ゲーム検索サイトとは?膨大なゲーム情報を探せるデータベースサイトを徹底解説

ゲーム

ゲーム検索サイトは、ビデオゲームに関する情報を体系的にまとめたデータベースサイトです。
ゲームのタイトル、発売日、対応機種、開発元、レビュー評価などの情報を検索・閲覧でき、ゲーム選びや研究、開発の参考として世界中で活用されています。

映画の情報を調べる際にIMDbを使うように、ゲームの情報を調べる際にはこれらのデータベースサイトが非常に便利です。
本記事では、国内外の主要なゲーム検索サイトの特徴や使い分けについて詳しく解説します。

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ゲーム検索サイトの主な用途

ゲーム検索サイトは、さまざまな目的で利用されています。

一般ユーザーの利用

ゲーム選び: 新しいゲームを探したり、過去の名作を発見したりする際に、レビュー評価や詳細情報を参考にできます。

コレクション管理: 自分が持っているゲームや遊びたいゲームをリスト化して管理できるサイトもあります。

レビュー投稿: プレイしたゲームの感想を投稿し、他のユーザーと共有できます。

専門家・研究者の利用

ゲーム研究の基礎資料: 学術研究やゲーム史の調査において、正確な情報源として活用されています。

マーケット調査: ゲームの売上データやトレンド分析に使用されます。

アーカイブ・保存活動: ゲーム文化を後世に残すための基盤として機能します。

業界関係者の利用

開発の参考資料: ゲーム開発者が過去の作品を参考にする際に使用されます。

クレジット情報: 開発スタッフの経歴や実績を確認できます。

競合調査: 他社のゲームの評価や仕様を調査する際に活用されます。

海外の主要ゲーム検索サイト

MobyGames(モビーゲームズ)

概要:
MobyGamesは、1999年3月1日に設立された、最も歴史のあるゲームデータベースサイトの一つです。
現在は30万以上のゲームと、数百のプラットフォームに関する情報を収録しています。

設立と歴史:
Jim LeonardとBrian Hirtによって設立され、当初はIBM PC互換機のゲーム情報から始まりました。
その後、一般ユーザーからの情報提供を受け付けるようになり、データベースが拡大しました。

2010年にGameFlyに買収され、2013年にBlue Flame Labsが取得し、2022年にAtari SAが150万ドルで買収しました。

特徴:

  1. クラウドソーシング型: ユーザーが情報を投稿し、ボランティアの承認者(approver)が事実確認を行う仕組みです。
  2. 詳細なクレジット情報: ゲーム開発に携わった人物の情報が詳細に記録されています。
  3. ランキングシステム: 正確な情報を提供したユーザーにポイントが付与されます。
  4. スクリーンショットやボックスアート: ゲームのパッケージ画像やゲーム画面を豊富に収録しています。

収録数: 30万以上のゲーム(2025年時点)

運営: Atari SA

公式サイト: https://www.mobygames.com/

IGDB(Internet Game Database)

概要:
IGDBは、2014年に設立された比較的新しいゲームデータベースサイトです。
2019年9月17日にTwitch(Amazonの子会社)に買収され、Twitchの検索・発見機能のデータベースとして使用されています。

特徴:

  1. API提供: 開発者向けに無料のAPIを提供しており、非商用・商用の両方で利用できます。2015年8月にAPI提供を開始しました。
  2. Twitchとの統合: Twitchのゲーム検索機能に採用されており、信頼性の高いデータベースとして認知されています。
  3. ユーザー中心の設計: IMDb(映画データベース)と同様に、ユーザーがゲームの評価やレビューを投稿できます。
  4. 編集機能: 登録ユーザーがページを作成・編集でき、IGDB従業員による検証後に公開されます。

収録数: 約18万5,000タイトル

運営: Twitch(Amazon)

公式サイト: https://www.igdb.com/

RAWG

概要:
RAWGは、2017年4月に開始されたゲームデータベースで、自らを「世界最大のビデオゲームデータベース」と称しています。

特徴:

  1. 収録数の多さ: 2018年時点で24万5,000タイトルを収録し、MobyGames(17万4,000タイトル)やIGDB(18万5,000タイトル)を上回ると主張しています。
  2. ユーザー生成コンテンツ(UGC)ツール: ユーザーが簡単にゲームを追加・編集できるツールを提供しており、使いやすさが評価されています。
  3. 発見・推薦機能: ユーザーのプロフィールに基づいて、新しいゲームを発見できる機能を開発しています。
  4. インフォテインメント志向: 情報提供とエンターテインメントを融合したアプローチを取っています。

