誕生石一覧|1月から12月までの宝石と石言葉を徹底解説【2021年改訂版】

神話・歴史・伝承

「自分の誕生石って何だろう?」「プレゼントに誕生石のジュエリーを贈りたいけど、どんな意味があるの?」

そんな疑問を持ったことはありませんか?

誕生石とは、1月から12月までの各月に割り当てられた宝石のこと。自分の生まれ月の石を身につけると、幸運をもたらすと古くから信じられてきました。

実は2021年12月、日本では63年ぶりに誕生石が改訂され、新たに10種類の宝石が追加されたのをご存じでしょうか。これにより、日本の誕生石は全部で29種類になりました。

この記事では、最新版の誕生石一覧を月ごとにわかりやすくご紹介します。それぞれの宝石が持つ石言葉や意味、歴史的なエピソードまで詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。


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誕生石とは?

誕生石は、1月から12月の各月に対応する宝石です。自分の生まれた月の宝石を身につけることで、その石が持つパワーを得られ、幸運が訪れると古くから信じられてきました。

誕生石の持つ意味

誕生石には、それぞれ「石言葉」と呼ばれる象徴的な意味が込められています。たとえば、1月のガーネットには「真実」「友愛」、4月のダイヤモンドには「永遠の絆」「純潔」といった意味があるんです。

誕生石は以下のようなシーンでよく選ばれています。

  • お守りやラッキーアイテムとして
  • 誕生日プレゼントとして
  • 婚約指輪や結婚記念日の贈り物として
  • 出産祝いや成人のお祝いとして

なぜ誕生石を身につけるの?

誕生石を身につける習慣には、いくつかの理由があります。

まず、自分の誕生月に対応した特別な宝石というパーソナルな価値があること。そして、古代から伝わる「守護石」としての役割も大きいでしょう。

現代では科学的な根拠はないものの、自分だけの特別な宝石を持つことで気持ちが前向きになったり、お守りとして心の支えになったりする効果は確かにあります。


誕生石の歴史と起源

誕生石の歴史は非常に古く、その起源には諸説あります。

聖書に記された12の宝石

誕生石の原型とされるのは、旧約聖書『出エジプト記』に登場するイスラエルの大祭司アロンの胸当てです。この胸当てには12種類の宝石がはめ込まれ、それぞれがイスラエルの12部族を象徴していたとされています。

また、新約聖書『ヨハネの黙示録』には、聖都エルサレムの城壁の土台を飾る12種類の宝石についての記述もあります。これらの聖書の記述が、現代の誕生石の基礎になったと考えられているんです。

ポーランドから世界へ

誕生石を身につける習慣が始まったのは、18世紀頃のポーランドとされています。当時、ポーランドに移住したユダヤ人の宝石商たちが、各月に対応する宝石を広めていきました。

彼らは20世紀に入るとアメリカに渡り、そこでも誕生石の文化を普及させていったのです。

近代の誕生石リスト

現代の誕生石リストの基礎となったのは、1912年にアメリカ宝石商組合が制定したリストです。その後、1952年にはアメリカ宝石小売商組合などによって改訂が行われました。

日本では1958年に全国宝石商協同組合(現:全国宝石卸商協同組合)が、アメリカのリストに珊瑚翡翠を加えて制定。そして2021年12月20日、実に63年ぶりとなる改訂で10種類の新しい誕生石が追加されました。


日本の誕生石一覧【2021年改訂版】

ここからは、2021年に改訂された最新の日本の誕生石を月ごとにご紹介します。

誕生石
1月ガーネット
2月アメシスト、クリソベリル・キャッツアイ★
3月アクアマリン、珊瑚、ブラッドストーン★、アイオライト★
4月ダイヤモンド、モルガナイト★
5月エメラルド、翡翠(ヒスイ)
6月真珠(パール)、ムーンストーン、アレキサンドライト★
7月ルビー、スフェーン★
8月ペリドット、サードオニックス、スピネル★
9月サファイア、クンツァイト★
10月オパール、トルマリン
11月トパーズ、シトリン
12月タンザナイト★、ターコイズ、ジルコン★、ラピスラズリ

★印は2021年に新しく追加された誕生石です。


各月の誕生石を詳しく解説

1月の誕生石:ガーネット

基本情報

  • 和名:柘榴石(ざくろいし)
  • 石言葉:真実、友愛、忠実、勝利
  • 硬度:6.5〜7.5

どんな宝石?

