学校からの帰り道、ふと後ろを振り返ると、青ざめた顔の少女がこちらを見つめていたら…あなたはどうしますか?
思わず走って逃げたくなるかもしれません。
でも、それこそが最悪の選択なんです。
この記事では、逃げれば逃げるほど恐ろしい結末が待っている都市伝説「彷徨少女」について、その特徴と伝承を詳しくご紹介します。
概要

彷徨少女(ほうこうしょうじょ)は、学校の下校時に現れるとされる少女の姿をした怪異です。
この都市伝説は、花子さん研究会が編集した『トイレの花子さん』という本に収録されています。北海道の中学生から投稿された体験談がもとになっているそうです。
彷徨少女の基本情報
- 出現場所:学校からの帰り道
- 出現時間:下校時
- 姿:セーラー服を着た少女
- 特徴:顔が真っ青に青ざめている
- 行動:子どもたちを追いかける
学校の怪談として知られる「トイレの花子さん」と同じ本に載っていることからも分かるように、彷徨少女は子どもたちの間で語り継がれてきた現代の怪異なのです。
伝承

彷徨少女に追いかけられたらどうなる?
彷徨少女の恐ろしさは、逃げることで状況が悪化するという点にあります。
普通の怪異なら、走って逃げれば助かりそうなものですよね。
でも、彷徨少女は違うんです。
恐怖の連鎖
- 下校中の子どもの前に、青ざめた顔の少女が現れる
- 少女は子どもを追いかけ始める
- 怖くなった子どもは走って逃げる
- 走り続けているうちに、見知らぬ場所に迷い込む
- 二度と家に帰れなくなる
走って逃げ続けていると、いつの間にか行ったこともない知らない場所に入り込んでしまうというのです。
そして最も恐ろしいのは、その場所から永久に出られなくなるということ。
文字通り「彷徨う」ことになってしまうわけですね。
なぜ「走って逃げる」のがダメなのか
この伝承が教えてくれているのは、恐怖に駆られて無我夢中で逃げること自体が危険だということかもしれません。
パニックになって走り続けると、自分がどこにいるのか分からなくなってしまう。
現実世界でも、山で遭難した人が焦って歩き回るうちに、どんどん深みにはまっていくという話がありますよね。
彷徨少女の伝承は、そうした「恐怖による判断力の喪失」を怪異という形で表現しているのかもしれません。
まとめ
彷徨少女は、逃げれば逃げるほど恐ろしい結末が待つ、北海道発祥の学校怪談です。
重要なポイント
- 下校時に現れるセーラー服姿の少女
- 青ざめた顔で子どもたちを追いかける
- 走って逃げ続けると見知らぬ場所に迷い込む
- 一度迷い込むと永久にそこを彷徨うことになる
- 『トイレの花子さん』に収録された北海道の中学生からの投稿が出典
もし学校の帰り道で、背後に不気味な気配を感じたら…走らずに落ち着いて行動することが大切なのかもしれませんね。


コメント