神話・歴史・伝承

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【愛が狂気に変わるとき…】怪談「青頭巾」とは?食人鬼となった僧侶の悲劇をやさしく解説!

もし深く愛した人を失ったら、あなたはどこまで正気でいられるでしょうか? 室町時代、ある高僧が愛する稚児を失った悲しみのあまり、その遺体を食べて鬼と化してしまいました。 これは江戸時代の怪談集『雨月物語』に収録された、愛執が狂気へと変貌する恐...
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【猫を粗末にすると祟られる?】妖怪「猫憑き」とは?その特徴・伝承をやさしく解説!

もし飼い猫を殺してしまったら、どんな恐ろしいことが起こるでしょうか? 昔の日本では、猫は蛇と同じくらい執念深い生き物だと考えられていました。 特に猫を虐待したり殺したりすると、その怨霊が取り憑いて、精神に異常をきたしたり、財産を失ったりする...
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【瀬戸内海をまたぐ超巨人】手洗い鬼(てあらいおに)とは?四国の海で手を洗う巨大な鬼をやさしく解説!

山を一歩でまたいで、海で手を洗う。 そんな信じられないほど巨大な鬼が、四国にいたといいます。その名も「手洗い鬼(てあらいおに)」。 3里(約12km)もの距離をまたげるほどの巨体で、瀬戸内海で手を洗っていたという、日本でも屈指のスケールを誇...
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【悲劇の遣唐使】灯台鬼(とうだいき)とは?人間燭台にされた父と息子の涙の再会をやさしく解説!

頭にろうそくを立てられ、生きたまま燭台にされた日本人がいた――。中国に伝わる「灯台鬼(とうだいき)」は、遣唐使として海を渡った日本の大臣が、恐ろしい姿に変えられてしまった悲劇の物語なんです。声も出せず、ただ涙を流すことしかできない父と、それ...
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【地獄の獄卒コンビ】牛頭と馬頭(ごずとめず)とは?亡者を責める鬼たちをやさしく解説!

死んだ後、悪いことをした人が行く場所――それが地獄です。 そこには恐ろしい鬼たちが待ち構えています。中でも有名なのが、牛の頭と馬の頭を持つ牛頭(ごず)と馬頭(めず)という2体の鬼。 火の車で死者を地獄へ連れて行き、亡者を苦しめる恐ろしい存在...
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【改心した妖鬼の大将】阿久良王(あくらおう)とは?岡山に伝わる鬼退治伝説をやさしく解説!

田畑を荒らし、村人を苦しめる恐ろしい鬼。 でも最後には心を入れ替えて、人々を守る存在になった――。岡山県の瑜伽山(ゆがさん)に住んでいた妖鬼の大将「阿久良王(あくらおう)」は、まさにそんな珍しい鬼なんです。 坂上田村麻呂との7日間にわたる壮...
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【熊野の海を支配した鬼海賊】金平鹿(こんぺいか)とは?平安時代の海の悪鬼をやさしく解説!

荒れ狂う熊野の海。 そこには村人たちを恐怖に陥れる鬼の海賊がいました。平安時代、熊野灘を根城にして暴れまわった鬼の大将「金平鹿(こんぺいか)」。 断崖絶壁に立てこもり、神通力を使って船を襲う恐ろしい存在だったといいます。この記事では、三重県...
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【恐怖の家族劇】日本昔話「人食い妹」とは?九州に伝わる鬼は妹の悲劇をやさしく解説!

山奥でひっそりと暮らす兄妹。 でも、もし大切な家族が人を食べる鬼に変わってしまったら、あなたはどうしますか?九州地方に伝わる「人食い妹(ひとくいいもうと)」は、まさにそんな恐ろしくも悲しい物語なんです。 家族の変貌による恐怖で、背筋が凍るよ...
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【太鼓を打ち鳴らす鬼神】雷神とは?雷様の正体・姿・伝承をやさしく解説!

ゴロゴロゴロ...ピカッ! 真っ暗な空に稲妻が走り、轟音が大地を震わせる。子供の頃、雷が鳴ると「おへそを隠しなさい!」と言われたことはありませんか? それは雷神(らいじん)、つまり「雷様」がへそを取りに来るという言い伝えからなんです。この記...
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【暴風を操る鬼神】風神とは?風袋を持った青鬼の正体と伝承をやさしく解説!

突然の暴風に家が揺れ、窓がガタガタと音を立てる。 そんなとき、昔の人々は「風神のしわざだ」と恐れおののいていました。大きな袋から風を巻き起こし、台風や嵐を引き起こす恐ろしい鬼神。 それが風神なんです。この記事では、日本の自然災害への恐怖心か...
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【釣鐘をかぶった一つ目の巨人】那智山の鬼とは?千本の矢での退治伝説をやさしく解説!

和歌山県の那智山に、身長9メートルもある一つ目の鬼がいたって知っていますか?しかもこの鬼、大きな釣鐘を頭にかぶって矢を防ぐという、とんでもない防御力を持っていたんです。999本の矢を撃っても倒せなかった鬼が、最後の1本でついに…。この記事で...
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【泣く子はいねがー!】なまはげとは?秋田の来訪神・怠け者を戒める伝統行事をやさしく解説!

大晦日の夜、「泣く子はいねがー!」という大声とともに、恐ろしい姿の何かが家に入ってきたら…。秋田県男鹿半島では、これは当たり前の光景なんです。なまはげという神様が、怠け者や悪い子を戒めにやってくるんですから。でも実は、なまはげは鬼じゃありま...
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【まさかの板が妖怪に!】板の鬼(いたのおに)とは?空飛ぶ殺人板の恐怖をやさしく解説!

平安時代の夜、屋敷の屋根から一枚の板が突き出ていたら、あなたはどう思いますか?「誰かが置き忘れたのかな」と思うかもしれません。でも、その板が突然伸びて、空を飛んで、人を押しつぶして殺すとしたら…。これが平安時代に実際に起きたとされる、板の鬼...
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【双六で人間に挑戦した鬼】朱雀門の鬼とは?紀長谷雄との不思議な勝負をやさしく解説!

平安京の朱雀門に、双六(すごろく)が大好きな鬼がいたって知っていますか?この鬼は人間に化けて双六の名人と勝負し、負けたら死体から作った美女を渡すという、なんとも奇妙な賭けをしたんです。しかも笛の演奏もできる文化的な鬼だったとか。恐ろしいけれ...
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