ガーネットは、熟した柘榴(ざくろ)の実のような深い赤色が特徴的な宝石です。名前の由来も、ラテン語で「ザクロ」を意味する「granatus(グラナタス)」から来ています。

赤色のイメージが強いガーネットですが、実は緑、オレンジ、ピンクなど30種類以上のカラーバリエーションがあるんです。中でも緑色のデマントイドガーネットは非常に希少で、高値で取引されています。

歴史とエピソード

古代エジプトでは護符として用いられ、中世ヨーロッパでは十字軍の兵士たちが戦場でのお守りとして身につけていました。「貞節の石」とも呼ばれ、結婚18周年の記念石にも選ばれています。

欧米では、子どもが最初に手にする宝石としてガーネットを贈る習慣もあるそうです。


2月の誕生石:アメシスト、クリソベリル・キャッツアイ

アメシスト

基本情報

  • 和名:紫水晶(むらさきすいしょう)
  • 石言葉:誠実、心の平和、高貴、愛情
  • 硬度:7

どんな宝石?

アメシストは透明感のある美しい紫色が特徴の水晶です。深い紫から淡いラベンダー色まで、さまざまな色合いがあります。

名前の由来は、ギリシャ語の「amethystos(アメテュストス)」で、「酒に酔わない」という意味。古代ギリシャでは、アメシストで作った杯で酒を飲むと悪酔いしないと信じられていました。

歴史とエピソード

かつてはダイヤモンドやルビーと同じくらい希少価値の高い宝石でしたが、ブラジルで大規模な鉱脈が発見されてからは比較的手に入りやすくなりました。

日本では紫色は最も高貴な色とされ、聖徳太子が定めた「冠位十二階」でも最高位の色として使われています。結婚17周年(紫玉婚式) の記念石でもあります。

クリソベリル・キャッツアイ(2021年追加)

基本情報

  • 和名:金緑石
  • 石言葉:守護、慈愛、真実を見抜く
  • 硬度:8.5

どんな宝石?

クリソベリル・キャッツアイは、光を当てると猫の目のような一条の光の帯(シャトヤンシー効果)が現れる神秘的な宝石です。産出量が極めて少なく、非常に希少価値が高い石として知られています。

かつてイギリス王室では婚約指輪に好んで選ばれていたほど、繊細な美しさを持っています。「魔除けの力がある」「幸運を引き寄せる」とも言われ、経営者やリーダーに人気の高い宝石です。


3月の誕生石:アクアマリン、珊瑚、ブラッドストーン、アイオライト

アクアマリン

基本情報

  • 和名:藍玉(らんぎょく)
  • 石言葉:幸福、富、勇敢、沈着
  • 硬度:7.5〜8

どんな宝石?

アクアマリンは、透き通る海のような淡い青色が美しい宝石です。名前はラテン語の「aqua(水)」と「marina(海)」に由来し、まさに海の水を閉じ込めたかのような清らかな色合いが特徴です。

エメラルドと同じベリル(緑柱石)の仲間で、鉄分を含むことで青く発色します。

歴史とエピソード

ギリシャ神話では、海の精霊の宝物が岸辺に打ち上げられたものがアクアマリンとされています。古代の船乗りたちは航海の安全を祈るお守りとして船に取り付けていました。

「人魚の涙」という美しい伝説も残されています。

珊瑚(さんご)

基本情報

  • 和名:珊瑚(さんご)
  • 石言葉:長寿、幸福、聡明、確実な成長
  • 硬度:3.5〜4

どんな宝石?

