【地面を這う恐怖の追跡者】妖怪「コツコツババア」とは?その姿・特徴・伝承を分かりやすく解説!

神話・歴史・伝承

深夜の高速道路や線路で、突然「コツコツ」という不気味な音が聞こえてきたら、あなたはどうしますか?

それはもしかすると、上半身だけの老婆が肘をついて追いかけてくる「コツコツババア」かもしれません。

車でも振り切れないほどの猛スピードで追いかけてくる、現代の都市伝説として語り継がれる恐ろしい妖怪なんです。

この記事では、高速道路や線路に現れる恐怖の追跡者「コツコツババア」について、その不気味な姿や特徴、背後にある悲しい伝承を詳しくご紹介します。

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概要

コツコツババアは、高速道路や線路、深夜の道路などに現れる現代妖怪の一つです。

最も恐ろしいのは、上半身だけしかない老婆の姿をしているということ。胸から下の部分が完全に失われた状態で、肘を地面について「コツコツ」と音を立てながら移動するんです。

この妖怪の特徴をまとめると:

コツコツババアの基本情報

  • 出現場所:高速道路、線路、深夜の道路
  • 姿:上半身のみの老婆(胸から下がない)
  • 移動方法:肘を地面について這うように進む
  • 速度:時速20~100km以上(車でも追いつかれる)
  • 危険度:追いつかれると死んでしまうという

地域によって「コツコツバアサン」や「コツコツおばけ」とも呼ばれていて、特に三重県や東京郊外などで目撃談が報告されています。

伝承

恐怖の高速追跡

コツコツババアの最も恐ろしい点は、その異常なスピードなんです。

若いカップルが高速道路をドライブしていると、バックミラーに映る奇妙な影。振り返ると、上半身だけの老婆が肘をついて「コツコツ」と音を立てながら、車と同じスピードで追いかけてくるという話があります。

時速100キロで走る車にも余裕で追いつき、中には「時速120キロで並走された」という証言も。まさに人間離れした速度で追いかけてくるんですね。

悲劇的な起源

実はコツコツババアには、悲しい過去があるといわれています。

踏切事故の犠牲者説

  • 深夜の踏切で電車に轢かれた老婆の霊
  • 事故で胸から下を失って亡くなった
  • その無念から、上半身だけで現世をさまよっている

三重県の伝承では、実際にその地域の踏切で起きた鉄道事故が元になっているという話も。亡くなった老婆の無念の思いが、このような恐ろしい姿となって現れているのかもしれません。

唯一の弱点

でも、コツコツババアにも弱点があるんです。

それは直角に曲がることができないということ。

肘で地面を這うような移動方法のせいか、急な方向転換ができないらしく、もし追いかけられた時は:

  1. 思い切って直角に曲がる
  2. コツコツババアは曲がれずに直進してしまう
  3. その隙に逃げることができる

この弱点を知っていれば、万が一遭遇しても助かる可能性があるというわけですね。

地域別の目撃談

東京郊外の中学校
ある中学校の裏道で、午後4時4分頃になると「コツコツ」という音が聞こえてくるという。振り返ると上半身だけの老婆が追いかけてくるという話が生徒の間で語り継がれています。

肘から先だけの亜種
地域によっては、肘から先だけが現れる「コツコツおばけ」という別バージョンも。こちらも踏切に現れるといわれ、小さいながらも不気味な存在として恐れられています。

まとめ

コツコツババアは、現代の都市伝説として語り継がれる恐怖の追跡妖怪です。

重要なポイント

  • 上半身だけの老婆が肘をついて高速移動
  • 高速道路や線路に出現する現代妖怪
  • 時速100km以上で追いかけてくる
  • 追いつかれると死んでしまう危険性
  • 直角に曲がれないという弱点がある
  • 踏切事故で亡くなった老婆の霊という説

深夜の高速道路や線路で「コツコツ」という音が聞こえたら、それはコツコツババアかもしれません。

もし遭遇してしまったら、慌てずに直角に曲がって逃げることを忘れないでください。

現代社会の交通事故の悲劇が生み出した、悲しくも恐ろしい都市伝説なのかもしれませんね。

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