【見てはいけない石像】石女(いしおんな)とは?恐怖の都市伝説を徹底解説

神話・歴史・伝承

学校の帰り道、ふと目に入ったピンク色の傘を差した石像。
でも、その顔をよく見ようとしたあなたは、ちょっと待ってください。
それはもしかしたら、見てはいけない恐怖の石像「石女(いしおんな)」かもしれません。

この記事では、現代の学校怪談として語り継がれる石女について、その不気味な姿や恐ろしい伝承を分かりやすくご紹介します。

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概要

石女(いしおんな)は、現代の学校怪談や都市伝説として知られる怪異です。

常光徹編著『みんなの学校の怪談 緑本』に千葉県から投稿された話として収録されており、比較的新しい時代に生まれた妖怪・怪異といえるでしょう。「うまずめ」とも読むことがありますが、この怪異に関しては別の意味とは無関係とされています。

石女は、その名前の通り石でできた女性の姿をした存在なんです。ただの石像かと思いきや、見る人によって表情が変わったり、見た人に災いをもたらしたりする恐ろしい力を持っているとされています。

現代の子どもたちの間で語り継がれる怪談の中でも、特に「見てはいけない」という禁忌が強調される点が特徴的です。

姿・見た目

石女の外見は、一見すると普通の石像に見えるかもしれません。でも、よく見ると明らかに異様な特徴があるんです。

石女の不気味な特徴

  • ピンク色の傘を差している女性の石像
  • 顔には目も眉も鼻もない
  • 真っ赤な口だけがぽっかりと開いている
  • 時々、額から血が流れていることがある
  • 時々、口元が笑っていることがある

この姿を想像してみてください。目も鼻もない、のっぺらぼうのような顔に、真っ赤な口だけがある石像。しかも、ピンク色の傘という一見可愛らしいアイテムを持っているところが、逆に不気味さを増しているんですね。

石像なのに血を流したり表情が変わったりするという点も、この怪異の恐ろしさを物語っています。

伝承

石女にまつわる恐怖の伝承は、見た人に起こる災いの内容によって段階があるんです。

石女を見てしまった時の恐怖

1. 額から血が流れているのを見た場合
石女の額から血が流れているところを見てしまうと、その人は高熱を出して寝込んでしまうといわれています。原因不明の高熱に苦しむことになるんですね。

2. 口元が笑っているのを見た場合
石女の口元が笑っているところを見た人も、同じように高熱に苦しんで寝込むことになります。石像が笑うというだけでも十分恐ろしいのに、それを見ただけで病気になってしまうなんて怖いですよね。

3. 最も恐ろしいパターン
石女が額から血を流しながら、同時に口元が笑っている状態。これを見てしまうと、最悪の事態が起こります。

なんと、石女が家までやってきて、見た人を真っ赤な口で食べてしまうというんです。

逃げることはできない

この伝承で最も恐ろしいのは、石女からは絶対に逃げられないという点です。

全速力で走って家に逃げ帰っても、石女は必ずその人の家にやってきます。どんなに遠くても、どんなに隠れても、見てしまった人のところに現れるんですね。

だからこそ、「石女を見かけても、決してその顔を見てはいけない」という警告が語り継がれているわけです。

現代の学校怪談として

石女の話は、特に小中学生の間で「見てはいけないもの」として語り継がれています。

  • 学校の帰り道にある不気味な石像
  • 公園の片隅にひっそりと立つ女性像
  • 廃墟になった建物の庭にある古い石像

こうした場所にある石像が「実は石女かもしれない」という恐怖を生み出しているんです。

まとめ

石女は、現代の都市伝説として子どもたちの間で語り継がれる恐怖の怪異です。

重要なポイント

  • ピンク色の傘を差した女性の石像という特異な姿
  • 目・鼻・眉がなく、真っ赤な口だけという不気味な顔
  • 額から血を流したり、口が笑ったりする変化する石像
  • 見た人に高熱という災いをもたらす
  • 最悪の場合は家まで追いかけてきて食べられる
  • 絶対に逃げられないという恐怖
  • 千葉県から投稿された現代の学校怪談

石女の伝承は、「見てはいけないもの」への好奇心と恐怖が入り混じった、現代ならではの怪談といえます。もし街中でピンク色の傘を差した石像を見かけたら、顔を見ないようにそっと通り過ぎるのが賢明かもしれませんね。

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