ベリアルとは?どんな悪魔?

神話・歴史・伝承

どうも、ちょげ(@chogetarou)です。

ベリアルは、悪魔(堕天使)のひとりです。

ベリアルは、どのような悪魔なのでしょうか?

この記事では、悪魔ベリアルをざっくり解説します。

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ベリアルとは

ベリアルは、悪そのものともいえる悪魔あるいは堕天使です。

名前の意味と由来

ベリアルの名前は、「無価値なもの」「邪悪なもの」「無益」を意味しています。

ベリアルは、「ベリ・ヤール(Beil ya’al)」が由来です。

このベリ・ヤールは、ヘブライ語で「価値のないもの」を意味しています。

ベリ・ヤールが変化して、「ベリアル」になりました。

見た目

ベリアルは、次のような姿をしています。

  • 美しい天使
  • 炎の戦車に乗っている

ベリアルは、堕天使あるいは悪魔ですが、美しい天使のような姿で現れると言われています。

また、ベリアルは、炎の戦車に乗っており、とても心地よい声で話しかけるとそされています。

天使時代の階級

ベリアルの天使の階級は、「力天使(Virtues)」です。

偽ディオニシウスは天使の9つの階級を定め、彼が定めた階級は後世に多大な影響を与えます。

その偽ディオニシウスが定めた9つの階級の上から5番目が力天使です。

ベリアルは、ルシファーの次に造られた力天使だとされています。

天使の9階級は、「上位」「中位」「下位」の3つの階級に分けられます。

ベリアルが属する力天使は、中位の階級です。

堕天使

ベリアルは、悪魔とされていますが、堕天使だとされることもあります。

ベリアルは、堕天する際、他の天使たちを堕天使にしました。

ベリアルは、堕天使になって悪になったという訳ではありません。

元から、ベリアルは、悪という存在だったようです。

ソロモンの72柱

ベリアルは、ソロモンの72柱の悪魔のひとりです。

ベリアルは、ソロモンの68番目の悪魔で、80の軍団を率いています。

ベリアルは、悪魔でありながら、火の戦車に乗った美しい天使の姿で現れます。

召喚

ベリアルは、召喚した者に地位と富を与え、他の者から好かれるようにします。

また、ベリアルは、召喚者に使い魔を与えます。

ベリアルは、召喚者に嘘をつきます。

彼に嘘をつかせないためには、生け贄をささげるか、真実のみを語ることを条件に契約するひつようがあります。

ソドムとゴモラ

ベリアルは、ソドムとゴモラが滅亡する原因を作った悪魔(堕天使)です。

ソドムとゴモラは、同性愛や獣姦などの乱れた性が広まり、神によって滅亡させられました。

一説では、ソドムとゴモラに乱れた性を広めたのは、ベリアルだとされています。

その説では、ベリアルが人間を悪に導き、破滅させたのです。

サタン

ベリアルは、サタンと同一視され、サタンの別名のひとつだとすることがあります。

ベリアルは、サタンと同一視されるルシファーとも関連深いです。

地獄の権利

ベリアルは、イエスが地獄の権利を奪ったとして告訴した。

ベリアルは、イエスと裁判をして、敗北しました。

ですが、ベリアルは、地獄に落ちた人間をサタンが支配する権利を獲得しました。

七つの大罪

ベリアルは、時に傲慢の悪魔だとされています。

キリスト教は、人間を死に導く感情や欲望を7つの大罪と呼びました

この7つの大罪には、それぞれに悪魔が割り当てられました。

時に、ベリアルは、7つの大罪の傲慢を司っています。

基本的には、傲慢の悪魔は、ルシファーだとされています。

ベリアルの子

「ベリアルの子」は、邪悪な考えを持つ人のことです。

ベリアルは、悪の根源に近い悪魔(堕天使)です。

このベリアルは、人を裏切りや破滅、無謀、嘘などの悪い方に導くとされています。

悪そのものともいえるベリアルのような考えを持つ人を「ベリアルの子」と呼びました。

まとめ

ベリアルは、元はルシファーの次に造られた天使とされる悪魔あるいは堕天使です。

ベリアルは、ソロモンの72柱の1人であり、美しい天使の姿をしており、話術に長けています。

また、ベリアルは、ソドムとゴモラ滅亡の原因を作ったり、七つの大罪の傲慢の悪魔だったります。

ベリアルは、とにかく悪の根源に近い悪魔あるいは堕天使です。

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