学校のトイレの鏡の前で、ある呪文を唱えて指を3回鳴らすと…全身に包帯を巻いた女性の霊が現れるという話を聞いたことはありませんか?
その霊は、ものすごいスピードで追いかけてきて、逃げても逃げても追いつかれてしまうんです。
それは1990年代から全国の学校で語り継がれる恐怖の怪談「リリーさん」かもしれません。
この記事では、学校のトイレに現れる包帯だらけの霊「リリーさん」について詳しくご紹介します。
リリーさんってどんな怪異なの?
リリーさんは、学校のトイレに現れる包帯を巻いた女性の霊として知られる学校の怪談です。
1996年のテレビドラマ「学校の怪談R」で広まったとされ、その後全国の学校で語り継がれるようになりました。
呼び出してしまうとものすごい速さで追いかけてくるという恐ろしい特徴があり、学校から出るまで逃げ続けなければならないんです。
なぜリリーさんと呼ばれるの?
「リリー」という名前の由来ははっきりしていませんが、外国人風の名前が不気味さを演出しています。
日本の学校に西洋風の名前の霊が出るという違和感が、より恐怖を増幅させているのかもしれません。
包帯だらけの不気味な姿
目撃者の証言によると、リリーさんの姿はこんな感じです。
リリーさんの外見
- 顔や体全体に包帯を巻いている
- 女性の姿をしている
- 包帯の下の顔は見えない
- 火傷を負った跡がある(一部の証言)
まるで大事故や火災で大ケガをした人のような、痛々しくも恐ろしい姿をしているんですね。
リリーさんの正体
リリーさんの正体については、こんな説があります。
リリーさんの正体説
- 学校火災で焼死した女の先生
- 逃げ遅れた生徒を助けようとして犠牲になった
- 事故で大ケガをして亡くなった女性
特に「火災で生徒を助けようとした先生」という説が有力で、包帯は火傷の治療跡だと考えられています。
リリーさんの呼び出し方
リリーさんを呼び出す方法は明確に決まっています。
呼び出しの手順
- 学校のトイレの鏡の前に立つ
- 「リリーさん、リリーさん、リリーさん、こっちへ来て。一緒に遊ぼうよ」と唱える
- 指を3回鳴らす
- リリーさんが現れる
簡単な手順ですが、絶対に試してはいけません!
恐ろしい追跡能力
リリーさんの最も恐ろしい特徴は、その追跡能力です。
リリーさんの行動
- ものすごい速さで追いかけてくる
- どこまでも追いかけ続ける
- 捕まると死ぬまで不幸な目に遭う
- ただし学校の外には出られない
学校の中なら、どこに逃げても追いかけてくるという執念深さが恐ろしいですね。
リリーさんから逃れる方法
もしリリーさんを呼び出してしまったら、こんな対処法があります。
対処法
- 「リリー去れ、リリー去れ、リリー去れ」と3回唱える
- 学校の外に逃げる(リリーさんは学校から出られない)
- とにかく学校から離れる
呪文で呼び出したものは呪文で送り返すという、昔ながらの退散方法です。
伝承
トイレでの恐怖体験
ある女子生徒が友達と肝試しをしていたときの話です。
学校のトイレで「リリーさんを呼び出してみよう」ということになり、鏡の前で呪文を唱えて指を鳴らしました。最初は何も起こりませんでしたが、振り返ると廊下の奥に包帯だらけの女性が立っていたのです。
次の瞬間、その女性が信じられないスピードで追いかけてきました。
体育館での目撃談
実はリリーさんは、トイレ以外でも現れることがあります。
体育館での召喚方法
- ステージの上でリリーさんの名前を呼ぶ
- 指を3回鳴らす
- 体育館の暗闇から現れる
場所が違っても、呼び出し方の基本は同じようです。
全国に広まった怪談
リリーさんの話は、1990年代後半から2000年代にかけて全国に広まりました。
広まった経緯
- 1996年:テレビドラマ「学校の怪談R」で紹介
- 1999年:兵庫県の中学校で怪談として確認
- 2001年:心霊体験本に掲載
- 2003年:テレビ番組で再び話題に
メディアを通じて広まったことで、全国の学校で語られるようになったんですね。
まとめ
リリーさんは、悲劇的な過去を持つ霊が学校をさまよう恐怖の怪談です。
重要なポイント
- 全身に包帯を巻いた女性の霊
- トイレの鏡の前で呪文と指鳴らしで召喚
- ものすごい速さで追いかけてくる
- 「リリー去れ」と3回唱えるか学校から出ると逃れられる
- 火災で生徒を助けようとした先生の霊という説が有力
もし学校のトイレで友達が「リリーさんを呼んでみよう」と言い出しても、絶対に止めてください。
好奇心で呼び出すには、あまりにも危険な存在なのですから。
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