中古車を買おうと思って試乗したら、誰もいないはずの後部座席から「そこは私の席よ」という声が聞こえてきた…なんて話、信じられますか？
日本の都市伝説の中でも、特に身近で恐ろしいのが「中古車の怪（ちゅうこしゃのかい）」です。
事故で亡くなった元の持ち主の霊が、今でも車に取り憑いているという話は、中古車市場が発展した現代ならではの怪談として語り継がれています。
この記事では、買ってはいけない呪われた車「中古車の怪」について、その恐ろしい特徴や実際に語られている伝承を分かりやすくご紹介します。
概要
中古車の怪（ちゅうこしゃのかい）は、事故車や事故死した人の車にまつわる現代の都市伝説です。
この怪談の特徴は、単なる幽霊話ではなく、実際に中古車市場で起こりうる不安を反映している点なんですね。
事故で亡くなった人の車が修理されて、何事もなかったかのように売られているという現実。そこに霊的な要素が加わることで、より恐怖感が増すわけです。
中古車の怪の基本パターン
- 事故死した元の持ち主の霊が車に残っている
- 格安で売られているが、買い手がつかない
- 試乗すると怪奇現象が起きる
- 購入後も不幸が続く
興味深いのは、この都市伝説が全国各地で似たような形で語られていることです。
地域によって細部は違いますが、「事故車」「女性の声」「格安価格」というキーワードは共通しているんです。
伝承
「私の席」の怪
最も有名な中古車の怪は、試乗中に聞こえる女性の声の話です。
ある女性が交通事故で亡くなり、その車は修理されて中古車として売りに出されました。
でも、この車には恐ろしい秘密があったんです。
試乗での恐怖体験
お客さんが運転席に座ると：
- 「そこは私の席よ。座らないでください」と女性の声が聞こえる
- 振り返っても誰もいない
- バックミラーに一瞬、女性の姿が映る
- 急にハンドルが重くなる
こんな体験をした人たちは、当然ながら購入をやめてしまいます。
結果として、その車はいつまでも売れ残り、店の片隅でほこりをかぶっているそうです。
呪いの高級車
もっと恐ろしいのが、買った人全員が同じ死に方をするという高級車の話なんです。
ある中古車販売店に、驚くほど安い値段で高級車が出ていました。
状態も良く、すぐに買い手がつくんですが、なぜか短期間でまた同じ車が売りに出されるんです。
恐怖の連鎖
調べてみると恐ろしい事実が判明しました：
- 初代オーナー：運転中の事故で首を切断されて死亡
- 2代目オーナー：同じく首を切断される事故で死亡
- 3代目オーナー：またも首を切断される事故で死亡
つまり、この車を買った人は全員、まったく同じ死に方をしているということなんです。
販売店もさすがにこれはおかしいと気づき、その車は二度と売りに出されなくなったといいます。
白いソアラの伝説
特定の車種にまつわる怪談もあります。
白いソアラ（トヨタの高級クーペ）は、都市伝説界では有名な呪われた車として知られているんです。
この車の特徴：
- 必ず事故を起こす
- 夜中に勝手にエンジンがかかる
- 誰も乗っていないのにクラクションが鳴る
- 売却しようとすると必ず何か悪いことが起きる
見えない同乗者
購入後に起きる怪奇現象も報告されています。
ある男性が格安の中古車を購入したところ、こんなことが起き始めたそうです。
日常的な怪奇現象
- ラジオが勝手に特定の周波数に変わる
- エアコンから腐敗臭がする
- 助手席のシートベルトが勝手に締まる
- 夜中に車内から話し声が聞こえる
最終的にこの男性は、お祓いをしてもらったものの効果がなく、結局その車を廃車にしたといいます。
まとめ
中古車の怪は、現代社会の不安を反映した都市伝説として、今も語り継がれています。
重要なポイント
- 事故で亡くなった人の霊が車に宿るという恐怖
- 格安価格には理由があるという警告
- 試乗時の「私の席」という声が最も有名
- 購入者が同じ死に方をする呪いの高級車
- 特定車種（白いソアラなど）にまつわる伝説
中古車を購入する際、あまりにも安い車には注意が必要かもしれません。
もし試乗中に違和感を感じたり、説明のつかない現象に遭遇したら…それは中古車の怪かもしれませんね。
現実的には事故歴の確認や車両状態のチェックが大切ですが、この都市伝説は「安すぎる話には裏がある」という教訓も含んでいるのかもしれません。
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