珊瑚は、深海に生息する珊瑚虫の骨格から形成される有機質の宝石です。赤、ピンク、オレンジ、白など様々な色があり、中でも鮮やかな赤色(血赤珊瑚)が最も高価とされています。

日本は珊瑚の主要な産地の一つで、特に高知県沖で採れる土佐珊瑚は世界的に高い評価を受けています。

歴史とエピソード

日本では、「さんご=産後」の語呂合わせから、安産・子宝のお守りとして親しまれてきました。奈良時代に仏教とともにシルクロードから伝わったとされ、古くから日本人に愛されてきた宝石です。

珊瑚と翡翠は日本独自の誕生石で、他の国にはない特別な存在なんです。

ブラッドストーン(2021年追加)

基本情報

  • 和名:血玉(けつぎょく)
  • 石言葉:勇敢、献身、救い
  • 硬度:6.5〜7

どんな宝石?

ブラッドストーンは、深緑色の地に血のような赤い斑点模様が入った半透明の玉髄です。キリストが十字架にかけられたとき、その血が緑の石に落ちて生まれたという伝説があります。

中世の騎士たちは「戦士の守り石」として戦場でのお守りにしていました。

アイオライト(2021年追加)

基本情報

  • 和名:菫青石(きんせいせき)
  • 石言葉:自己同一性、誠実、貞操
  • 硬度:7〜7.5

どんな宝石?

アイオライトは、スミレを思わせる青紫色が美しい宝石です。最大の特徴は「多色性」で、見る角度によって青紫色、灰黄色、淡青色、無色と色が変化する神秘的な輝きを持っています。

かつてバイキングたちは、アイオライトを羅針盤代わりに使って航海したという伝説も残されています。


4月の誕生石:ダイヤモンド、モルガナイト

ダイヤモンド

基本情報

  • 和名:金剛石(こんごうせき)
  • 石言葉:永遠の絆、純潔、不屈、清浄無垢
  • 硬度:10(最高硬度)

どんな宝石?

ダイヤモンドは、すべての宝石の中で最も硬い鉱物です。地下約150km以上の深さ、1000度以上の高温環境で形成され、火山の噴火によって地表に運ばれてきます。

その圧倒的な硬さと輝きから、「永遠の愛」の象徴として婚約指輪に最も選ばれる宝石となりました。

歴史とエピソード

古代インドでは「神聖な石」として崇められ、王族の権力の象徴とされてきました。結婚60周年の「ダイヤモンド婚式」 や、結婚75周年の「ダイヤモンド・ゴールド婚式」 の記念石でもあります。

ダイヤモンドの品質は「4C」と呼ばれるカラット(重さ)、カット(輝き)、クラリティ(透明度)、カラー(色)で評価されます。

モルガナイト(2021年追加)

基本情報

  • 和名:なし(ピンクベリルとも)
  • 石言葉:優美、愛情、清純
  • 硬度:7.5〜8

どんな宝石?

モルガナイトは、エメラルドやアクアマリンと同じベリル族に属する、優しいピンク色の宝石です。アメリカの銀行家・宝石収集家のJ.P.モルガンにちなんで名付けられました。

近年は婚約指輪の選択肢としても人気が高まっており、「愛情」「優しさ」を象徴する宝石として注目されています。


5月の誕生石:エメラルド、翡翠(ヒスイ)

エメラルド

基本情報

  • 和名:翠玉(すいぎょく)、緑玉(りょくぎょく)
  • 石言葉:幸運、幸福、愛、希望
  • 硬度:7.5〜8

どんな宝石?

エメラルドは、その鮮やかな緑色から「宝石の女王」とも呼ばれる宝石です。ダイヤモンド、ルビー、サファイアと並ぶ「四大宝石」の一つに数えられています。

内部に含まれるインクルージョン(内包物)は「ジャルダン(フランス語で庭)」と呼ばれ、天然の証として評価されることもあります。

歴史とエピソード

クレオパトラが最も愛した宝石としても有名です。古代エジプトでは「神の叡智」を象徴するとされ、占星術にも使われていました。結婚55周年の「エメラルド婚式」 の記念石です。

翡翠(ヒスイ)

基本情報

  • 和名:翡翠(ひすい)
  • 石言葉:長寿、健康、徳、幸福
  • 硬度:6〜7

どんな宝石?

