出現し、亡くなった少年が泳いでいるというもの。
この少年は温厚で、一緒に泳いでも危害を加えることはないそうです。
プールに引き摺り込む幽霊は、授業中や練習中に足を掴んで水中に引きずり込もうとする霊です。
助けられた生徒の足には、掴んだ手の跡がくっきりと残っていることがあるんだとか。
底なしプールという怪談もあります。
夜中に学校のプールに忍び込むと、底が見えないほど深くなっていて、そのまま引きずり込まれてしまうというものです。
どの怪談も、水の恐怖と学校という身近な場所が組み合わさることで、リアルな怖さを感じさせるんですね。
魔の第四コースは実在するのか
「魔の第四コース」のような学校プール怪談は、日本全国の学校で似たような話が語られています。
ただし、「魔の第四コース」という特定の名前で広く知られた都市伝説というわけではなく、各学校で独自のバリエーションとして語り継がれているようです。
「第4コース」「第5コース」「第7コース」など、学校によってコースの番号が違うんですね。
こうした怪談が生まれる背景には、実際にプールで起きた事故の記憶があるかもしれません。
過去にプールで溺死事故があった学校では、その記憶が怪談として語り継がれることがあるんです。
また、子どもたちの間で「怖い話」が好まれ、自然と広まっていくという側面もあります。
「学校の七不思議」のような形で、友達同士で怖い話を共有するのは、ある種の楽しみでもあるんですよね。
まとめ
「魔の第四コース」は、学校のプールにまつわる都市伝説です。
恐ろしい伝承では、第四コースで泳ぐと亡くなった子どもの霊に足を引っ張られ、水中に引きずり込まれてしまいます。
一方で、心温まる伝承もあります。
亡くなった少女の霊が、仲間だった少年を励まし、優勝へと導いてくれたという話です。
プール怪談が怖く感じられるのは、水の中という実際に危険な場所が舞台だからこそ。
視界が悪く、息ができない恐怖が、怪談をよりリアルに感じさせるんです。
夏のプール授業で「魔の第四コース」の話を思い出したら、ちょっとドキドキしてしまうかもしれませんね。
でも、もしかしたらあなたを励まし導いてくれる優しい霊かもしれませんよ。


コメント