【雨の日に子どもを引きずる恐怖の女…】都市伝説「ひきこさん」とは?その姿・見た目・特徴・伝承をやさしく解説!

神話・歴史・伝承

雨の日の下校時、誰もいないはずの後ろから「ズルズル」という何かを引きずる音が聞こえてきたら…振り返ってはいけません。

それは、白い着物を着た背の高い女性が、子どもを引きずりながら歩いている「ひきこさん」かもしれないからです。

2000年代初頭からインターネットで広まり、全国の子どもたちを震え上がらせた恐怖の都市伝説。

この記事では、雨の日に現れる怪異「ひきこさん」について詳しくご紹介します。

スポンサーリンク

ひきこさんってどんな都市伝説?

ひきこさんは、雨の日に子どもを引きずりながら歩く女性の怪異です。

2000年代初頭にインターネット掲示板で目撃談が広まり始め、2003年にテレビ番組で紹介されたことで全国的に有名になりました。
特に学校周辺や通学路で目撃されることが多く、女子中学生を狙うという話もあるんです。

本名は「森妃姫子(もりひきこ)」という美しい少女だったとされ、学校でのいじめが原因で怪異になったという悲しい背景があります。

「ひきずり女」という別名でも呼ばれ、現代の学校怪談の代表的な存在となっているんですね。

いじめの被害者が怪異となって子どもを襲う…その恐ろしい姿とは?

姿・見た目

ひきこさんの異様で恐ろしい外見

ひきこさんの姿は、一度見たら忘れられない恐怖の姿をしています。

ひきこさんの身体的特徴

  • 身長:非常に背が高い(異常なほど)
  • :白っぽい長い髪が雨に濡れている
  • 服装ボロボロの白い着物
  • :ひどい傷跡がある
  • :つり上がっている
  • 耳元まで裂けている(口裂け女のよう)
  • :異常に長い、強靭な握力

最も恐ろしいのは、彼女が必ず何かを引きずっていること。
それは人形のように見えて、実は子どもの死体だという話もあります。

雨に濡れた白い着物と、引きずる音が不気味な雰囲気を作り出しているんです。

顔の傷は生前のいじめでついたもので、その恨みが怪異となった原因ともいわれています。

こんな恐ろしい姿の女性が、どんな行動をとるのでしょうか?

特徴

ひきこさんの恐怖の行動パターン

ひきこさんには、特徴的な出現条件と行動があります。

出現する条件

  • 雨の日(必ず雨が降っている)
  • 下校時や放課後の時間帯
  • 学校周辺や通学路
  • 人通りの少ない場所

ひきこさんの行動

  1. ゆっくりと近づく
    • ズルズルという引きずる音
    • 濡れることを厭わない
  2. 子どもを見つけると追いかける
    • すごいスピードで走る
    • 長い手で掴んだら離さない
  3. 恐怖の質問
    • 私の顔は醜いか?」と問いかける
  4. 答えによる結果
    • 否定→一瞬喜ぶが連れ去られる
    • 肯定→激怒して連れ去られる

対処法はあるの?

ひきこさんから逃れる方法がいくつか伝えられています。

伝わる対処法

  • 鏡を見せる(自分の顔を嫌うため)
  • 問いかけに対して「引っ張るぞ!引っ張るぞ!」と叫ぶ
  • いじめられっ子は襲われない
  • ナマケモノのぬいぐるみを差し出す

ただし、これらの方法が本当に効くかは分かりません。

一番の対処法は、雨の日は一人で歩かないことかもしれませんね。

なぜ森妃姫子は、ひきこさんになってしまったのか…その悲しい過去とは?

伝承

ひきこさんの悲しい過去と広まった経緯

ひきこさんには、怪異になる前の悲しい物語があります。

森妃姫子の悲劇

生前の姿

  • 背が高く成績優秀
  • 顔も可愛く心優しい
  • 先生からも可愛がられていた

悲劇の始まり

  • 妬みによる激しいいじめを受ける
  • 足に重傷を負わされる
  • 顔にも大きな傷をつけられる
  • 引きこもりになってしまう

最期

  • 学校近くの交差点で交通事故に遭う
  • 死後、怨霊となって現れるように

名前の「森妃姫子(もりひきこ)」を逆から読むと「ひきこもり」になることから、引きこもりへの偏見が都市伝説の背景にあるという説もあるんです。

インターネットでの拡散

2003年4月15日、インターネット掲示板に詳細な目撃談が投稿されました。

有名な目撃談の内容

  • 雨の日の交差点で目撃
  • 白い着物の女性が赤いワンピースの少女を引きずっていた
  • 振り返って笑いながら近づいてきた
  • 恐怖で逃げ出した

この投稿をきっかけに、全国から似たような目撃談が寄せられるようになりました。テレビや雑誌でも取り上げられ、2003年以降は全国的な都市伝説として定着したんです。

他の都市伝説(100円ばばあ、血を吸う桜など)と同じ地域で語られることも多く、現代の学校怪談の一つとして恐れられています。

まとめ

ひきこさんは、いじめの悲劇が生んだ現代の恐怖の都市伝説です。

重要なポイント

  • 雨の日に現れる女性の怪異
  • ボロボロの白い着物を着た背の高い女性
  • 子どもを引きずりながら歩く
  • 口が耳まで裂けている恐ろしい顔
  • 私の顔は醜いか?」と問いかけてくる
  • 質問の答えに関わらず、連れ去って引きずっていく
  • 本名は「森妃姫子(もりひきこ)
  • いじめが原因で怪異化した悲しい過去
  • 2003年から全国的に有名になった
  • 鏡を見せると逃げるという対処法

ひきこさんの物語は、いじめの恐ろしさと、その傷が消えないことを教えてくれる都市伝説といえるでしょう。

雨の日、もし後ろから引きずる音が聞こえても…

決して振り返らないでくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました