日本神話に登場するイシコリドメ。
彼女ははどのような神なのでしょうか?
この記事では、イシコリドメを簡単に解説します。
イシコリドメとは

イシコリドメは、日本神話で八咫鏡を製作した金属加工の女神。
『古事記』では伊斯許理度売命、『日本書紀』では石凝姥命または石凝戸辺と表記される。
名前の意味
イシコリ(石凝)は、「鋳型に溶鉄を流し込んで固めること」を表しています。(諸説あり)
系譜
イシコリドメは、アメノヌカドの子。
アメノヌカドは、鏡造部にゆかりのある神。
神格
イシコリドメには、次の神格がある。
- 金属加工
- 鍛治
鏡造りや祭具にも関連があります。
神話

イシコリドメは、次の神話に登場する。
- 天岩戸隠れ:アマテラスが天岩戸に引き籠った時、彼女を引っ張り出すために八咫鏡を製作した。
- 天孫降臨:地上に降り立つ天孫ニニギに同行した。
神社
イシコリドメは、鉄鋼・金物業者・産業開発などの神徳がある。
- 鞴神社(大阪府大阪市)
- 中山神社(岡山県)
- 鏡作坐天照御魂神社(奈良県磯城郡)
- 岩山神社(岡山県新見市)
まとめ
イシコリドメは、八咫鏡を作った金属加工・鍛治の女神。
天岩戸隠れに登場し、アマテラスを引っ張り出すために八咫鏡を作る。
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