Webサイトのメールアドレスリンクをクリックしても何も起きない、ChromeではなくOutlookが開いてしまう、Gmailが起動しない——mailtoリンクのトラブルには「Chromeの設定」と「Windowsの設定」という2つの設定が絡み合っていることが原因のほとんどです。
この記事では、どちらのメーラーを使いたいかのパターン別に、確認すべき設定を順番に解説します。
まず自分のパターンを確認する
| 状況 | 対処法 |
|---|---|
| Gmailで開きたいのに何も起きない | 手順①②③を確認 |
| Gmailで開きたいのに別のアプリが開く | 手順①②+手順④ |
| OutlookなどデスクトップアプリYで開きたい | 手順④を確認 |
| 一度は動いていたが急に反応しなくなった | 手順③(ブロック設定のリセット)を確認 |
手順①:ChromeのプロトコルハンドラーをONにする
Chromeにはmailtoリンクを「どのアプリで開くか」を管理するプロトコルハンドラーという設定があります。
ここがOFFになっていると、Chromeはmailtoリンクをクリックしても何もしません。
- Chromeのアドレスバーに以下を入力してEnterを押す
chrome://settings/handlers
- 「デフォルトの動作」の欄に「サイトにプロトコルの処理を求めることを許可する」が表示されていることを確認する
- 「ブロック」にチェックが入っている場合は「サイトにプロトコルの処理を求めることを許可する」に変更する
この設定がOFFだと、次の手順でGmailを許可する菱形アイコンが表示されません。
手順②:GmailをmailtoのハンドラーとしてChromeに登録する(Gmailを使う場合)
ChromeでGmailをmailtoリンクのデフォルト送信先として使うには、Gmail側での許可操作が必要です。
一度拒否・無視した場合はアイコンが表示されなくなるため、後述の手順③も確認してください。
- ChromeでGmail(mail.google.com)を開く
- アドレスバーの右端に菱形が2つ重なったアイコンが表示されているか確認する
- アイコンをクリックすると「mail.google.comがすべてのメールリンクを開くことを許可しますか?」と表示される
- 「許可」を選択する
許可後は chrome://settings/handlers を開くと「メール」の欄に mail.google.com が追加されます。
アイコンが表示されない場合:
すでに一度「拒否」または「無視」した可能性があります。
手順③に進んでリセットしてください。
手順③:ブロックされたハンドラーをリセットする
過去に「拒否」を選んでしまうと菱形アイコンが二度と表示されなくなります。
以下の手順でリセットして、再び許可操作ができる状態に戻します。
- Chromeのアドレスバーに以下を入力してEnterを押す
chrome://settings/handlers
- 「メール」または「mailto」の一覧に
mail.google.comが表示されている場合、右側の「︙(縦3点)」をクリックする - 「削除」を選択する
- 次に、ページ上部の「サイトにプロトコルの処理を求めることを許可する」スイッチを一度OFFにして、再度ONに戻す
- ChromeでGmail(mail.google.com)を開き直す
- アドレスバーに菱形アイコンが再び表示されるので「許可」を選択する
手順④:Windowsの「既定のアプリ」でmailtoの割り当てを変更する(Outlookなどを使う場合)
OutlookやThunderbirdなどのデスクトップアプリをmailtoリンクで開きたい場合は、Chromeの設定ではなくWindowsの「既定のアプリ」設定を変更します。
Windows 11の場合
- Win + I で設定を開く
- 「アプリ」→「既定のアプリ」を選択する
- 検索ボックスに「mailto」と入力する
- 「MAILTO」プロトコルの欄に現在のアプリが表示されるのでクリックする
- 使いたいメールアプリ(Outlookなど)を選択して「既定値として設定」をクリックする
Windows 10の場合
- スタートメニューから「設定」→「アプリ」→「既定のアプリ」を開く
- 「メール」の欄に表示されているアプリをクリックする
- 使いたいメールアプリを選択する
重要: Windows側でOutlookを設定しても、ChromeのプロトコルハンドラーにGmailが登録されたまま(かつデフォルトに設定されている)だと、ChromeはGmailを優先して開きます。
Outlookで開きたい場合はchrome://settings/handlersを開き、メール欄に登録されているGmailなどのエントリを削除しておく必要があります。
症状別・確認すべき設定まとめ
| 症状 | 確認する設定 |
|---|---|
| 何も起きない(Gmailを使いたい) | chrome://settings/handlers のプロトコルハンドラーをONに → GmailでアイコンをクリックしてAllowを選択 |
| 菱形アイコンが表示されない | handlers設定でmail.google.comを削除 → スイッチOFF→ON → Gmailを開き直す |
| OutlookなどデスクトップアプリYで開きたい | handlers設定のGmailエントリを削除 → Windowsの既定のアプリでmailtoにOutlookを設定 |
| Chromeを再インストール後に動かなくなった | 手順①から順番に再設定する |
まとめ
ChromeでmailtoリンクをGmailで開くには、ChromeのプロトコルハンドラーをONにすることとGmailの許可操作(菱形アイコン)の2ステップが必要です。
アイコンが表示されない場合は chrome://settings/handlers で既存のエントリを一度削除してリセットすると、再び許可操作ができるようになります。
OutlookなどのデスクトップアプリYで開きたい場合は、ChromeのハンドラーからGmailを削除したうえで、Windowsの「既定のアプリ」のmailto設定をOutlookに変更してください。
参考情報源:
- Chrome設定ページ「chrome://settings/handlers」(Google Chrome公式)
- MakeUseOf「How to Change the Default Email Program for Mailto: Links」(2022年1月)
- WindowsDigitals「How to Set Default Email Client (mailto) in Chrome」(2022年12月)
- 4sysops「Set Chrome, Firefox and Edge as default mail client (mailto handlers)」(2023年7月)
- 情シスの自由帳「Google ChromeでメールリンクをGmailで開くようにする方法」(2023年12月)

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