翡翠は、東洋で古くから珍重されてきた緑色の宝石です。日本では新潟県糸魚川市で産出され、縄文時代から勾玉などの装飾品として使われてきた、日本人にとって特別な意味を持つ石です。

2016年には「日本の国石」にも選定されました。

歴史とエピソード

中国では「玉(ぎょく)」として皇帝の象徴とされ、権力と徳を表す最高の宝石とされてきました。日本では魔除けや長寿のお守りとして親しまれています。


6月の誕生石:真珠、ムーンストーン、アレキサンドライト

真珠(パール)

基本情報

  • 和名:真珠(しんじゅ)
  • 石言葉:純潔、健康、長寿、富
  • 硬度:2.5〜4.5

どんな宝石?

真珠は、貝の体内で生成される唯一の「有機質宝石」です。アコヤ貝、白蝶貝、黒蝶貝、淡水貝などから採れ、白、ピンク、ゴールド、黒など様々な色があります。

日本は養殖真珠の技術を世界に広めた国であり、特にアコヤ真珠は「世界最高品質」と称されています。

歴史とエピソード

古代から「海の涙」「月のしずく」などと呼ばれ、神聖視されてきました。結婚30周年の「真珠婚式」 の記念石であり、冠婚葬祭すべての場面で使える万能な宝石です。

ムーンストーン

基本情報

  • 和名:月長石(げっちょうせき)
  • 石言葉:愛の予感、純粋な愛、幸運
  • 硬度:6〜6.5

どんな宝石?

ムーンストーンは、光を当てると月光のような青白い輝き(シラー効果)が浮かび上がる神秘的な宝石です。この輝きは「アデュラレッセンス」と呼ばれ、石の内部構造によって生まれます。

「恋人たちの石」とも呼ばれ、永遠の愛を象徴する宝石として人気があります。

アレキサンドライト(2021年追加)

基本情報

  • 和名:金緑石変種
  • 石言葉:高貴、情熱、秘めた思い
  • 硬度:8.5

どんな宝石?

アレキサンドライトは「変色石の王」と呼ばれる非常に希少な宝石です。太陽光の下では青緑色、白熱灯の下では赤紫色に変化するという驚くべき性質を持っています。

1830年にロシアのウラル山脈で発見され、ロシア皇帝アレクサンドル2世にちなんで名付けられました。産出量が極めて少なく、ダイヤモンドよりも高価になることもあります。


7月の誕生石:ルビー、スフェーン

ルビー

基本情報

  • 和名:紅玉(こうぎょく)
  • 石言葉:情熱、仁愛、勇気、威厳
  • 硬度:9

どんな宝石?

ルビーは、ダイヤモンドに次ぐ硬さを持つ赤い宝石です。サファイアと同じコランダムという鉱物ですが、クロムを含むことで赤く発色したものだけがルビーと呼ばれます。

最高品質のルビーは「ピジョンブラッド(鳩の血)」と呼ばれ、ミャンマー産のものが特に高く評価されています。

歴史とエピソード

古代インドでは「宝石の王」と呼ばれ、ヨーロッパでは勝利を呼ぶ石として戦士たちに愛されてきました。燃えるような赤色は情熱と活力の象徴であり、結婚40周年の「ルビー婚式」 の記念石です。

スフェーン(2021年追加)

基本情報

  • 和名:楔石(くさびいし)
  • 石言葉:永久不変、純粋
  • 硬度:5〜5.5

どんな宝石?

スフェーンは、ダイヤモンドを超える「ファイア」と呼ばれる虹色の輝きを持つ宝石です。光を受けると七色に輝く分散度の高さが最大の魅力ですが、硬度が低いためジュエリーとしての取り扱いには注意が必要です。

黄緑色から褐色まで様々な色があり、透明度の高いものほど価値が高くなります。


8月の誕生石:ペリドット、サードオニックス、スピネル

ペリドット

基本情報

  • 和名:橄欖石(かんらんせき)
  • 石言葉:夫婦の幸福、和合、平和
  • 硬度:6.5〜7

どんな宝石?

ペリドットは、オリーブグリーンの爽やかな緑色が特徴の宝石です。内部から発光しているかのような輝きを持つことから、古代エジプトでは「太陽の宝石」と呼ばれていました。

興味深いことに、ペリドットは隕石からも発見されており、宇宙から地球にもたらされた宝石とも言えます。

歴史とエピソード

クレオパトラが愛したエメラルドは、実はペリドットだったという説もあります。夜でも美しく輝くことから「イブニング・エメラルド」とも呼ばれます。

サードオニックス

基本情報

  • 和名:紅縞瑪瑙(べにしまめのう)
  • 石言葉:夫婦和合、幸せな結婚、知性
  • 硬度:6.5〜7

どんな宝石?

