Microsoft Teamsのカレンダーは、会議の予約だけでなく、スケジュール共有や他のメンバーの空き時間確認など、業務効率化に役立つ機能が揃っています。
この記事では、基本的な使い方から便利な活用術まで、初心者にもわかりやすく解説します。
Microsoft Teamsのカレンダー(予定表)とは
TeamsのカレンダーはTeamsアプリに標準搭載されているスケジュール管理機能で、左側のサイドバーにあるカレンダーアイコンからすぐにアクセスできます。
Microsoft 365(旧Office 365)のアカウントと連動しており、OutlookカレンダーとTeamsカレンダーは自動的に双方向で同期されます。
つまり、どちらで予定を登録しても、もう一方にも反映されるので二重入力の手間がありません。
なお、Teamsのカレンダーに登録できる予定は基本的にTeamsミーティング(オンライン会議)として作成されます。
一般的なスケジュール管理ツールのように、ただメモとして予定を入れるだけの使い方は想定されていないため、この点は注意が必要です。
新しいカレンダーエクスペリエンスについて
2024年11月中旬より、Teamsの新しいカレンダーUI(ユーザーインターフェース)が段階的に提供開始され、2025年1月には一般ユーザーへの提供が完了しました(Microsoft公式サポートページより)。
新カレンダーはOutlookと同じUIをベースにしており、月表示・分割表示・カスタマイズ可能な時間スケール・保存ビューなど、以前より豊富な機能が使えます。
画面右上のトグルスイッチで「新しいカレンダー」に切り替えられ、旧UIへの戻し方も同じトグルから可能です。
Teamsカレンダーの主な機能一覧
| 機能 | 概要 |
|---|---|
| 予定の作成 | 会議・イベントをカレンダーに登録 |
| Outlook連携 | 双方向の自動同期 |
| 予定の共有 | リンクやメールで参加者に共有 |
| スケジュールアシスタント | 参加者の空き時間を可視化して日程調整 |
| RSVP(出欠回答) | 承認・辞退・仮設定・フォローから選択 |
| 表示切替 | 日・作業週・週・月ビュー |
| 公開/非公開設定 | プライベートな予定を非公開にできる(Outlook経由) |
| モバイル対応 | スマホアプリからカレンダーを確認・操作 |
Teamsカレンダーの基本的な使い方
予定の確認方法
Teamsを起動し、左サイドバーのカレンダーアイコンをクリックするだけで、予定表が表示されます。
デフォルトでは「作業週ビュー(月〜金)」が表示されますが、右上のドロップダウンから「日」「週全体」「月」に変更できます(新カレンダーの場合)。
予定の作成方法
- 左サイドバーの「カレンダー」をクリックする
- 追加したい日時のセルをクリックする
- タイトル・参加者・日時・場所などを入力する
- 右上の「送信」または「保存」をクリックする
参加者を追加すると、その相手に招待メールが送られます。
会議のTeams参加リンクは自動生成されるため、手動でURLを発行する必要はありません。
予定の削除方法
- 削除したい予定をクリックして詳細を開く
- 「削除」をクリックする
定期的な会議(シリーズ)の場合は「このイベントのみ削除」か「シリーズ全体を削除」を選択できます。
参加者の空き時間を確認する「スケジュールアシスタント」
会議の日程を決めるとき、全員の空き時間を探すのは手間がかかります。
そんなときに便利なのがスケジュールアシスタントです。
新規予定作成画面から「スケジュールアシスタント」を選ぶと、招待した参加者全員の予定が一画面に表示されます。
すでに予定が入っている時間帯が色付きで示されるため、空き時間を探しやすく、日程調整がスムーズに進みます。
予定のRSVP(出欠回答)の方法
会議の招待を受け取ったら、以下の4つの方法で回答できます。
- 承認(Accept):参加する
- 辞退(Decline):参加しない(カレンダーから削除される)
- 仮設定(Tentative):参加するかどうか未定
- フォロー(Follow):参加はしないが情報は受け取りたい
主催者には原則メールで回答内容が通知されますが、「主催者に通知しない」設定にすることも可能です。
定期会議の場合は「この1回だけ」か「以降すべて」を選んで回答できます。
Teamsカレンダーと予定を共有する方法
個別の予定を共有する
特定の予定を共有したい場合は、対象の予定を開き「リンクをコピー」してメールやチャットで送ります。
相手がGoogleカレンダーを使っている場合でも、参加者として追加すれば相手のカレンダーに直接予定が入ります。
他のメンバーのカレンダーを表示する
新しいカレンダーでは、左パネルから「他のユーザーのカレンダーを追加」ができます。
Outlookのウェブ版または専用アプリで「カレンダーの追加」→「ディレクトリから」を選ぶと、同僚のカレンダーをTeamsに表示させることも可能です。
カレンダー全体の共有
