「検索クエリって何のこと?」「キーワードと何が違うの?」と感じている方は多いのではないでしょうか。
SEOやWeb広告の文脈で頻繁に登場する言葉ですが、「キーワード」「検索語句」と混同されやすく、正確に理解できていないケースも少なくありません。
この記事では、検索クエリの意味・種類・キーワードとの違いを整理し、確認方法まで解説します。
検索クエリとは
検索クエリ(Search Query)とは、ユーザーがGoogleなどの検索エンジンの検索窓に実際に入力した語句のことです。
「クエリ(Query)」は英語で「質問」や「問い合わせ」を意味する言葉です。
つまり検索クエリは、ユーザーから検索エンジンへの直接的な問いかけと言い換えられます。
例えば「東京 おすすめカフェ」「WordPress プラグイン 入れ方」のように、ユーザーが実際に検索ボックスへ打ち込んだ文字列がそのまま検索クエリに該当します。
誤字脱字や表記ゆれも含んだ「生のデータ」であることが特徴です。
検索クエリ・キーワード・検索語句の違い
3つの用語はそれぞれ意味が異なります。
| 用語 | 誰が使う言葉か | 主な使用ツール |
|---|---|---|
| 検索クエリ | 検索ユーザー | Googleサーチコンソール |
| キーワード | Web担当者・広告運用者 | Google広告・SEOツール |
| 検索語句 | 検索ユーザー | Google広告管理画面 |
検索クエリは、ユーザーの思考がそのまま反映された加工前の言葉です。
一方キーワードは、担当者がターゲットユーザーに届けるために設定する、整理・加工された戦略的な語句です(Google広告公式ヘルプより)。
検索語句はほぼ同義ですが、Googleサーチコンソールでは「クエリ」、Google広告では「検索語句」、Yahoo!広告では「検索クエリー」という表記が使われており、ツールによって名称が異なります(アナグラム株式会社より)。
検索クエリの3つの種類
検索クエリは検索意図(ユーザーが何を求めているか)によって3種類に分類されます。
この分類は、AltaVista・IBM Researchに在籍した研究者Andrei Broder氏が2002年に発表した研究「A taxonomy of web search」で提唱されたものです(論文PDFにて著者所属「IBM Research」および「Most of the work presented here was done while the author was with the AltaVista corporation.」と明記)。
1. インフォメーショナルクエリ(情報収集型)
特定の情報を知りたいという意図を持った検索クエリです。
「〜とは」「〜の意味」「〜のやり方」などの語句が含まれることが多く、幅広いユーザー層に向けた情報提供コンテンツが求められます。
例:「検索クエリ 意味」「WordPress インストール 方法」
2. ナビゲーショナルクエリ(案内型)
特定のWebサイトや場所へたどり着きたいという意図の検索クエリです。
企業名やサービス名をそのまま検索するケースが多く、指名検索とも呼ばれます。
例:「Google アナリティクス ログイン」「Amazon 公式サイト」
3. トランザクショナルクエリ(取引型)
商品の購入や資料請求など、具体的な行動を伴う意図を持った検索クエリです。
購買意欲が高いユーザーによる検索のため、コンバージョンにつながりやすいのが特徴です。
例:「ノートパソコン 安い 購入」「SEOツール 無料 登録」
検索クエリの確認方法
自サイトへの流入に使われた検索クエリは、以下のツールで確認できます。
Googleサーチコンソール(無料)
オーガニック検索(自然検索)の検索クエリを確認できる、Googleの公式ツールです。
「検索パフォーマンス」→「クエリ」タブから、表示回数・クリック数・クリック率・掲載順位をクエリごとに確認できます。
特定ページへの流入クエリを調べたい場合は、「+新規」→「ページ」でURLを指定することで絞り込み確認が可能です。
Google広告(有料)
Google広告を配信中の場合、管理画面で [キャンペーン] → [分析情報とレポート] → [検索語句] の順に進むと、広告が表示・クリックされた際の検索クエリを確認できます(Google広告公式ヘルプより。2024年8月の新UI移行後のナビゲーションパス)。
GA4(Googleアナリティクス4)
GoogleサーチコンソールとGA4を連携することで、GA4上でも検索クエリを確認できます。
連携後は「集客」→「Search Console」から各ページへの流入クエリの確認が可能です。
まとめ
検索クエリとは、ユーザーが検索エンジンに実際に入力した語句のことです。
「キーワード」は担当者側が設定する言葉であるのに対し、検索クエリはユーザーの生の言葉であり、そこにはユーザーの本音のニーズが反映されています。
検索クエリはインフォメーショナル・ナビゲーショナル・トランザクショナルの3種類に分類でき、種類に応じてコンテンツの方向性が変わります。
Googleサーチコンソールを活用して自サイトの検索クエリを定期的に確認することが、SEO改善の第一歩になります。
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