アバドンとは?どんな悪魔?

神話・歴史・伝承

どうも、ちょげ(@chogetarou)です。

アバドンは、悪魔のひとりです。

このアバドンは、どんな悪魔なのでしょうか?

この記事では、悪魔アバドンについてざっくりまとめています。

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アバドンとは

アバドンは、奈落やイナゴの王とされる悪魔です。

名前の意味と由来

アバドンの名前の意味は、「滅ぼす者」「滅びの場(国)」などです。

ヘブライ語で「彼は殺した」を意味する「abad」という言葉があります。

この「abad」が変化して、「アバドン(abaddon)」になりました。

アポリュオン

アバドンは、ギリシャ語でアポリュオンと呼ばれました。

アポリュオンは、「破壊者」を意味しています。

アバドンは、アポリュオンという別名からアポロンと関係しているという説があります。

この説の信憑性は高くありません。

階級

アバドンの階級(位階)は、「フリアエ」です。

天使の9階級に対応して、さまざまな悪魔の階級が考えられました。

悪魔の階級の中には、天使と同じく、悪魔の階級を9つに定めるものがありました。

この悪魔の9階級の第7位階が「フリアエ」で、アバドンはフリアエの君主(支配者)す。

フリアエは、「復讐の女神」を意味しています。

フリアエは、ローマ神話の女神の名称でもあります。

姿

アバドンは、次のような姿を持っています。

アバドンの姿
  • 人間の顔
  • 長髪
  • 金の冠
  • 獅子の歯
  • 鉄の胸当て
  • サソリのような尾
  • 馬に似ている
  • 翼がある

奈落

アバドンは、底なしの穴に住んでいる奈落の王だとされています。

最後の審判

最後の審判の時、アバドンは、イナゴの軍団を率いて現れるとされています。

アバドンとイナゴたちは、選ばれなかった人間を尻尾の針で刺すとされています。

尻尾の針には、毒があり、刺された者は5ヶ月の間苦しみ続けて死ぬとされています。
(5ヶ月の間に死ぬことは許されない)

アバドンは、イナゴたちを従えるイナゴの王といえます。

サタン

アバドンは、サタンと敵対することがあります。

アバドンは、底なしの穴(深淵)に棲み、奈落の王とされています。

時に、アバドンは、サタンを縛り付けて、奈落に1000年間幽閉するとされています。

まとめ

アバドンは、「奈落の王」「イナゴの王」「アポリュオン(破壊者)」とされる悪魔です。

アバドンは、最後の審判の時、イナゴの軍団を率いて、神に選ばれなかった人間に毒の針を刺します。

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