「この話を聞いたら、三日後の夜に迎えに来る」
そんな恐ろしい噂を聞いたことはありませんか?
学校の怪談には、聞いただけで呪われてしまうという話がいくつか存在します。
その中でも特に有名なのが、交通事故で亡くなった女の子「えみこちゃん」の話なんです。
この記事では、話を聞くだけで現れるという学校の怪談「えみこちゃん」について、その伝承と対処法を詳しくご紹介します。
概要

えみこちゃんは、日本の学校で語り継がれる怪談の一つです。
「この話を聞いた人のところに現れる」という、とても珍しいタイプの怪異なんですね。
他の学校の怪談と違って、特定の場所や時間に現れるわけではありません。話を聞いてしまった人のところに、三日後の夜に必ず訪れるとされています。
この話は『わたしの学校の七不思議』(マイバースデイ編集部編)に収録されており、学校の怪談として広く知られるようになりました。
話を広めること自体が呪いを伝染させる仕組みになっているため、「聞かせてはいけない話」として恐れられてきたんです。
伝承

えみこちゃんの話は、次のような内容になっています。
事故の経緯
かつて、えみこちゃんという名前の女の子がいました。
ある日、車に乗っているとき、友達とお菓子を半分こして分けていたんです。楽しい時間を過ごしていたその瞬間、突然交通事故が起きてしまいました。
運悪く、えみこちゃんだけが亡くなってしまったのです。
しかも、友達と半分こしたお菓子を食べる前に死んでしまったため、楽しみを奪われたまま亡くなってしまいました。
現れるタイミング
この話を聞いた人のところには、三日後の夜にえみこちゃんが現れます。
枕元に立って「えみこちゃん」と自分の名前を呼ぶのだそうです。そして、話を聞いた人をあの世に連れていってしまうとされています。
対処法
えみこちゃんに連れていかれないようにするには、明確な方法があります。
お菓子を半分にして枕元に置いておくことです。
具体的には以下のようなお菓子が効果的とされています。
対処に使えるお菓子の例
- せんべい
- チョコレート
- その他、半分に割れるお菓子
えみこちゃんは、生前に食べられなかったお菓子への未練を持っているため、半分こしたお菓子を供えることで、成仏してくれるという考え方なんですね。
この怪談の特徴
えみこちゃんの話には、いくつかの特徴的な要素があります。
この怪談の重要な要素
- 話を聞くだけで呪われる:特定の場所に行く必要がない
- 三日後に現れる:猶予期間がある
- 対処法が明確:お菓子を供えれば防げる
- 連鎖する呪い:話を広めることで呪いが広がる
「話を聞くだけで呪われる」という設定は、実際の口承文化における話の伝播をうまく利用した仕掛けになっています。聞いた人が恐怖から他の人に話すことで、怪談が自然と広がっていくんです。
まとめ
えみこちゃんは、話を聞くだけで現れるという珍しいタイプの学校の怪談です。
重要なポイント
- 交通事故で亡くなった女の子の霊
- お菓子を食べる前に死んでしまった未練を持つ
- 話を聞いた人のところに三日後の夜に現れる
- 半分に割ったお菓子を枕元に置くことで対処できる
- 話を広めること自体が呪いを伝播させる仕組み
- 『わたしの学校の七不思議』に収録されている
もしこの話を聞いてしまったら、念のため寝る前にお菓子を用意しておくといいかもしれませんね。


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