韓国神話とは?建国神話からシャーマニズムの口伝神話まで徹底解説

神話・歴史・文化

韓国神話と聞いて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。熊が人間の女性に変身する檀君神話を知っている方は多いかもしれませんが、実は韓国の神話世界はそれだけにとどまりません。天から降りてきた神々の子孫が王国を建てる壮大な建国神話から、巫女(ムーダン)たちが歌い継いできた創世の物語まで、韓国神話は驚くほど多彩で奥深いんです。

この記事では、韓国神話の全体像を「文献神話」と「口伝神話」の二つの系統に分けて、それぞれの代表的な物語や特徴をたっぷりご紹介します。


スポンサーリンク

韓国神話の二大系統:文献神話と口伝神話

韓国神話は大きく分けて 「文献神話(문헌신화)」「口伝神話(구전신화)」 の二つに分類されます。

文献神話は、主に13世紀の歴史書『三国遺事(삼국유사)』や12世紀の『三国史記(삼국사기)』などに記録された神話のことです。その大部分は「建国神話(건국신화)」、つまり古代王朝の始祖がいかにして国を建てたかを語る物語になっています。

一方の口伝神話は、文献に記録されず、主に巫俗(ムソク、韓国のシャーマニズム)の儀礼の中で巫女たちが歌い継いできた神話です。韓国語では「本解き(본풀이、ボンプリ)」と呼ばれ、神々の来歴を語る歌として現在も伝承が続いています。

韓国民族文化大百科事典によれば、韓国の神話は「建国神話」「氏族神話」「村落神話」「巫俗神話」の四つの系統に分けられ、いずれも「創始者の本解き」、つまり何かの始まりを語る物語であるという共通点を持っています。

では、それぞれの代表的な神話を詳しく見ていきましょう。


文献神話①:檀君神話(단군신화)――朝鮮民族の始まりの物語

韓国神話の中で最も有名で、韓国人なら誰もが知っている物語がこの檀君神話です。古朝鮮(고조선)の建国を語る、朝鮮民族全体の起源神話として位置づけられています。

あらすじ

天帝・桓因(ファニン、환인)の息子である桓雄(ファヌン、환웅)は、人間の世界に強い関心を持っていました。父から天符印(チョンブイン)と呼ばれる三つの神器を授けられた桓雄は、風・雨・雲をつかさどる三人の神と3000人の従者を率いて、太伯山(テベクサン)の頂にある神聖な樹木「神檀樹」の下に降り立ちます。

桓雄は農事、疾病、善悪の裁きなど、人間の生活に関わるあらゆることを司り、地上を治めていました。

そこに、洞窟に住む虎(ホランイ)と熊(コム)がやって来て、人間になりたいと願います。桓雄は二頭にヨモギ一束とニンニク20個を与え、「これを食べて百日間、日の光を見ずに洞窟で過ごせば人間になれるだろう」と告げました。

虎は途中で耐えきれず洞窟を飛び出してしまいましたが、熊は辛抱強く耐え続け、21日目に美しい女性に変身しました。これが熊女(ウンニョ、웅녀)です。

桓雄は熊女と結婚し、二人の間に生まれた男の子が 檀君王倹(タングン・ワンゴム、단군왕검) です。『三国遺事』によると、檀君は堯帝の即位から50年目にあたる年に平壌城に都を開いて古朝鮮を建国し、1500年もの間、国を治めたとされています。

一次資料と成立時期

この神話が文献として初めて記録されたのは、高麗時代の僧・一然(イリョン)が1280年代に編纂した『三国遺事』です。同書は『魏書』と『古記(コギ)』を引用元として挙げていますが、現存する中国の史書には檀君に該当する記述が確認されていません。

ほぼ同時期の1287年に書かれた李承休(イ・スンヒュ)の漢詩『帝王韻紀(チェワンウンギ)』にも類似の記述があり、この二つが檀君神話に関する最古の資料とされています。

檀君神話の意味するもの

この神話にはいくつかの重要な象徴が読み取れます。

桓雄・虎・熊はそれぞれ「主権」「軍事」「豊穣」の機能を代表するという解釈があり、これはインド・ヨーロッパ系神話に見られる「社会的三機能体系」との類似が指摘されています。また、熊を神聖視する信仰はシベリアのツングース系諸民族に広く見られ、檀君神話と北方ユーラシアの熊祖神話との深い関連が研究者の間で論じられています。