Teamsカレンダー全体をそのまま他ユーザーと共有する機能は、直接的にはTeamsには備わっていません。
カレンダー全体の共有には、連携しているOutlookカレンダーの共有機能を利用します。
OutlookカレンダーとTeamsカレンダーの連携
TeamsカレンダーとOutlookカレンダーは自動で双方向に同期されており、どちらかに予定を入力すればもう一方にも即座に反映されます。
Outlookカレンダーでできてテamsカレンダーでできないこととして、予定の公開/非公開設定があります。
プライベートな予定や関係者以外に見せたくないイベントは、Outlook側で「非公開」設定にしてから保存する必要があります。
GoogleカレンダーとTeamsを連携させる方法
組織のポリシーによっては、Googleカレンダーと連携することも可能です。
TeamsとGoogleカレンダーを連携させると、Googleカレンダー上でTeams会議の予約ができるようになります。
ただし、Teamsカレンダーには基本的に会議の予定しか入らないため、全般的なスケジュール管理はGoogleカレンダー側で行い、Teamsで会議参加リンクを管理するという使い方が効率的です。
チームやプロジェクト向けのカレンダー活用方法
チャンネルカレンダー
Teamsには特定のチャンネルに紐づいたチャンネルカレンダーを追加できます。
チャンネルに関わるメンバー全員が確認・編集できるため、小規模チームやプロジェクト単位のスケジュール管理に向いています。
ただし、大人数のチームや複数チャンネルにまたがるプロジェクトには管理が煩雑になりやすいため注意が必要です。
チャンネルカレンダーは有料プランが必要で、無料プランでは利用できません(Calendly公式ブログ参照)。
シフト機能
Teamsにはシフト(Shifts)という別アプリが存在し、チーム全体のシフトスケジュールを管理できます。
左メニューから「シフト」を選んでアクセスします。
シフト機能はOutlookカレンダーには同期されない点が注意点です。
Outlookと併用する場合は、両方の画面を確認する必要があります。
モバイルアプリでTeamsカレンダーを使う
TeamsのモバイルアプリはiOS・Androidの両方に対応しており、スマートフォンからでもカレンダーの確認や予定の作成ができます。
モバイルアプリのカレンダー画面は、画面下部のタブから「カレンダー」をタップするだけで開けます。
プッシュ通知を有効にしておくと、会議のリマインダーやスケジュール変更の通知をリアルタイムで受け取れます。
ただし、モバイルアプリでは過去のイベントの閲覧に制限がある場合があります。
過去の会議の詳細(チャット・録画・要約など)を確認したい場合は、デスクトップアプリが推奨されます。
カレンダーが表示されない・読み込めない場合の対処法
「予定表を読み込めませんでした」と表示される場合
- Teamsを一度完全に終了してから再起動する
- Teamsのキャッシュを削除する
- アンインストール後に再インストールする
上記で解決しない場合は、Microsoftサポートコミュニティに問い合わせることをお勧めします。
カレンダーのアイコンがサイドバーに表示されない場合
組織のIT管理者設定によって、カレンダー機能が制限されている可能性があります。
以下の手順で確認します。
- Microsoft 365管理センターにログインする
- 左メニューから「ユーザー」→「アクティブなユーザー」を選ぶ
- 該当ユーザーを選択し「メール」→「メールアプリを管理する」を開く
- 設定を確認してカレンダー機能を有効にする
Teamsカレンダーのメリット・デメリット
メリット
- Outlookと自動連携で二重管理が不要
- 会議URLが自動生成されてURLの間違いが起きない
- Microsoft 365の他ツール(Planner・Shiftsなど)と組み合わせやすい
- モバイルアプリからもどこでもアクセス可能
- スケジュールアシスタントで日程調整が効率化できる
デメリット
- 作成できる予定は基本的にミーティング形式のみ
- チーム全体の複雑なスケジュール管理は別アプリが必要
- 予定の公開/非公開設定はTeams側だけでは完結しない
- カレンダー全体の直接共有機能がない
- チャンネルカレンダーは有料プランが必要
まとめ
Teamsのカレンダーは、会議の予定管理・日程調整・メンバーの空き時間確認を、Teams内でシームレスに行えるツールです。
OutlookとのOutlookと自動連携しているため、既にMicrosoft 365を使っているチームであれば導入コストをかけずすぐに活用できます。
複雑なシフト管理やチーム全体のスケジュール共有が必要な場合は、Shiftsなどの追加機能も組み合わせると便利です。
まずは基本的な予定作成やスケジュールアシスタントを試して、自分のチームに合った使い方を見つけてみてください。
参考情報源:

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