「狂骨(きょうこつ)」って聞いたことありますか?
名前からしてちょっと怖そうですよね。
実はこの妖怪は、日本の古い妖怪画や怪談にたびたび登場します。
「そもそも狂骨って何?」
「どんな見た目をしているの?」
「なんで人をおどかすの?」
そんな疑問を持つ人のために、この記事では
- 名前の意味
- 見た目の特徴
- 行動や性格
- 興味深い伝説
を、分かりやすく説明します。
怖い話が苦手な人も安心して読める内容ですので、ぜひ最後までお付き合いください。
名前

まず「狂骨」という名前について。
鳥山石燕は、この名前は「激しい」を意味する「きょうこつ」から来ており、その怨念の激しさが由来だ記述した。
しかし、これは石燕の言葉遊びの一種とされ、実際の名前の由来や意味については明らかではない。
姿・見た目

狂骨の見た目は、言ってしまえば「井戸から出てくるガイコツ」。
狂骨の特徴的な見た目
- 井戸の中から現れる
- (白い衣を纏った)骸骨
- 白髪が生えている
特に有名なのが、鳥山石燕の描いた浮世絵。
伝承

実は、昔の文献に狂骨の伝承はほとんど残されていません。
基本的に、狂骨の伝承は現代(平成あたりから)のものがメインとなる。
以下は、その伝承の例。
- 井戸に捨てられたガイコツが恨みを持って怨霊になった
- 井戸に落ちた人間が幽霊になり、自分の遺体を見つけてもらおうとしている
基本的には井戸で死んだ人間が死霊化したという話ですね。
まとめ
今回は、妖怪「狂骨」について
- 名前の由来
- 不気味な見た目
- 現代の伝承
を紹介しました。
狂骨は、恨みや悲しみから生まれた井戸の妖怪。
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