嵐の夜、窓の外に不気味な黒い影がうごめいているのを見たことはありませんか?
もしかしたらそれは、恐ろしい質問を投げかけてくる怪異「黒いモヤ」かもしれません。
一度この話を聞いてしまうと、1年後の悪天候の夜に現れるという、背筋が凍るような都市伝説があるんです。
この記事では、現代の怪談として語り継がれる「黒いモヤ」について、その恐ろしい特徴と伝承を詳しく解説していきます。
概要

黒いモヤは、日本の現代都市伝説に登場する怪異です。
話を聞いた人のもとに現れて、恐ろしい質問を投げかけてくる存在として知られています。
この怪異の特徴的な点は、「話を聞くと現れる」という連鎖性にあるんですね。つまり、怪談そのものが呪いのような性質を持っているということ。
黒いモヤが投げかける質問は常に同じで、「首と胴と足と、どれがいい?」というもの。この質問に答えられないと、恐ろしい結末が待っているとされています。
黒いモヤの基本情報
- 出現条件:この話を聞いてから1年後
- 出現時期:天気の悪い夜(特に嵐の夜)
- 姿:黒い煙のような不定形の存在
- 行動:部屋に侵入して天井に張り付く
- 特徴的な行為:恐ろしい質問を投げかける
都市伝説の中でも、特に「聞いただけで呪われる」タイプの怪談として、学校の怪談や口承伝承として広まっているんです。
伝承

黒いモヤの物語は、ある少女の悲劇から始まります。
恐怖の始まり
嵐の夜、海辺に住む一人の少女がいました。
その夜は特にひどい荒れ模様で、海は大荒れ。波は今にも家を飲み込みそうなほど高く押し寄せていたんです。少女は恐怖のあまり、どうにかして気を紛らわそうとしていました。
そんな時、彼女は友達から借りていたおまじないの本を思い出します。恐怖から逃れる方法が書いてあるかもしれないと、必死でページをめくっていきました。
黒いモヤの出現
少女が本を読んでいると、ふと窓の外に目をやりました。
すると、電柱のあたりに黒い煙のようなものが漂っているのが見えたんです。それはまるで生き物のように動いていて、徐々に家に近づいてきました。
黒いモヤは窓をすり抜けて部屋に入ってくると、天井に張り付きました。そして、不気味な声で少女に問いかけたのです。
「首と胴と足と、どれがいい?」
悲劇的な結末
少女は突然の出来事に何も答えることができませんでした。
恐怖で声も出せず、ただ震えているだけ。すると黒いモヤは、少女の首と胴と足を切断してしまったのです。
翌朝、少女は無残な姿で発見されました。
呪いの連鎖
ここからが本当に恐ろしい部分なんです。
この話を聞いてしまった人は、1年後の天気の悪い夜に黒いモヤが現れるというんです。そして同じ質問を投げかけてくる。
「首と胴と足と、どれがいい?」
この質問にどう答えればいいのか、正解は誰も知りません。答えなければ少女と同じ運命をたどるかもしれないし、答えたとしても何が起こるか分からない。
伝承のバリエーション
地域によって、黒いモヤの話には若干の違いがあります。
- おまじないの本の内容:本に「首と胴と足と、どれがいい?」という文章が書かれていたという説
- 出現までの期間:1年後ではなく、49日後や100日後という説
- 対処法:質問に「全部いらない」と答えると助かるという説(ただし確証はない)
まとめ

黒いモヤは、現代の都市伝説の中でも特に恐ろしい存在です。
重要なポイント
- 聞いただけで呪われる連鎖型の都市伝説
- 嵐の夜に現れる黒い煙状の怪異
- 「首と胴と足と、どれがいい?」という恐怖の質問
- 答えられないと切断されるという残酷な結末
- 1年後の悪天候の夜に現れるとされる
- 正しい答えや対処法は誰も知らない
この話の恐ろしさは、聞いてしまった時点で逃げられないという点にあります。都市伝説として語り継がれる中で、恐怖の連鎖が続いていくんですね。
もしかしたら、この記事を読んでしまったあなたのもとにも、1年後の嵐の夜、黒いモヤが現れるかもしれません。その時、あなたはどう答えますか?


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