サードオニックスは、赤と白の縞模様が美しい瑪瑙(めのう)の一種です。古代ローマでは印章や護符として使われ、弁舌の才能を与えると信じられていました。

スピネル(2021年追加)

基本情報

  • 和名:尖晶石(せんしょうせき)
  • 石言葉:内面の充実、安全、目標達成
  • 硬度:8

どんな宝石?

スピネルは、赤、ピンク、青、紫、オレンジなど多彩な色を持つ宝石です。長い間ルビーやサファイアと混同されてきた歴史があり、イギリス王室の王冠に飾られた「黒太子のルビー」が実はスピネルだったという有名なエピソードもあります。

近年その独自の価値が認められ、誕生石に加わりました。


9月の誕生石:サファイア、クンツァイト

サファイア

基本情報

  • 和名:青玉(せいぎょく)
  • 石言葉:誠実、慈愛、真理、徳望
  • 硬度:9

どんな宝石?

サファイアは、深い青色が印象的な宝石です。ルビーと同じコランダムという鉱物で、赤以外のすべての色のコランダムがサファイアと呼ばれます。つまり、ピンクサファイア、イエローサファイア、グリーンサファイアなども存在するんです。

最高品質の青色は「コーンフラワーブルー(矢車菊の青)」と呼ばれ、カシミール産のものが特に珍重されています。

歴史とエピソード

古代ペルシャでは、空の青はサファイアの反映だと信じられていました。「誠実」の象徴として聖職者や王族に愛され、結婚23周年の「サファイア婚式」 の記念石でもあります。

イギリスのキャサリン妃の婚約指輪がブルーサファイアであることでも有名ですね。

クンツァイト(2021年追加)

基本情報

  • 和名:リチア輝石
  • 石言葉:無償の愛、純粋、可憐
  • 硬度:6.5〜7

どんな宝石?

クンツァイトは、淡いピンクからライラック色が美しい宝石です。アメリカの宝石学者ジョージ・フレデリック・クンツにちなんで名付けられました。

「無償の愛」を象徴する石として、恋愛成就のお守りに人気があります。


10月の誕生石:オパール、トルマリン

オパール

基本情報

  • 和名:蛋白石(たんぱくせき)
  • 石言葉:希望、純真無垢、幸運、歓喜
  • 硬度:5.5〜6.5

どんな宝石?

オパールは、虹色に輝く独特の光彩(遊色効果)を持つ宝石です。この輝きは「プレイ・オブ・カラー」と呼ばれ、石の内部にある微小なシリカ球の配列によって生み出されます。

オーストラリアが世界最大の産地で、世界のオパールの約95%が産出されています。

歴史とエピソード

「神の石」とも呼ばれ、古代ローマでは最も価値のある宝石とされていました。虹色の輝きから「すべての宝石の美しさを併せ持つ」と称えられています。

トルマリン

基本情報

  • 和名:電気石(でんきいし)
  • 石言葉:希望、潔白、寛大、忍耐
  • 硬度:7〜7.5

どんな宝石?

トルマリンは「虹の宝石」とも呼ばれ、赤、ピンク、緑、青、黄色、透明など、あらゆる色が存在する多彩な宝石です。一つの結晶の中に複数の色が現れる「バイカラー」や「パーティカラー」も人気があります。

熱や圧力を加えると電気を帯びる性質があることから「電気石」と名付けられました。


11月の誕生石:トパーズ、シトリン

トパーズ

基本情報

  • 和名:黄玉(おうぎょく)
  • 石言葉:友情、希望、潔白、知性
  • 硬度:8

どんな宝石?