韓国では開天節(10月3日)として、檀君による建国を祝う祝日が設けられています。かつては紀元前2333年を元年とする「檀君紀元」が1961年まで公式に使用されていました。


文献神話②:朱蒙神話(주몽신화)――高句麗を建てた弓の名手

高句麗(고구려)の建国を語る朱蒙(チュモン)神話は、檀君神話と並ぶ韓国の代表的な建国神話です。母子の絆、英雄の冒険、そして建国という要素が詰まったドラマチックな物語として知られています。

あらすじ

天神・解慕漱(ヘモス、해모수)は天から地上に降り、河伯(ハベク、水の神)の娘・柳花(ユファ、유화)と出会い結ばれます。しかし河伯は怒り、柳花を追い出してしまいます。

東扶余(トンブヨ)の金蛙王(クムワワン)に保護された柳花に、太陽の光が不思議と追いかけてくるようになり、やがて柳花は大きな卵を産みます。

金蛙王は不気味に思い、卵を野原に捨てましたが、動物や鳥たちが卵を守り続けます。割ろうとしても割れず、結局柳花のもとに返されました。卵からは一人の男の子が生まれ、弓の腕前が並外れていたことから「朱蒙(チュモン)」と名付けられます。朱蒙は韓国語で「弓の名手」を意味する言葉です。

朱蒙の才能を妬んだ金蛙王の王子たちが命を狙うようになると、母・柳花の助けを借りて朱蒙は東扶余を脱出します。追っ手に追い詰められ川に阻まれた朱蒙が「私は天帝の孫、河伯の外孫だ」と叫ぶと、魚や亀が浮き上がって橋を作り、見事に川を渡り切りました。

南へ旅を続けた朱蒙は、紀元前37年に卒本(チョルボン)の地で高句麗を建国します。朱蒙は後に紀元前19年に天に昇って戻らなかったとされ、息子の瑠璃(ユリ)が王の鞭を遺体の代わりとして葬儀を行いました。

一次資料

朱蒙神話に関する最古の資料は、414年に建てられた 広開土王碑(クァンゲトワンビ) です。碑文には「始祖鄒牟王は天帝の子であり、母は河伯の娘である」と記されています。これは高句麗の人々自身が残した同時代の史料として非常に重要です。

このほか、『三国史記』と『三国遺事』にもより詳しい記述があります。また、1世紀(80年頃)に王充が著した中国の文献『論衡(ロンヘン)』にも扶余の建国神話として類似の物語が記録されており、朱蒙神話の古い形が確認できます。

百済建国とのつながり

朱蒙神話は百済(ペクチェ)の建国ともつながっています。『三国史記』によると、朱蒙の最初の妻の子・瑠璃が太子に立てられたことで、現地の妻の子であった沸流(ピリュ)と温祚(オンジョ)は南へ向かい、温祚が紀元前18年に百済を建国したとされています。


文献神話③:朴赫居世神話(박혁거세신화)――新羅誕生の物語

新羅(シルラ、신라)の建国を語る朴赫居世(パク・ヒョッコセ)神話は、北方系の檀君・朱蒙神話とは異なる「南方系」の建国神話として分類されています。

あらすじ

慶州(キョンジュ)地域の六つの村の長老たちが、国を治める王が必要だと話し合っていたところ、蘿井(ナジョン)という井戸のそばに不思議な光が輝いているのを見つけます。近づいてみると、白い馬がひざまずいて何かを守っていました。馬が去った後には、大きな赤い卵が残されていました。

卵を割ると、中から光り輝く美しい男の子が現れます。この子は東泉(トンチョン)の水で沐浴させると体から光を放ち、鳥や獣が踊り、天地が震動したといいます。人々はこの子を赫居世(ヒョッコセ)と名付け、紀元前57年に新羅の初代王として推戴しました。

赫居世には不思議な妻が現れます。閼英(アリョン、알영)という名の女性で、龍の脇腹から生まれたとされています。二人は「二聖(イソン)」と呼ばれ、新羅の礎を築きました。