公式サイト: https://rawg.io/

GameFAQs(ゲームファックス)

概要:
GameFAQsは、1995年に設立された、ゲーム攻略情報とデータベースを組み合わせたサイトです。
現在はGameSpotの一部として運営されています。

特徴:

  1. 攻略情報の宝庫: 4万以上のゲームに対する攻略FAQ、ガイド、ウォークスルーを収録しています。
  2. チートコード: 25万以上のチートコードを提供しています。
  3. レビュー: 10万以上のユーザーレビューが投稿されています。
  4. コミュニティフォーラム: ゲームごとの掲示板があり、ユーザー同士で情報交換できます。
  5. 高度な検索機能: ジャンル、発売年、プラットフォームなどで詳細な検索が可能です。

GameRankingsという別のゲーム評価集約サイトを運営していましたが、2019年にMetacriticに統合されました。

公式サイト: https://gamefaqs.gamespot.com/

Metacritic(メタクリティック)

概要:
Metacriticは、ゲームだけでなく映画、テレビ番組、音楽のレビューも集約する総合的なレビュー集約サイトです。

特徴:

  1. メタスコア: 複数のレビューサイトの評価を集約し、0-100のスコアで表示します。ただし、各レビューサイトに重み付けを行う独自の計算方法を採用しており、その詳細は非公開です。
  2. 業界への影響力: ゲーム業界において、Metacriticのスコアは開発スタジオのボーナスや次回作の予算に影響することがあり、強い影響力を持っています。
  3. ユーザースコア: プロのレビューに加えて、ユーザーが0-10のスコアで評価できます。ただし、レビュー爆撃(review bombing)の問題が指摘されています。

課題:
重み付けの不透明性や、一部のレビューサイトを優遇する傾向が批判されています。
また、ユーザーレビューの信頼性に問題があり、政治的な理由や開発元への抗議として極端な低評価が付けられることがあります。

公式サイト: https://www.metacritic.com/

OpenCritic(オープンクリティック)

概要:
OpenCriticは、Metacriticの問題点を解決するために、2015年9月30日に正式ローンチされたゲーム専門のレビュー集約サイトです。
Riot GamesのMatthew Enthovenによって開発されました。

特徴:

  1. 透明性の高いスコアリング: 単純平均を使用し、Metacriticのような隠れた重み付けを行いません。
  2. 複数の評価指標: トップクリティック平均、推奨率、パーセンタイルランクの3つの指標を提供します。
  3. レビュアーの明示: レビューを書いた記者の名前を明確に表示し、ユーザーが信頼できるレビュアーを選択できます。
  4. マネタイゼーション情報: 2019年2月から、ゲームのルートボックス(ガチャ)の有無や課金要素について情報を表示しています。
  5. プラットフォームとの統合: Epic Games Store(2020年1月)やGOG(2022年12月)にOpenCriticのスコアが統合されています。
  6. 2024年にValnetが買収: 2024年7月31日、メディア企業Valnetに買収されました。

ユーザーレビュー: 2024年10月に、20件以上のレビューがあるゲームに対してユーザー評価とレビュー機能が追加されました。

公式サイト: https://opencritic.com/

Giant Bomb(ジャイアントボム)

概要:
Giant Bombは、ゲームデータベース機能を持つゲームメディアサイトです。

特徴:

  1. メタデータ重視: ゲームの詳細情報をメタデータとして管理していますが、スコアは提供していません。
  2. メディアコンテンツ: ポッドキャストやビデオコンテンツが充実しています。
  3. コミュニティ: 熱心なゲームファンのコミュニティが形成されています。

公式サイト: https://www.giantbomb.com/

日本の主要ゲーム検索サイト

メディア芸術データベース(MADB)

概要:
メディア芸術データベースは、文化庁が主導して開発され、現在は国立美術館国立アートリサーチセンターが運営する公式データベースです。
漫画、アニメ、ゲーム、メディアアートの4分野を扱っています。

歴史:

  1. 2015年3月: 開発版公開(ゲーム分野は約3万5,000タイトル)
  2. 2019年11月: ベータ版公開
  3. 2023年4月: 文化庁から国立美術館国立アートリサーチセンターに事業移管
  4. 2024年1月: 正式版公開

特徴:

