葬儀の夜、突然空から炎に包まれた巨大な猫のような化け物が舞い降り、故人の遺体を奪い去っていく…
これが「火車(かしゃ)」という妖怪の恐ろしい姿です。
この記事では、炎をまとう猫の妖怪「火車」について、その正体から現代への教訓まで、詳しく解説していきます。
名前

「火車(かしゃ)」は、死者の魂や遺体を奪い去る妖怪です。
名前の由来は、「火の車」と書いて「かしゃ」と読み、まさに炎に包まれた車のような存在という意味が込められています。
基本情報
- 名称:火車(かしゃ)
- 登場地域:日本各地
名前の由来
「火車」という名前は、地獄の獄卒「火の車」からきています。
姿・見た目
火車は、地域によって姿が異なりますが、共通するイメージは以下の通りです:
基本的な外見
- 二又の猫や鬼のような姿
- 炎をまとっている
- 雷や黒い雲を伴って、空から現れることもある
火車をキャシャと呼んでいる地域では、女性の姿をしている。
特徴

火車の最大の特徴は、死体を盗みに来ること。
特徴
- 生前に悪行を行った者の葬式に現れる
- 死者の遺体を棺桶から奪う
- 時に、墓を掘り起こし、その死体を食べることも
対処法
火車に遺体を奪われための対処法は3つある。
- 葬式を2回行い、1回目の棺桶に石をつめておく
- 遺体の上にカミソリや刀を置く
- 棺桶に「火車には食わせん!」と2〜3回唱える
上記3つの方法が有効だとされている。
一番は生前に悪行をしないことかもしれませんがね。
まとめ
火車は、ただ恐ろしいだけの妖怪ではありません。
重要なポイント
- 炎をまとった猫や鬼
- 葬式で死者を奪いにくる
- 正しい対処法で防げる
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