緊急地震速報をリアルタイムで受信できる「JQuake」は、インストール不要で手軽に使えるソフトです。
ただし、コード署名がされていないという仕様上の特性から、WindowsやMacのセキュリティ機能によってブロックされることがよくあります。
この記事では、JQuakeが起動しない原因と対処法をOS別・状況別に解説します。
JQuakeとは
JQuakeは、フランソワ氏(François LN)が開発した地震情報表示ソフトです。
気象庁の緊急地震速報をリアルタイムで受信し、地図上に震源・P波/S波の到達範囲を視覚的に表示する機能を持ちます。
Windows・Mac・Linuxに対応しており、JQuake公式サイトからダウンロードできます。
起動しない原因の早見表
| 症状 | 主な原因 |
|---|---|
| 「WindowsによってPCが保護されました」と表示される | Windows SmartScreenによるブロック |
| ダブルクリックしても何も起きない(Windows) | Javaが未インストール |
| 「アプリケーションは壊れているため開けません」(Mac) | Macのセキュリティ設定 |
| 展開後にすぐ落ちる・エラーが出る | 保存先のパスに日本語が含まれている |
| アップデート後から起動しない | 旧バージョンファイルの上書きによる競合 |
【Windows】対処法1:SmartScreen警告が出て起動できない
JQuakeは経済的な理由からコード署名(デジタル証明書の付与)が行われていません。
そのため、初回起動時にWindowsのセキュリティ機能「SmartScreen」が「WindowsによってPCが保護されました」という警告を表示してブロックします。
これはJQuake固有の既知の仕様であり、JQuake公式サポートページでも明記されています。
解決手順:
JQuake.exeをダブルクリックする- 「WindowsによってPCが保護されました」という画面が出たら、「詳細情報」をクリックする
- 画面下部に「実行」ボタンが表示されるのでクリックする
一度「実行」を許可すれば、次回以降は同じ警告は出なくなります。
SmartScreen警告の仕組みと安全な回避方法の詳細については、「WindowsによってPCが保護されました」を解決!SmartScreenの仕組みと安全な回避方法を参照してください。
【Windows】対処法2:ダブルクリックしても何も起きない(Java未インストール)
JQuake.exe をダブルクリックしても一切反応がない場合、Javaがインストールされていないことが原因の可能性があります。
JQuakeの動作にはJavaランタイム(JRE)が必要です。
確認・解決手順:
- Java公式ダウンロードページ(java.com)にアクセスする
- 「Windows オフライン」版をダウンロードしてインストールする
- インストール完了後、PCを再起動してから
JQuake.exeを起動する
Javaが正しくインストールされているか確認するには、コマンドプロンプト(Win + R → cmd)で java -version と入力してバージョンが表示されるか確認してください。
【Windows/Mac共通】対処法3:保存先パスに日本語が含まれている
JQuakeは、ファイルパスにUnicode文字(日本語・中国語・絵文字など)が含まれると起動しないという制限があります。
たとえば「C:\Users\田中\Downloads\JQuake」のように、ユーザー名やフォルダ名に日本語が入っているとエラーになります。
公式では C:\Program Files\ 以下への配置を推奨しています。
解決手順:
C:\Program Files\JQuake\のようにASCII文字のみのフォルダを作成する- そのフォルダにJQuakeのファイルを移動または再展開する
- 移動先のフォルダ内にある
JQuake.exeから起動する
【Windows/Mac共通】対処法4:アップデート後から起動しない
JQuakeをアップデートする際に、古いバージョンのファイルの上に新しいファイルを上書き展開すると、ファイルが競合して正常に起動しなくなることがあります。
公式サイトでも上書き更新は禁止と明記されています。
正しいアップデート手順:
- 起動中のJQuakeを完全に終了する
- 旧バージョンのJQuakeフォルダをすべて削除する
- JQuake公式ダウンロードページから最新版をダウンロードする
- 新しいフォルダに展開して
JQuake.exeを起動する
なお、設定ファイルは C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\JQuake に別途保存されているため、JQuakeフォルダを削除しても設定は引き継がれます。
【Mac】対処法5:「アプリケーションは壊れているため開けません」と表示される
Macでこのエラーが出る場合は、macOSのセキュリティポリシーによるブロックが原因です。
JQuakeはMac App Storeで配布されていないため、初回起動時に追加の許可操作が必要です。
Intel Macの場合:
- システム環境設定(または「システム設定」)→「セキュリティとプライバシー」を開く
- 「一般」タブの「アプリのダウンロードを許可する」を「App Storeと確認済みの開発者」に変更する
- JQuakeを右クリックして「開く」を選択する
- 警告画面で「開く」をクリックする
一度起動に成功したら、セキュリティ設定を元に戻しても問題ありません。
Apple Silicon(M1・M2・M3・M4)Macの場合:
Appleのセキュリティポリシーがより厳格なため、追加の手順が必要です。
- JQuakeをアプリケーションフォルダにドラッグしてコピーする
- ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行する
xattr -cr /Applications/JQuake.app
- コマンド実行後、JQuakeを再度起動する
このコマンドはmacOSがアプリに付与した「隔離フラグ」を解除するもので、JQuake公式サポートページでも案内されている公式の解決方法です。
緊急地震速報が受信できない場合(起動はできるが機能しない)
JQuake v1.8.5以降、緊急地震速報の受信には「Project DM-D.S.S」への加入が必要になりました。
これはJQuakeが起動しない問題ではなく、データ取得元の利用規約変更による機能制限です。
緊急地震速報を無料で利用したい場合は、v1.8.4を使用する方法がコミュニティで共有されていますが、今後のサポートについては不明確な状況です。
また、時刻表示が常に赤くなっている・リアルタイム震度が表示されないという症状は、ソフトが起動できていてもサーバーへの接続が切れている状態です。
インターネット接続を確認してから、JQuakeを再起動してみてください。
まとめ
JQuakeが起動しない原因で最も多いのは、WindowsのSmartScreenによるブロック(Windows)と、Macのセキュリティポリシー(Mac)です。
どちらもJQuakeがコード署名されていないことによる仕様上の問題で、正しい手順で許可操作を行えば解決します。
SmartScreen警告は「詳細情報」→「実行」、Macはシステム設定の変更またはターミナルコマンドで対処してください。
それ以外の原因としては、Javaの未インストール・保存先パスへの日本語含有・アップデート時の上書き操作の3つが多く報告されています。
いずれも本記事の手順で対処可能です。
参考情報源:
- JQuake公式サポートページ(jquake.net)(確認日:2026年3月5日)
- JQuake公式ダウンロードページ(jquake.net)(確認日:2026年3月5日)
- Yahoo!知恵袋「jquakeをダウンロードして開けようとしたらエラーが出る」
- Yahoo!知恵袋「JQuake.exeが起動できません」

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