トパーズは、透明度が高く輝きの美しい宝石です。一般的には黄金色のイメージが強いですが、実際には無色、ピンク、オレンジ、ブルーなど様々な色があります。

特に「インペリアルトパーズ」と呼ばれる黄金色からオレンジ色のものは非常に希少で、高い価値があります。

シトリン

基本情報

  • 和名:黄水晶(きすいしょう)
  • 石言葉:希望、友情、繁栄、生命力
  • 硬度:7

どんな宝石?

シトリンは、黄色やオレンジ色の水晶です。名前は柑橘類を意味するフランス語「citron(シトロン)」に由来します。

温かみのある色合いから「太陽の石」とも呼ばれ、ポジティブなエネルギーをもたらすとされています。「商売繁盛の石」としても人気があります。


12月の誕生石:タンザナイト、ターコイズ、ジルコン、ラピスラズリ

タンザナイト(2021年追加)

基本情報

  • 和名:灰簾石(かいれんせき)の変種
  • 石言葉:高貴、冷静、神秘
  • 硬度:6〜7

どんな宝石?

タンザナイトは、1967年にタンザニアで発見された比較的新しい宝石です。世界でタンザニアの一箇所でしか産出されない希少性から、「20世紀最大の発見」と呼ばれました。

ティファニー社がこの石を「タンザナイト」と名付け、世界に広めたことでも有名です。青紫色の深い輝きは「キリマンジャロの雪のたそがれ」に例えられます。

ターコイズ(トルコ石)

基本情報

  • 和名:トルコ石
  • 石言葉:成功、繁栄、旅の安全
  • 硬度:5〜6

どんな宝石?

ターコイズは、不透明な空色から緑がかった青色が特徴の宝石です。「トルコ石」という名前ですが、トルコで産出されるわけではなく、トルコ経由でヨーロッパに伝わったことに由来しています。

ネイティブアメリカンやチベットなどで、神聖な石として崇められてきました。

ジルコン(2021年追加)

基本情報

  • 和名:風信子石(ふうしんしせき)
  • 石言葉:平和、生命力、成功
  • 硬度:6〜7.5

どんな宝石?

ジルコンは、ダイヤモンドに匹敵する輝きを持つ天然石です。キュービックジルコニア(人工石)と名前が似ていますが、まったく別の天然宝石です。

無色のジルコンはダイヤモンドの代用品として使われることもありますが、青、赤、緑、黄色など様々な色があります。

ラピスラズリ

基本情報

  • 和名:瑠璃(るり)
  • 石言葉:真実、幸運、健康
  • 硬度:5〜5.5

どんな宝石?

ラピスラズリは、深い青色に金色の黄鉄鉱が散りばめられた、夜空のような美しさを持つ宝石です。古代エジプトではファラオたちが愛用し、ツタンカーメンの黄金マスクにも使われています。

日本では「瑠璃」と呼ばれ、仏教の七宝の一つとして珍重されてきました。


2021年に追加された10種類の新誕生石

2021年12月20日、全国宝石卸商協同組合によって、日本の誕生石が63年ぶりに改訂されました。追加された10種類の宝石は以下の通りです。

追加月新誕生石特徴
2月クリソベリル・キャッツアイ猫の目のような光の帯
3月ブラッドストーン緑地に赤い斑点
3月アイオライト角度で色が変わる多色性
4月モルガナイト優しいピンク色
6月アレキサンドライト光源で色が変わる変色石
7月スフェーンダイヤモンド以上の輝き
8月スピネル多彩な色、かつてはルビーと混同
9月クンツァイト淡いピンク〜ライラック色
12月タンザナイト世界で1箇所のみ産出
12月ジルコンダイヤモンドに匹敵する輝き

なぜ新しい誕生石が追加されたの?

改訂の背景には、以下のような理由がありました。

まず、アメリカではすでに誕生石として認められていた宝石を、日本でも追認したこと。そして、宝飾品の国内市場活性化という狙いもあったようです。

これにより、各月の選択肢が増え、自分の好みに合った誕生石を選びやすくなりました。


日本と海外の誕生石の違い

誕生石は国によって若干の違いがあります。

日本独自の誕生石

日本で独自に追加された誕生石は以下の2つです。

  • 3月:珊瑚(さんご) – 日本は珊瑚の主要産地
  • 5月:翡翠(ヒスイ) – 日本の国石、縄文時代から愛用

これらは日本の宝石文化を反映した、日本ならではの選定といえます。

各国共通の誕生石

興味深いことに、1月のガーネット2月のアメシストだけは、世界中でほぼ共通しています。これらは古代から「特別な力を持つ石」として認識されてきた歴史があるためでしょう。