北方系と南方系の違い

檀君や朱蒙の神話が「天の男神と地の女性の結合から王が生まれる」パターンであるのに対し、赫居世の神話は「天から降りてきた物体(卵)から王が生まれ、王自身が地上の女性と結婚する」というパターンになっています。

研究者はこの違いを、古代朝鮮半島における北方系文化と南方系文化の差異の反映と見ています。北方系では天から降臨した存在が父となるのに対し、南方系では地域の首長たちの合意によって王が迎えられるという形式で、政治的な権力の成り立ちの違いが投影されているとも解釈されています。


文献神話④:首露王神話(수로왕신화)――伽耶の黄金の卵

金官伽耶(クムグァンガヤ)の建国を語る首露王(スロワン)神話もまた、南方系建国神話の代表例です。

あらすじ

紀元42年、伽耶地域の九つの村の長老と民衆が亀旨峰(クジボン)という丘に集まり、歌を歌っていると、天から赤い布に包まれた金の箱が降りてきます。箱を開けると、太陽のように輝く六つの黄金の卵が入っていました。

翌日、卵から六人の男の子が生まれ、そのうちの最初に生まれた子が首露と名付けられ、金官伽耶の王となります。残りの五人はそれぞれ別の伽耶の国の王となりました。

首露王にはインドのアユタ国(阿踰陀国)から海を渡ってやって来た許黄玉(ホ・ファンオク)という女性が妻として迎えられます。この外来の王妃という要素は、伽耶が海上交易で栄えた国であったことを反映しているとも考えられています。


文献神話⑤:三姓神話(삼성신화)――済州島・耽羅国の建国

済州島(チェジュド)にもまた独自の建国神話が伝わっています。

あらすじ

太古の昔、済州島の漢拏山(ハルラサン)の北麓にある穴から、高乙那(コウルラ)、良乙那(ヤンウルラ)、夫乙那(プウルラ)の三人の神人が現れました。三人は狩猟をしながら暮らしていましたが、ある日、東の海から木箱が流れ着きます。

箱の中には碧浪国(ピョルランググク)の王の使者と三人の美しい娘、そして五穀の種と家畜が入っていました。三神人はそれぞれ娘を娶り、種を蒔いて家畜を育て、耽羅国(タムラグク)を建国しました。

この神話は、首露王神話と同様に外部からの文化的要素の流入を語っており、済州島の歴史における海洋交易の重要性を反映しているとされています。三神人が大地から「湧き出た」という点は、天から降臨する他の建国神話とは対照的で、地母神信仰との関連が指摘されています。


口伝神話①:創世神話(창세신화)――天と地が分かれた物語

韓国神話の興味深い特徴の一つに、建国神話は古くから文献に記録されてきたのに対し、天地創造を語る創世神話は18世紀以降にようやく記録されるようになったという点があります。これは、儒教を重視した朝鮮王朝時代に建国神話ばかりが保存され、口承の創世神話が周縁に追いやられていたためだと考えられています。

咸鏡南道(ハムギョンナムド)の「創世歌」

1923年に民俗学者・孫晋泰(ソン・ジンテ)によって採録された「創世歌(チャンセガ)」は、現在知られている中で最も古い創世神話です。咸鏡南道の巫女・金双乃里(キム・サンドリ)が語ったこの歌によると、太初には天と地が混じり合った状態でした。創世の神ミルク(弥勒に由来する名前)が天と地を引き離し、太陽と月を二つずつ配置して世界を創りました。

済州島の「天地王本解き」

済州島では「天地王本解き(チョンジワン・ボンプリ)」という創世神話が伝わっています。天地王の二人の息子、大別王(テビョルワン)と小別王(ソビョルワン)が太陽と月を一つずつ射落とし、この世とあの世を分けた物語です。

ここで注目すべきは、善なる兄・大別王がズルをした弟・小別王に騙されてあの世の王になり、小別王がこの世の王になったという結末です。この世に悪が存在する理由を「ずるい者がこの世を支配しているから」と説明するこの構造は、世界各地の創世神話にも見られるモチーフです。


