【日本神話】ホデリ(海幸彦)とは?

神話・歴史・伝承

日本神話に登場するホデリ(海幸彦)。

彼はどのような神なのでしょうか?

この記事では、ホデリを簡単に解説します。

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ホデリ(海幸彦)とは

ホデリ(海幸彦)は、「海幸山幸」伝説に登場する神。

火照命(ほでりのみこと)と表記される。


名前の意味

ホデリの名前は、火が燃え盛ったり、稲穂が赤く熟しているのを意味する。


系譜

関係神名
曽祖母天照大神(太陽神)
祖父アメノオシホミミ(天忍穂耳命)
ニニギノミコト(天孫降臨の神)
コノハナサクヤヒメ(桜の女神)
ホスセリノミコト、ヒコホホデミ(山幸彦)

神格

ホデリには、次の神格がある。

  • 稲穂
  • 穀霊

神話

ホデリが登場する神話が「海幸山幸」伝説で、彼は海幸彦と呼ばれる。

  1. 末弟・ホオリ(山幸彦)と、兄・ホデリ(海幸彦)が道具を交換
  2. ホオリは兄の釣り針を失くしてしまう
  3. 兄・ホデリは激怒し、弟が剣を砕いて代わりの釣り針を1000個作っても決して許さない
  4. ホオリは、兄の釣り針を探すために海の底へ向かう
  5. 海神ワタツミの宮殿で歓迎され、海神の力で釣り針を見つけてもらう
  6. 娘・トヨタマヒメと結ばれ、海の底に3年間滞在する
  7. 釣り針を返してもらい、地上に戻る際に潮の満ち引きを操る力と呪力を授かる
  8. ホオリは授かった力で兄ホデリを倒した後、地上の王となる

弟に敗北したホデリは、ホオリに服従すると誓います。


まとめ

ホデリ(海幸彦)は、「海幸山幸」伝説に登場する神。

弟が釣り針を無くしたことを決して許さなかったのが原因で弟に征され服従することになる。

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