【4月の9がつく日は要注意…】学校の怪談「ブランコ小僧」とは?その特徴と恐怖の伝承を解説!

神話・歴史・伝承

放課後の学校で、一人きりでブランコをこいでいたら、突然知らない子どもが「一緒に乗ろう」と話しかけてきたら、あなたはどうしますか?

それはもしかすると、ブランコ小僧という怪異かもしれません。

特定の日にだけ現れるこの不気味な存在は、一緒にブランコに乗った子どもを消してしまうという恐ろしい伝承で知られています。

この記事では、学校の怪談として語り継がれる「ブランコ小僧」について、その特徴や伝承を詳しくご紹介します。


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概要

ブランコ小僧は、学校の校庭に現れるとされる怪異の一つです。

常光徹著『学校の怪談9』に兵庫県からの投稿として収録されており、子どもたちの間で語り継がれてきました。

この怪異の最大の特徴は、出現する日が決まっているということなんです。

普段は何も起こらない学校のブランコですが、ある特定の条件を満たした日にだけ、レインコートを着た不気味な少年が姿を現すとされています。

その条件とは「4月の9がつく日」、つまり4月9日、19日、29日の3日間だけ。

なぜこの日なのかは分かっていませんが、「9」という数字がこの怪異にとって重要な意味を持っているようです。


伝承

ブランコ小僧の姿

ブランコ小僧は、レインコートを着た子どもの姿で現れます。

雨が降っていなくてもレインコートを着ているのが不気味なポイントですね。

どうやって現れるの?

ブランコ小僧が現れる流れはこうです。

  • 出現条件:4月の9がつく日(9日・19日・29日)
  • 場所:学校のブランコ
  • きっかけ:子どもが一人でブランコに乗っているとき

この条件が揃うと、どこからともなくブランコ小僧が現れて「一緒にブランコに乗ろうよ」と声をかけてくるんです。

恐ろしい結末

ブランコ小僧の誘いに乗ってしまうと、恐ろしいことが起こります。

一緒にブランコをこぎ始めると、ブランコ小僧は回数を数えているかのように揺れ続けます。

そして運命の分かれ目は9回目のスイング

  • 9回目に前へ揺れた場合 → 子どもは消えてしまう
  • 9回目に後ろへ揺れた場合 → 何も起こらず無事

つまり、生き残れるかどうかは完全に運任せということなんです。

前に揺れるか後ろに揺れるかは自分では選べませんから、一度誘いに乗ってしまったら、あとは祈るしかありません。

なぜ「9」なのか?

この怪談では「9」という数字が繰り返し登場します。

  • 4月の9がつく日
  • 9回目のスイング

日本では「9」は「苦」に通じる不吉な数字とされてきました。

ブランコ小僧の伝承にも、この数字への恐怖心が反映されているのかもしれません。


まとめ

ブランコ小僧は、特定の日にだけ学校に現れる不気味な怪異です。

重要なポイント

  • 4月の9がつく日(9日・19日・29日)にだけ出現する
  • レインコートを着た子どもの姿をしている
  • 「一緒にブランコに乗ろう」と誘ってくる
  • 9回目のスイングで前に揺れると消えてしまう
  • 後ろに揺れた場合は無事に済む
  • 兵庫県発祥の学校の怪談として『学校の怪談9』に収録

もし4月の9がつく日に、放課後の校庭で見知らぬ子どもに話しかけられたら…その誘いには乗らないほうが賢明かもしれませんね。

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