「一反木綿(いったんもめん)」と聞いて、どんな姿を思い浮かべますか?
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』で見た人も多いかもしれませんね。
ふわふわ空を飛ぶ白い布の妖怪――それが一反木綿です。
でも、「本当に怖い妖怪なの?」と疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、
- 名前の意味と由来
- 独特な見た目
- 行動や性格の特徴
- 昔から伝わる伝承
を分かりやすく紹介します。
名前
まず「一反」とは、布の長さの単位です。
「一反(いったん)」とは約10メートルほどの長い布のこと。
「木綿(もめん)」は素材の名前で、柔らかくて軽い布です。
つまり「一反木綿」とは、10メートルほどの白い木綿の布。これがそのまま妖怪の名前になっているんですね。
姿・見た目

一反木綿の見た目はとてもシンプル。
一反木綿の姿
- 真っ白な布のような姿
- 長さは約10メートルほど
特徴
一反木綿は、見た目は地味だけど、行動はとても危ない存在です。
性格・行動のポイント
- 夜に空を飛び、人にまとわりつく
- 顔や首に巻きついて、窒息死させる
- 人間に巻きついて空に飛び上がることもある
夜に現れ、人間に危害を与える妖怪。
伝承

一反木綿は、鹿児島県に伝わる妖怪です。
とある昔話
- ある人が帰り道に一反木綿に遭遇
- 一反木綿が首に巻きついてきて、男は苦しむ
- 男はとっさに脇刺しを抜き、一反木綿を切り付ける
- すると、一反木綿は逃げていった
- 男が自分の手を見ると、血がついていた
まとめ
今回は、妖怪「一反木綿」について
- 名前の由来(長さ10メートルの布)
- 布のようなシンプルな姿
- 巻きついてきて窒息死させる行動
- 鹿児島に伝わる昔話
を紹介しました。
一反木綿は、シンプルだけどとっても危ない妖怪。
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