「DuckDuckGoのキャッシュを削除したい」と思ったとき、実は状況によって操作方法がまったく異なります。
DuckDuckGoには「専用ブラウザアプリ」と「他ブラウザの検索エンジンとして使う」という2つの使い方があり、それぞれでキャッシュの場所も削除手順も別物です。
この記事では、どちらのパターンにも対応した削除方法を、PC・スマホそれぞれわかりやすく解説します。
DuckDuckGoの「キャッシュ削除」が指す2パターン
まず前提として、DuckDuckGoは検索エンジンとしてはユーザーの検索履歴・個人情報を一切サーバーに保存しません。
なので「DuckDuckGoのサーバー側のキャッシュを削除する」という操作は存在しません。
「キャッシュを削除したい」というときに該当するのは、次の2パターンです。
| パターン | 使い方 | 削除方法 |
|---|---|---|
| ① DuckDuckGoブラウザアプリを使っている | スマホ・PCにDDGアプリをインストール | アプリのFire Button/設定から削除 |
| ② ChromeやSafari等でDDGを検索エンジンに設定している | 普段使いのブラウザでDDGを検索に使用 | 使っているブラウザのキャッシュ削除 |
自分がどちらに当てはまるかを確認してから、以下の手順を参照してください。
パターン①:DuckDuckGoブラウザアプリのキャッシュ削除
DuckDuckGoが提供している専用ブラウザアプリ(iOS・Android・Windows・Mac)には、「Fire Button(ファイアボタン)」という独自の一括削除機能があります。
これがキャッシュや閲覧データを削除するための主な手段です(DuckDuckGo公式ヘルプ)。
Fire Buttonの使い方(iPhone・Android)
- DuckDuckGoブラウザアプリを開く
- 画面下部の炎のアイコン(🔥)をタップ
- 「タブを閉じてデータを消去」をタップ
- 確認ダイアログで実行を選択
これだけでキャッシュ・Cookie・開いているタブ・閲覧履歴がまとめて削除されます。
Fire Buttonの使い方(Windows・Mac)
デスクトップアプリでも同様に、画面下部の炎アイコンをクリックすることで同じ削除が実行できます。
Fire Buttonで削除されるデータ
DuckDuckGo公式ヘルプによると、Fire Buttonで削除されるのは以下のデータです。
- 閲覧したサイトの痕跡(Cookie・キャッシュ・ファビコン)
- 閲覧セッション情報(開いているタブ・戻るボタンの履歴・訪問URL)
- サイトに付与した権限(位置情報・カメラ・マイクなど)
Fire Buttonで削除されないデータ
すべてが消えるわけではありません。以下のデータはFire Buttonを押しても残ります。
- ブックマーク
- ダウンロードしたファイル
- DuckDuckGoの検索設定(テーマ・言語設定など)
- ファイアープルーフ(Fireproof)に設定したサイトのCookie
Fireproof(ファイアープルーフ)とは
Fireproofは、特定のサイトをFire Buttonの削除対象から除外する機能です。
たとえばよく使うショッピングサイトやSNSをFireproofに設定しておくと、Fire Buttonを押してもそのサイトのログイン状態が維持されます。
設定方法:サイトを開いた状態で画面上部のシールドアイコンをタップ→「このサイトをファイアープルーフ」を選択。
設定メニューからキャッシュを削除する方法(スマホ)
Fire Button以外にも、設定から手動で削除できます。
- アプリ右下の「⋮(三点リーダー)」または「設定」を開く
- 「プライバシー」→「閲覧データを削除」を選択
- 削除したいデータ種別にチェックを入れる(キャッシュ・Cookie・履歴など)
- 「削除」をタップ
パターン②:他ブラウザでDuckDuckGoを検索エンジンとして使っている場合
Chrome・Edge・Firefox・Safariなどの一般的なブラウザでDuckDuckGoを検索エンジンに設定して使っている場合、キャッシュはそのブラウザ側に保存されます。
削除もそのブラウザの機能から行います。
Chrome・Edgeの場合(PC)
- キーボードショートカット「Ctrl + Shift + Delete」(MacはCommand + Shift + Delete)を押す
- 「閲覧履歴データの削除」ダイアログが開く
- 「キャッシュされた画像とファイル」「Cookieと他のサイトデータ」にチェックを入れる
- 期間を「全期間」に設定して「データを削除」をクリック
Chromeで特定のサイトだけキャッシュを削除したい場合は、Chromeで特定のサイトだけキャッシュクリアする方法も参考にしてください。
Chrome・Edgeの場合(Android)
- Chromeを開き、右上の「⋮」→「設定」を開く
- 「プライバシーとセキュリティ」→「閲覧履歴データの削除」を選択
- 「Cookieとサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」をチェック
- 「データを削除」をタップ
Firefox(PC・スマホ共通)
- 画面右上の「≡」メニュー→「設定」を開く
- 「プライバシーとセキュリティ」を選択
- 「Cookieとサイトデータ」欄の「データを消去」をクリック
- 確認ダイアログで実行
Firefoxのキャッシュ削除について詳しくは、Firefoxのキャッシュをクリアする方法で解説しています。
Safari(iPhone・iPad)
- 「設定」アプリを開く
- 「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ
- 消去する期間を選択して実行
Safariのキャッシュ削除については、SafariキャッシュクリアのiPhone・Mac対応ガイドで詳しく解説しています。
Safari(Mac)
- Safariのメニューバー「Safari」→「設定」を開く
- 「プライバシー」タブ→「すべてのWebサイトデータを管理」をクリック
- 「全部を削除」またはサイトを個別に選択して削除
よくある質問
Q:DuckDuckGoを使っていれば、キャッシュを削除しなくても大丈夫?
A:検索エンジンとしてのDuckDuckGoはサーバー側で履歴を保存しませんが、ブラウザ側にはページのキャッシュやCookieが蓄積されます。
定期的に削除することで、ストレージの節約やページ表示の問題解消に役立ちます。
Q:Fire Buttonを押すとブックマークも消える?
A:消えません。ブックマーク・ダウンロードしたファイル・DuckDuckGoの検索設定はFire Buttonで削除されない仕様になっています。
Q:キャッシュを削除するとサイトへの再ログインが必要になる?
A:Cookieも同時に削除した場合は、ほとんどのサイトで再ログインが必要になります。
Fireproofに設定したサイトはログインを維持できるので、よく使うサービスにはFire Buttonを押す前にFireproof設定をしておくと便利です。
Q:DuckDuckGoで使っていたChrome側の検索設定は変わらない?
A:キャッシュを削除してもブラウザの検索エンジン設定は変わりません。
DuckDuckGoからGoogle等に戻したい場合は、ブラウザの検索エンジン設定を別途変更する必要があります。詳しくはDuckDuckGo検索エンジン変更ガイドを参照してください。
まとめ
DuckDuckGoのキャッシュ削除は、使い方によって操作方法が異なります。
専用ブラウザアプリを使っているなら、画面下部のFire Buttonをタップするだけで一括削除できます。
Fire Buttonはキャッシュ・Cookie・タブ・閲覧履歴をまとめて消去できる便利な機能で、DuckDuckGoならではのプライバシー重視の設計です。
一方、ChromeやSafariなど一般的なブラウザでDuckDuckGoを検索エンジンとして使っている場合は、そのブラウザのキャッシュ削除機能を使います。
PCのショートカットは「Ctrl + Shift + Delete」(MacはCommand + Shift + Delete)が便利です。
iPhoneのブラウザアプリ別のキャッシュ削除方法については、iPhoneアプリのキャッシュ削除方法まとめも参考にしてください。

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