Googleドキュメントの音声入力で改行しようとして、「かいぎょう」と話しかけたのに「改行」という文字が入力されてしまった…という経験はありませんか。
この記事では、音声入力で正しく改行する方法と、段落を分ける方法を、PC・スマホ別にわかりやすく解説します。
「かいぎょう」と言っても改行できない理由
Googleドキュメントの音声入力で「かいぎょう」と発音しても、改行は実行されません。
代わりに「改行」または「開業」などの文字として入力されてしまいます。
Googleドキュメントには、テキストの選択・書式変更・カーソル移動などを声で実行する「音声コマンド」という仕組みがあります。
Googleの公式ヘルプ(音声で入力、編集する)によると、この音声コマンドは英語のみ対応しており、日本語では使えません。
ただし、「音声コマンド」と「音声入力中の特殊フレーズ」は別の話です。
「あたらしいぎょう」のような一部のフレーズは、Googleの音声認識エンジンが改行として解釈する動作が確認されています。
これは公式には明記されていない動作ですが、多くのユーザーが実際に使えることを確認しているフレーズです。
つまり「かいぎょう」が機能しない理由は、それが音声コマンドでも特殊フレーズでもなく、単純に「かいぎょう」という言葉として認識されてしまうからです。
PC版(ブラウザ)での改行方法
「あたらしいぎょう」で1行改行する
PC版のGoogleドキュメントで音声入力中に改行したい場合は、「あたらしいぎょう」と発音します。
「新しい行」という意味のフレーズで、Googleの音声認識が改行として処理します。
発音するタイミングは、改行したい文章を言い終えた直後です。
なお「あたらしいかいぎょう」でも同様に改行できるという情報もありますが、「あたらしいぎょう」のほうが認識されやすいという報告が多いです。
「あたらしいだんらく」で段落を分ける
「あたらしいだんらく」と発音すると、1行分の空白を挟んで段落が分かれます。
Enterキーを2回押した状態に相当します。
章立てのある文書や、話題の切り替えをしたいときに使う方法です。
PC版での音声入力の開始方法
音声入力を開始するには、メニューの「ツール」→「音声入力」を選択し、表示されたマイクアイコンをクリックします。
ショートカットキーはWindowsがCtrl + Shift + S、MacがCommand + Shift + Sです。
スマホ版での改行方法
スマホ(Android・iPhone)のGoogleドキュメントアプリでは、PC版とは仕組みが異なります。
スマホではキーボードアプリ(GboardなどのIME)の音声入力機能を使うため、改行は「Enterキー」に相当するボタンをタップするのが基本的な方法です。
Androidの場合
Gboardを使用している場合、音声入力中に画面上のキーボードの「改行(Enter)」キーをタップすると改行できます。
また、一部の設定ではGoogleアシスタントの音声入力が使えます(Pixel 6以降、Android 12以降が対象)。
Googleアシスタントの音声入力が有効な場合は「改行」または「あたらしいぎょう」で改行できるケースもありますが、端末とAndroidのバージョンによって動作が異なります。
iPhoneの場合
iPhoneのGoogleドキュメントアプリでは、キーボードのマイクボタンを使ってiOSの音声入力機能を利用します。
iOS標準の音声入力では「かいぎょう」と発音するだけで改行が実行されます。
iPhoneはAppleの音声認識を使っているため、Googleドキュメントのルールに関わらず日本語での改行コマンドが使えます。
音声入力で使えるその他の日本語フレーズ
改行以外にも、PC版の音声入力でよく使われるフレーズがあります。
| 発音するフレーズ | 入力される内容 |
|---|---|
| まる | 。(句点) |
| とうてん | 、(読点) |
| あたらしいぎょう | 改行(1行下へ) |
| あたらしいだんらく | 段落の区切り(1行空き) |
| はてな | ? |
| びっくりまーく | ! |
| かぎかっこ | 「 |
ただし上記のフレーズは非公式の動作であり、認識の精度はGoogleの音声認識エンジンの状況によって変わる場合があります。
「とうてん」を「当店」と認識してしまうケースもあるため、入力後は必ず見直しをおすすめします。
音声入力中に改行できないときの対処法
一時停止してキーボードで補う
音声入力中でも、マイクをオフにせずキーボードで入力・修正することができます。
認識しにくいフレーズや改行は、一時的に手入力で補うのが確実です。
音声入力を止めて手動で整える
議事録など長文を一気に入力してから、後でまとめて改行や句読点を整える方法も効率的です。
Googleドキュメントの「編集」→「検索と置換」機能を使えば、特定フレーズをまとめて修正できます。
まとめ
Googleドキュメントの音声入力で改行する方法をまとめます。
PC版(ブラウザ)では「かいぎょう」ではなく「あたらしいぎょう」と発音することで改行できます。
「あたらしいだんらく」を使えば段落を分けることも可能です。
スマホ版は端末のOSによって動作が異なり、iPhoneでは「かいぎょう」が使えますが、Androidは基本的にEnterキーのタップで改行します。
音声コマンドの日本語対応はGoogleの公式仕様ではないため、認識精度に限界がある点は覚えておきましょう。
音声入力全体の使い方については、Googleドキュメントの文字起こし・音声入力の使い方も参考にしてください。
参考情報源:

コメント