[ギリシャ神話]アトラスとは?どんな神?

神話・歴史・伝承

どうも、ちょげ(@chogetarou)です。

「アトラスってどんな神?」
「アトラスの神話を知りたい」
という人に向けて、この記事では、ギリシャ神話のアトラスを紹介します。

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アトラスとは

アトラスは、天を支える巨人です。

アトラスは、イアペトスとクリュメネーの息子で、プロメテウスやエピメテウスらの兄弟です。

天を支える理由

アトラスは、ティタノマキアでゼウスたちと敗北します。

ゼウスは、負けたアトラスに天を支える罰を与えました。

こうしてアトラスは、天を支える巨人となりました。

子供

アトラスには、次の子がいます。

  • プレイアデス
  • へスペリデス
  • ヒュアデス
  • ディオーネー
  • ヒュアース
  • へスペロス
  • カリュプソー

ヘラクレスの神話

エウリュステウスは、ヘラクレスにへスペリデスの園から黄金のリンゴをとってくる試練を課した。

へスペリデスの園に人間が立ち入ることを禁じられており、ヘラクレスが黄金のリンゴをとってくることは困難でした。

そこでヘラクレスは、ヘスペリデスの父であり、天を支え続けるアトラスの元に行った。

ヘラクレスは、黄金のリンゴを欲しいとアトラスに相談した。

アトラスは、リンゴを取ってくるので、自分の代わりに天を支えることをヘラクレスに頼んだ。

そして、ヘラクレスはアトラスの代わりに天空を支えることになり、アトラスは、ヘラクレスの力に驚きながらヘスペリデスの園から黄金のリンゴを持ってきた。

アトラスは、リンゴを渡す際、ヘラクレスに天を支える罰を肩代わりさせようとした。

しかし、ヘラクレスは、とっさに機転を利かせて、アトラスを騙し、彼に再び天を支えさせた。

その後、ヘラクレスは、黄金のリンゴをエウリュステウスに届け、無事試練を乗り越えた。

黄金のリンゴが人の手にあることは許されません。

エウリュステウスに届けられたリンゴは、アテナが回収しました。

ペルセウスの神話

ペルセウスは、ゴルゴンのメデューサを退治した後、天を支えるアトラスに出会った。

アトラスは、ゼウスの息子がへスペリデスの園のリンゴを盗むという警告を受けていた。

アトラスは、ゼウスの息子ペルセウスを警戒し、彼を追い払おうとした。

ペルセウスは、アトラスの態度に激怒し、メデューサの首でアトラスを石に変えた。

その後、石化したアトラスが、アトラス山脈になったとされた。

メデューサには、見たものを石化させる力があります。

ペルセウスは、メデューサ退治後、彼女の石化させる力を何度も利用しています。

警告されたリンゴを盗むゼウスの息子は、ヘラクレスのことです。

ヘラクレスとペルセウスは、どちらもゼウスの息子だったので、アトラスは勘違いしてしまったのです。

アトラスとペルセウスの神話には諸説あり、アトラスが天空を支えるのに耐えられなくなり、ペルセウスに石化してくれと頼んだとする話もあります。

まとめ

アトラスは、ゼウスから天空を支える罰を受けた巨人です。

アトラスは、ヘラクレスとペルセウスの神話に登場します。

ペルセウスの神話の最後では、アトラスは、石化され、アトラス山脈になります。

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