[ギリシャ神話]カサンドラとは?どんな人物?

神話・歴史・伝承

どうも、ちょげ(@chogetarou)です。

ギリシャ神話のカサンドラはどのような人物なのでしょうか?

この記事では、カサンドラは神話のカサンドラを紹介します。

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カサンドラとは

カサンドラは、トロイア王プリアモスとへカテの娘であり、トロイアの王女です。

彼女は、プリアモス王の娘の中で最も美しい王女です。

カサンドラは、予言の力を持ち、同時に予言を誰にも信じてもらえない呪いをかけられています。

カサンドラは、その能力と呪いにより、悲惨な運命を辿った王女です。

アポロンとの約束

アポロン

アポロンは、カサンドラに言い寄り、自分を愛してくれるならば、予言の力を与えると約束します。

カサンドラは、アポロンから約束通りに予言の力を授かります。

しかし、カサンドラは予言の力を授かった後、アポロンの愛を拒みます。

怒ったアポロンは、カサンドラの予言の能力を奪わず、予言が誰にも信じられない呪いを彼女にかけます。

その後、カサンドラは、予言の力を持ちながら、周りの人に信じてもらえず、悲惨な運命を辿ることになります。

トロイの木馬

トロイア戦争で、トロイア軍は破滅の原因になる木馬(トロイの木馬)を場内に入れようとしていました。

カサンドラは、木馬によってトロイアが破滅することを予言し、木馬を場内に入れることに反対します。

彼女の意見には、ラオコオンが賛同していました。

しかし、唯一の賛同者だったラオコオンは神によって両目を潰され、大蛇に喰われてしまいました。

賛同者を失ったカサンドラの言葉は誰にも信じてもらえず、木馬は場内に入れられました。

結果、カサンドラの予言通り木馬によってトロイアは破滅します。

ラオコオンを殺した神には諸説あり、「アテナ」「ポセイドン」「アポロン」が彼を殺した神とされることがあります。

トロイア陥落

トロイアが陥落する際、カサンドラは神殿に逃れ、アテナの神像にすがりつきました。

小アイアースはカサンドラを神像から引き離し、彼女を犯しました。

その後、カサンドラは、アガメムンの捕虜となり、ミュケナイに連れていかれました。

無事、ミュケナイに到着したのですが、アガメムンの妻クリュタイムネストラに殺されました。

クリュタイムネストラは、娘をアルテミスの生贄にされ、アガメムンを恨んでいました。

アガメムンの帰国後、クリュタイムネストラはアガメムンを殺しました。

そして、クリュタイムネストラはアガメムンと一緒にカサンドラを殺しました。

カサンドラを犯した小アイアースは、アテナの怒りをかい、溺死させられました。

まとめ

カサンドラは、トロイア王プリアモスとへカテの娘であり、トロイアの王女です。

カサンドラは、予言の力を持ち、同時に予言を誰にも信じてもらえない呪いをかけられています。

彼女は、予言と呪いによって、悲惨な運命を辿った王女です。

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