口伝神話②:バリ公主(바리공주)――捨てられた姫の冥界めぐり

バリ公主(バリデギ、바리데기とも呼ばれる)の物語は、韓国全土でほぼすべての巫俗儀礼に登場する、最も広く知られた巫俗神話の一つです。

あらすじ

あるところに王と王妃がいましたが、生まれる子はすべて娘ばかり。七番目にまた娘が生まれたとき、怒った王はその赤子を捨ててしまいます。これがバリ公主(「捨てられた姫」の意)です。

やがて王と王妃が重い病に倒れ、あの世にある生命の花と水を手に入れなければ助からないことがわかります。六人の姉はみな恐れて行こうとしませんでしたが、かつて捨てられたバリ公主が名乗り出て、冥界への旅に出発します。

数々の試練を乗り越え、生命の花と水を手に入れたバリ公主は両親のもとに戻り、見事に父母を蘇らせました。その後、バリ公主は死者の魂をあの世へ導く神となったとされています。

バリ公主とシャーマニズム

この神話は、韓国シャーマニズムにおける巫女(ムーダン)の起源を語る物語でもあります。バリ公主は「この世とあの世を行き来できる最初の存在」として、巫女たちの祖神に位置づけられています。死者を弔う儀礼「鎮魂巫祭(チノギグッ)」では、この物語が歌われ、死者の魂があの世へ安らかに旅立てるよう導く役割を果たしています。


口伝神話③:帝釈本解き(제석본풀이)――豊穣と生命の神々

帝釈本解き(チェソク・ボンプリ)は、バリ公主と並んで韓国全土に広く分布する巫俗神話です。子どもの誕生や豊穣をつかさどる帝釈神(チェソクシン)の来歴を語ります。

あらすじの概要

多くのバージョンに共通するのは、ある娘が超自然的な力を持つ僧侶(もともとは天の神であったと考えられている)によって身ごもり、三つ子を出産するという筋書きです。生まれた三つ子はそれぞれ穀物の神、つまり帝釈神となります。

この神話は高句麗の朱蒙神話と多くの構造的な類似点を持っており、古代の建国神話が巫俗の中で変容しながら伝承されてきた可能性が研究者によって指摘されています。詩人の李奎報(イ・ギュボ、1168~1241年)は、高句麗の建国神話が書かれた形と口頭で語られる形の両方で知られていたと記しています。


韓国神話に登場する主要な神々

韓国神話には個性豊かな神々が登場します。主な神々をまとめてみましょう。

神名(韓国語)読み方役割・説明
桓因(환인)ファニン天帝。最高神。仏教の帝釈天と同一視されることもある
桓雄(환웅)ファヌン桓因の子。天から降臨し地上を治めた
檀君(단군)タングン古朝鮮の建国者。桓雄と熊女の子
解慕漱(해모수)ヘモス天神の子。太陽神とされ、高句麗建国に関わる
柳花(유화)ユファ河伯の娘。朱蒙の母。太陽の光により朱蒙を身ごもる
朱蒙(주몽)チュモン高句麗の始祖。弓の名手。東明聖王とも呼ばれる
ハヌニム(하느님)至高神。「天」を意味するハヌルに敬称ニムを付けたもの
天地王(천지왕)チョンジワン創世神話に登場する天と地の支配者
ミルク(미륵)創世神話の創造神。弥勒に由来するが、仏教の弥勒とは異なる存在
ソクカ(석가)創世神話でミルクに対抗するトリックスター的な神
バリ公主(바리공주)バリゴンジュ巫祖神。死者の魂を導く女神
三神ハルミ(삼신할미)サムシンハルミ出産をつかさどる神。子どもの誕生を守る
ソルムンデハルマン(설문대할망)済州島の創世女神。巨人の老婆として語られる
自請妃(자청비)チャチョンビ済州島の農業神。穀物の種を人間にもたらした

韓国神話の特徴:他の神話とどこが違う?