イギリスの誕生石

イギリスでは、日本で選定されていない宝石も誕生石に含まれています。

  • 4月:水晶(クリスタル)
  • 5月:クリソプレーズ
  • 7月:カーネリアン

このように、国の文化や歴史によって誕生石の顔ぶれは少しずつ異なるんです。


誕生石の選び方とおすすめの活用法

自分用の誕生石を選ぶコツ

同じ誕生月でも複数の誕生石がある場合、どう選べばいいでしょうか?

1. 色で選ぶ
好きな色、似合う色の石を選ぶのが最もシンプルな方法です。

2. 石言葉で選ぶ
「今の自分に必要な意味」を持つ石を選ぶのもおすすめ。たとえば、新しい挑戦をしたい時は「勇気」の意味を持つ石を。

3. 予算で選ぶ
同じ月でも、ダイヤモンドとモルガナイトでは価格帯が大きく異なります。予算に合わせて選びましょう。

4. 直感で選ぶ
パワーストーンの世界では「惹かれる石には意味がある」と言われています。なぜか気になる石があれば、それを選ぶのも一つの方法です。

プレゼントにおすすめの誕生石

誕生石ジュエリーは、以下のようなシーンでのプレゼントに最適です。

  • 誕生日プレゼント – 定番中の定番
  • 婚約・結婚記念日 – 永遠の愛を象徴
  • 出産祝い – 赤ちゃんの誕生月の石を
  • 成人式・就職祝い – 大人への第一歩に
  • 結婚記念日 – 年数に応じた記念石も人気

結婚記念日の記念石

結婚記念日には、それぞれの年数に対応した記念石があります。

記念日記念石
1周年真珠(紙婚式)
5周年サファイア(木婚式)
10周年アルミニウム(錫婚式)
15周年水晶(水晶婚式)
17周年アメシスト(紫玉婚式)
18周年ガーネット(柘榴婚式)
23周年サファイア(サファイア婚式)
30周年真珠(真珠婚式)
40周年ルビー(ルビー婚式)
45周年サファイア・アレキサンドライト
55周年エメラルド(エメラルド婚式)
60周年ダイヤモンド(ダイヤモンド婚式)

誕生石のお手入れ方法

宝石を長く美しく保つためには、適切なお手入れが大切です。

基本のお手入れ

日常的なお手入れとしては、柔らかい布で優しく拭くだけで十分です。皮脂や汗が付着したまま放置すると輝きが曇ってしまうので、使用後は軽く拭いてから保管しましょう。

宝石別の注意点

水に弱い宝石

  • 真珠、オパール、ターコイズ、ラピスラズリ
  • 水洗いは避け、乾いた布で拭く

熱に弱い宝石

  • エメラルド、オパール
  • 急激な温度変化を避ける

衝撃に弱い宝石

  • エメラルド、オパール、タンザナイト
  • 他のジュエリーと分けて保管

紫外線に弱い宝石

  • アメシスト、クンツァイト
  • 長時間の直射日光を避ける

まとめ

誕生石は、単なる「誕生月の宝石」ではありません。古代から現代まで、人々の願いや祈りを込めて大切にされてきた特別な存在です。

2021年の改訂で新たに10種類が追加され、日本の誕生石は全29種類になりました。これにより、選択肢が広がり、より自分らしい誕生石を見つけやすくなったといえます。

誕生石の魅力をおさらい

  • 古代聖書に由来する3000年以上の歴史
  • 各月・各石に込められた意味と石言葉
  • お守りやラッキーアイテムとしての役割
  • 大切な人へのプレゼントに最適
  • 結婚記念日の記念石としても人気

自分の誕生石はもちろん、大切な人の誕生石を知っておくと、プレゼント選びにも役立ちます。

ぜひこの記事を参考に、あなただけの特別な一石を見つけてみてください。その宝石が、日々の生活に小さな幸せをもたらしてくれることでしょう。

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