【空から子どもをさらう巨大鳥!】UMA「ビッグバード」とは?その姿・特徴・目撃談をやさしく解説!

神話・歴史・伝承

アメリカの空を舞う巨大な影…もしその翼が8メートルもあったとしたら、あなたはどう感じるでしょうか?

1977年、イリノイ州である少年が、巨大な鳥に背中を掴まれて空中に持ち上げられるという衝撃的な事件が起こりました。その鳥の正体は「ビッグバード」—アメリカ各地で目撃される謎の巨大鳥です。

この記事では、先住民の伝説とも結びつく不思議な巨鳥「ビッグバード」について、その姿や特徴、数々の目撃談を詳しくご紹介します。

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概要

ビッグバードは、1800年代半ばから現在に至るまで、北米大陸を中心に目撃されているUMA(未確認動物)です。

その名のとおり「大きな鳥」を意味するこの生物は、アメリカ先住民の間で古くから語り継がれてきたサンダーバードと同一視されることも多いんです。

サンダーバードとは、インディアンの伝承に登場する雷や嵐を操る巨大な霊鳥のこと。この伝説の鳥と現代の目撃例が結びついて、ビッグバードは単なる未確認生物を超えた、神秘的な存在として注目されています。

目撃報告によって姿が異なるため、「ビッグバード」は特定の一種を指すのではなく、巨大な鳥型生物の総称として使われているんですね。

姿・見た目

ビッグバードの外見は、一言で言えば「巨大化した猛禽類」といった感じです。

ビッグバードの身体的特徴

  • 翼の長さ:翼を広げると3〜8メートル(目撃例によっては10メートル超)
  • 体長:2〜3メートル程度
  • 体重:推定20〜120キログラム
  • 頭部:羽毛のないコンドル型の頭
  • :S字型に曲がった首で、白いリング状の模様がある
  • 羽毛:黒や灰色といった暗色系
  • クチバシと爪:非常に鋭く、獲物を捕らえるのに適している

面白いことに、目撃情報は大きく分けて2つのタイプに分類されるんです。

一つ目は鳥類型で、こちらはワシやタカ、ハゲタカのような猛禽類に似た姿をしています。もう一つは翼竜型で、羽毛がなく、コウモリのような皮膜の翼を持ち、顔はワニに似ているという報告があります。

ちなみに、現在確認されている最大の猛禽類であるカリフォルニアコンドルでも体長は1〜1.4メートルほど。ビッグバードがいかに規格外のサイズかが分かりますね。

特徴

ビッグバードには、普通の鳥では考えられない驚異的な能力があります。

驚異的な力

専門家によると、30キログラムもの重量を掴んで飛ぶのは、通常の鳥では絶対に不可能とのこと。

それなのに、ビッグバードは人間の子どもを掴んで持ち上げたという報告が複数あるんです。この力は、現存するどの鳥類とも一線を画す特徴と言えるでしょう。

行動パターン

ビッグバードの行動には、いくつかの特徴的なパターンがあります。

主な行動特徴

  • 獰猛な性格で、人間や小動物を襲うことがある
  • 家畜を爪で掴んで空を飛んでいく目撃例もある
  • 小型飛行機(セスナ機など)に接近したり、襲ったりすることもある
  • 夜間にも活動する

危険生物として地元住民に恐れられているのも納得の攻撃性ですね。ただし、すべての目撃例で攻撃的だったわけではなく、ただ飛んでいるところを目撃されただけの事例も多くあります。

伝承

ビッグバードにまつわる伝承で最も重要なのが、サンダーバード伝説との関連です。

サンダーバード伝説

アメリカ先住民の間では、古くから雷鳥の伝説が語り継がれてきました。

サンダーバードの特徴

  • 巨大な鳥の姿をした精霊的存在
  • 雷や稲妻を操り、嵐を呼ぶ力を持つ
  • 邪悪な者や敵を懲らしめる正義の存在
  • 岩絵や遺跡の彫刻に描かれている

先住民族の遺跡に残された岩絵には、確かに巨大な鳥が描かれているんです。この伝説の鳥と、現代目撃されているビッグバードが同じものではないかという説は根強くあります。

衝撃の襲撃事件

1977年、イリノイ州の小さな町ローンディールで、忘れられない事件が起こりました。

10歳の少年襲撃事件

当時10歳だった少年が、友達と外で遊んでいたところ、突然2羽の巨大な鳥が現れたんです。そのうちの1羽が少年の背中を鋭い爪で掴み、約60センチメートルも空中に持ち上げたといいます。

少年は必死に抵抗し、なんとか解放されて無事でしたが、この事件は地域を震撼させました。目撃者の証言によると、その鳥は体長約3メートルもあったそうです。

その他の目撃例

ビッグバードの目撃は、長い年月にわたって続いています。

  • 1960〜70年代:ワシントン州やメイン州で小型飛行機が襲撃される
  • 2002年:アラスカ州のトギアク村、マノコタク村など数カ所で連続目撃され、住民がパニックに
  • 2003年:ニューハンプシャー州で写真撮影に成功
  • 2008年:モンタナ州でも撮影される

特に2003年のアラスカでの事例では、セスナ機のパイロットが「怪鳥の翼は自分の機体の翼と同じくらいで、4メートル以上はあった」と証言しているんです。

起源

ビッグバードの正体については、いくつかの仮説が提唱されています。

絶滅種の生き残り説

最も有力な説の一つが、太古の巨鳥の生き残りという考え方です。

候補となる絶滅種

  • テラトルニスコンドル:約1万年前に絶滅したとされる巨大な猛禽類
  • アルゲンタヴィス:約2000万年前に絶滅した史上最大の猛禽類

特にアルゲンタヴィスは、翼を広げると7メートルにも達したとされ、ビッグバードの目撃情報とサイズが一致するんですね。

現生種の見間違い説

一方で、より現実的な説明として、迷ったオオワシを見間違えたという説もあります。

オオワシは翼を広げると2.5メートル程度になる大型の鳥で、通常の生息域から外れて北米に現れた個体が、驚いた目撃者によって実際より大きく見えたのではないか、というわけです。

翼竜生き残り説

翼竜型のビッグバードについては、プテラノドンやランフォリンクスといった、約6600万年前に絶滅したはずの翼竜の生き残りではないかという説もあります。

ただし、この説は科学的な裏付けが難しく、可能性は低いとされています。

まとめ

ビッグバードは、現代まで続く北米最大のUMAミステリーの一つです。

重要なポイント

  • アメリカ各地で1800年代から現在まで目撃されている巨大鳥
  • 翼を広げると3〜8メートル、時には10メートル超の報告も
  • 鋭いクチバシと爪を持ち、猛禽類に似た姿
  • 人間の子どもを持ち上げるほどの驚異的な力を持つ
  • 先住民のサンダーバード伝説と結びつけられる
  • 絶滅した巨大猛禽類の生き残りという説が有力

果たしてビッグバードは、太古の巨鳥の生き残りなのか、それとも別の何かなのか。

今もなおアメリカの空のどこかを、この謎の巨鳥が舞っているかもしれませんね。

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