韓国神話にはいくつかの独特な特徴があります。

まず 「天孫降臨」のモチーフが非常に強い ことが挙げられます。ほぼすべての建国神話において、王の正統性は「天との結びつき」によって保証されています。これは日本の天孫降臨神話やモンゴルのテングリ信仰とも共通する、北東アジアに広く見られるパターンです。

次に、 「変身」と「試練」が繰り返し現れる という点があります。熊が人間に変わる檀君神話、卵から英雄が生まれる朱蒙神話、そして冥界をめぐるバリ公主の物語など、存在の変容と苦難の克服が韓国神話の中心的テーマの一つになっています。

また、 韓国の神々は常に人間世界と関わる ことも特徴的です。韓国学中央研究院の解説によると、韓国の神話には「神々だけの世界」を描いた物語はほとんど存在しません。神々は人間と関わり、人間のために何かを創出するときにだけ登場する存在なのです。

そして、 人間から神への変身 も韓国神話の重要な要素です。建国神話では王が死後に神になるパターンが多く見られますが、巫俗神話ではさらに多くの人間が試練を経て神になります。バリ公主のように、与えられた課題を遂行し別の世界を旅することで、人間が新たな存在へと変わっていくのです。


韓国神話の一次資料(文献一覧)

韓国神話を知る上で重要な文献資料を整理しておきましょう。

文献名成立時期著者主な内容
広開土王碑(광개토왕비)414年高句麗王室朱蒙神話に関する最古の記録
『三国史記』(삼국사기)1145年金富軾(キム・ブシク)三国時代の建国神話を比較的事実本位に記録
『三国遺事』(삼국유사)1280年代一然(イリョン)檀君神話の最古の記録。仏教説話や伝承を多数収録
『帝王韻紀』(제왕운기)1287年李承休(イ・スンヒュ)漢詩形式で檀君神話を記録
『東国通鑑』(동국통감)1485年朝鮮王朝編纂檀君即位を紀元前2333年とする説の根拠

口伝神話については、20世紀に入ってから本格的な採録が始まりました。1923年の民俗学者・孫晋泰による「創世歌」の記録が最初期のものとして知られ、1960年代以降は金烈圭(キム・ヨルギュ、1932~2013年)、玄容駿(ヒョン・ヨンジュン、1931~2016年)、徐大錫(ソ・テソク、1942年生まれ)らの研究者が精力的にフィールドワークを行い、巫俗神話の体系的な収集と研究が進められてきました。


まとめ

韓国神話の世界は、文献に記録された壮大な建国神話と、巫女たちが歌い継いできた口伝の創世・巫俗神話という二つの柱で成り立っています。

ポイントを整理すると、以下のようになります。

  • 檀君神話は13世紀の『三国遺事』が最古の文献記録で、朝鮮民族全体の起源を語る最重要神話
  • 建国神話は「北方系(天孫降臨型)」と「南方系(卵生型)」の二つのパターンに大別される
  • 巫俗神話は巫女による口承で現在も伝えられており、「バリ公主」「帝釈本解き」が全国的に分布
  • 創世神話は主に済州島と咸鏡南道の周縁部に豊かに残されている
  • 韓国の神々は常に人間世界と関わり、人間が神になるという変身のモチーフが重要

韓国神話はギリシャ神話や日本神話と比較すると知名度こそ高くないかもしれませんが、北方ユーラシアの熊信仰やシャーマニズムの伝統を色濃く残す独自の世界観は、世界の神話の中でもきわめて興味深い位置にあります。ドラマや映画、ゲームなどの現代コンテンツでもこれらの神話が頻繁にモチーフとして使われていますから、韓国の物語を楽しむときにもきっと役立つはずです。


参考情報

関連記事

(※公開時に自サイト内の関連記事を確認し、内部リンクを設定してください)

  • 日本神話に関する記事がある場合 →(内部リンク)
  • ギリシャ神話に関する記事がある場合 →(内部リンク)
  • 中国神話に関する記事がある場合 →(内部リンク)

この記事で参照した情報源

一次資料(原典)

  • 『三国遺事』(一然著、1280年代成立)― 檀君神話・朱蒙神話・赫居世神話・首露王神話の最古の文献記録。韓国国宝第306号
  • 『三国史記』(金富軾著、1145年成立)― 三国時代の建国神話を事実本位に記録した正史
  • 広開土王碑(414年建立)― 高句麗の人々自身による朱蒙神話の最古の記録

学術資料・百科事典

参考になる外部サイト

コメント

タイトルとURLをコピーしました