今回は、中世ヨーロッパの伝説に登場する不思議な怪物「コカトリス」についてお話しします。
コカトリスはニワトリとヘビの合体モンスター
コカトリスの外見は、一言で言うと「ニワトリとヘビの合体モンスター」です。
コカトリスの特徴的な姿
- トサカのある鶏の頭
- ヘビや胴体
- ヘビやトカゲなどの尻尾
- 大きな羽、時にはコウモリのような翼
恐ろしい力

ここが、コカトリスの最も恐ろしいところです!
コカトリスが恐れられた最大の理由は、相手を石にする能力です。
コカトリスの恐ろしい能力
- 石化 → 見たり触れたりした相手を一瞬で石に変える
- 猛毒
- 即死 → 石化ではなく見た相手を即死、息を吹きかけた相手を即死させるという話もある
見たり触れたりした相手を石化もしくは即死させる。
現代だと、石化の方がイメージが強いかもしれません。
生まれ方

「ニワトリの卵から生まれる」の奇妙な話
- ニワトリが卵を産む
- 卵を蛇あるいはヒキガエルが温め始めた
- 卵からコカトリスが生まれてきた
バジリスク
面白いのは、コカトリスがバジリスク(Basilisk)と深い関係があることです。
どちらも「にらまれると死ぬ」「毒の力で敵を倒す」など、似た特徴を持つため、しばしば混同されてきました。
さらに伝説では、バジリスクは「トサカのあるニワトリの卵をヘビが温めたときに生まれる」と言われていて、コカトリスと類似している。
まとめ
コカトリスについて、いかがでしたか?
今回のおさらい
- バジリスクと深い関係がある怪物
- ニワトリとヘビの合体モンスターの姿
- 視線で石化(あるいは即死)させる恐ろしい能力を持つ
- ヘビがニワトリの卵を温めて生まれるという奇妙な誕生秘話
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