[ギリシャ神話]ヘパイストスと椅子

神話・歴史・伝承

どうも、ちょげ(@chogetarou)です。

鍛治の神ヘパイストスには、椅子を作り、復讐を果たす神話があります。

この記事では、ヘパイストスと椅子に関する神話を紹介します。

スポンサーリンク

海に落とされた神

ヘパイストスは醜く、両足が曲がっていた。

ヘラは、自分が産んだヘパイストスの醜い姿に怒り、彼を天から投げ落とした。

ヘパイストスは、奇跡的に海(オケアノス)に落ち、テティスとエウリュノメーに助けられた。

ヘパイストスは、テティスとエウリュノメーに9年間海底の洞窟で育てられ、この間に鍛治の技術を身につける。

ヘパイストスの誕生には、諸説ある。

登場した神の記事:

テティスとは?どんな女神?

母への復讐

ヘパイストスは、自分にひどい仕打ちをした母へ復讐しようと考えた。

ヘパイストスは、黄金の魔法の椅子を作り、母ヘラに贈った。

ヘラは、見事な椅子に喜び、椅子に座ってみた。

すると、ヘラは、魔法の椅子に拘束され、身動きできなくなる。

ヘラは助けを求め、駆けつけた神々が彼女を助けようとするが、誰もヘラを助けることはできなかった。

困った神々は、ヘパイストスを呼び、ヘラを解放させた。

こうして、ヘパイストスは、母への復讐を果たした。

身動きできなくなったヘラは、デュオニュソスに助けられたという説もある。

その説では、デュオニュソスは、ヘパイストスを酔わせて、ヘラを解放させた。

まとめ

ヘラは、息子のヘパイストスが醜かったことに怒り、彼を海に落とした。

ヘパイストスは、奇跡的に助かった後、座ったものを拘束する椅子を作り、母であるヘラに復讐した。

コメント

タイトルとURLをコピーしました