[ギリシャ・ローマ神話]プシュケーとは?

神話・歴史・伝承

どうも、ちょげ(@chogetarou)です。

「プシュケーって何者?」
「プシュケーについて知りたい」
この記事では、ギリシャ・ローマ神話のプシュケーを紹介します。

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プシュケーとは

プシュケーは、ギリシャ・ローマ神話に登場するとある国の王女です。

プシュケーは、とても美しい女性で、愛と恋の神エロース(あるいはクピードー)の妻です。

プシュケーは、元々は人間でしたが、後に女神となります。

また、プシュケーには、エロース(あるいはクピードー)との恋物語が残されています。

名前の意味

プシュケーという名前は、古代ギリシャ語で「魂」を意味します。

神話

ギリシャ神話での物語を紹介します。

ローマ神話では、エロースはクピードー(キューピッド)、アフロディーテがウェヌス(ヴィーナス)になります。

とある国には、三人の王女がいて、その末娘プシュケーはとても美しい女性でした。

プシュケーの美しさは、美の女神アフロディーテをしのぐほどと言われるようになった。

アフロディーテは、自分をしのぐというプシュケーの評判に激怒し、エロースに「彼女を最も卑しい男と結婚させろ」と命じた。

エロースは、アフロディーテの命に従い、プシュケーに恋の矢を射ようとした。

だが、クピードは、誤って自分の指を矢で傷つけてしまい、プシュケーに恋してしまった。

プシュケーは、彼女に見合う男がいなかった為になかなか結婚できずにいた。

プシュケーの親は、娘を心配し、神託を求めたところ、「花嫁衣装を着させて山の上に置け」と告げられた。

プシュケーの親は、神託通りに娘を山の上に置いていった。

しばらくすると、西風(ゼピュロス)が吹き、プシュケーはエロースの宮殿に運ばれた。

プシュケーが宮殿に入ると、誰かは分からない声が聞こえ、彼女を案内した。

エロースと語らうが、彼の姿を見ることはなかった。

夜になると、プシュケーの元に何者かが現れて、彼女と語らった。

実は、声の主と語らった者は、エロースだったが、彼はプシュケーに決して姿を見せず、正体を教えなかった。

プシュケーとクピドーが出会った後、プシュケーは、幸せに暮らしていた。

ある日、プシュケーは、エロースの反対を押し切り、宮殿に姉妹を招いた。

プシュケーの姉妹は、彼女が住まう宮殿の豪奢さにひどく嫉妬した。

姉妹たちは、プシュケーをそそのかして、彼女に夫を殺害させようとした。

プシュケーは、姉妹たちの言葉にそそのかされ、カミソリを持って、エロースの寝室に入った。

プシュケーは、眠っているエロースの姿に見惚れて、彼の顔をもっと見ようと覗き込んだ。

その時、プシュケーの持っていた蝋燭のロウがエロースに垂れ、彼はロウの熱さの痛みで目覚めた。

目覚めたエロースは、ことの事情を察してプシュケーに激怒し、彼女の元から飛び去った。

プシュケーは、自分のしたことを後悔し、もう一度エロースに会おうと、彼の母アフロディーテを訪ねた。

アフロディーテは、プシュケーの浅ましさを侮辱し、彼女に試練を与えた。

プシュケーは、殻類の山を選分けや生命の汲んでくるといった難題を乗り越え、ペルセポネーから美の箱を受け取り持ってくるという試練を課せられた。

プシュケーは、なんとか冥府に行き、ペルセポネーか美の箱を受け取ることに成功した。

あとは箱を地上に持って帰るだけだったのだが、プシュケーは、帰り道で好奇心に負けて、美の箱を開けてしまった。

すると、箱から霧が出てきて、プシュケーは、たちまち深い眠りについてしまった。

傷が癒えたエロースは、飛んでる途中で、眠っているプシュケーを見つけた。

まだプシュケーに恋していたエロースは、恋の矢を使って、プシュケーを目覚めさせた。

エロースは、ゼウスたちに頼み、プシュケーとの結婚を許可してもらった。

この時、アフロディーテもプシュケーを許した。

その後、プシュケーは神酒で女神となり、エロースと結婚した。

文献によって物語の内容が変わることがあります。

まとめ

プシュケーは、とある国の美しい王女で、愛と恋の神クピードー(キューピッド)の妻です。

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