  1. 公的機関による運営: 文化庁の支援のもと、文化芸術基本法第9条に基づいて運営されています。
  2. 高い信頼性: 一件一件のデータソースが明記されており、データの追跡性や再現性が高くなっています。
  3. 3〜6重のチェック: ほとんどのデータは複数回の確認作業を経ており、精度が高いです。
  4. API公開: Web APIとデータセットが公開されており、研究や開発に活用できます。
  5. ジャパンサーチとの連携: 2022年1月から、アニメーション、ゲーム、メディアアート分野でジャパンサーチと連携しています。

ゲーム分野の収録内容:

  • 家庭用ゲーム対応ソフト
  • アーケードゲーム
  • PCゲーム

プロデューサー: 大向一輝(情報学者、CiNiiの開発リーダー)

公式サイト: https://mediaarts-db.artmuseums.go.jp/

ゲーム保存協会

概要:
NPO法人ゲーム保存協会は、ゲームの保存とアーカイブ活動を行う団体で、メディア芸術データベースのデータ入力にも協力しています。

活動内容:

  1. 現物資料の保管: 実際のゲームソフトやハードウェアを収集・保管しています。
  2. データベース作成: 文化庁の助成を受けて、PC-8001シリーズ、PC-8801シリーズ、PC-98などのレトロPCゲームのデータベース化を進めています。
  3. カタログ化: 現物資料を確認しながら、正確な情報をカタログとして整理しています。
  4. デジタル化: パッケージのスキャンや画像データの解析も実施しています。

2017年度からメディア芸術アーカイブ推進支援事業の助成を受けて活動しています。

公式サイト: https://www.gamepres.org/

8BITS(エイトビッツ)

概要:
8BITSは、レトロゲームに特化したデータベース・資料サイトです。

特徴:

  1. レトロゲーム専門: 1980年代を中心とした8ビットコンピュータ時代のゲームに特化しています。
  2. ユーザー参加型: 会員登録後、ゲームデータの登録や編集に協力できます。
  3. 詳細検索: 機種、ジャンル、発売年などで多角的に検索できます。
  4. 画像資料: パッケージ画像やゲーム画面のスクリーンショットを収録しています。

対象プラットフォーム:

  • PC-8001シリーズ
  • PC-8801シリーズ
  • その他の8ビットPC

公式サイト: https://www.8-bits.info/

GameWith(ゲームウィズ)

概要:
GameWithは、ゲーム攻略情報を中心とした日本のゲームメディアサイトです。

特徴:

  1. 攻略情報重視: スマートフォンゲームを中心に、攻略情報やキャラクター評価を提供しています。
  2. リセマラランキング: スマホゲームのリセマラ(最初からやり直し)情報が充実しています。
  3. 最新ゲーム対応: 新作ゲームの情報を迅速に提供します。

公式サイト: https://gamewith.jp/

Gamerch(ゲーマチ)

概要:
Gamerchは、ゲーム攻略Wikiを中心とした日本のゲームメディアサイトです。

特徴:

  1. Wiki形式: ゲームごとに攻略Wikiが作成されており、ユーザーが情報を追加・編集できます。
  2. コミュニティ機能: ユーザー同士で情報交換できる掲示板があります。
  3. データベース: キャラクター、アイテム、装備などのデータベースを提供しています。

公式サイト: https://gamerch.com/

ゲーム検索サイトの種類と特徴

ゲーム検索サイトは、その目的や特徴により、いくつかのカテゴリーに分類できます。

データベース型

特徴: ゲームの基本情報(タイトル、発売日、開発元、プラットフォームなど)を網羅的に収録します。

代表例: MobyGames、IGDB、メディア芸術データベース

用途: ゲームの基本情報を調べる、開発者のクレジットを確認する、研究の基礎資料として使用する

レビュー集約型

特徴: 複数のレビューサイトの評価を集約し、総合スコアを表示します。

代表例: Metacritic、OpenCritic

用途: ゲームの評価を比較する、購入前の参考にする

攻略情報型

特徴: ゲームの攻略情報、FAQ、チートコードなどを提供します。

代表例: GameFAQs、GameWith、Gamerch

用途: ゲームの攻略方法を調べる、詰まった箇所を解決する

アーカイブ型

特徴: ゲーム文化の保存を目的として、歴史的資料としてゲーム情報を収集・保管します。

代表例: メディア芸術データベース、ゲーム保存協会、8BITS

用途: ゲーム史の研究、文化財としての保存、教育・展示

データベースの信頼性と精度

ゲーム検索サイトの信頼性は、データの収集方法や検証プロセスによって異なります。

データ収集方法

クラウドソーシング型:
MobyGamesやIGDBのように、ユーザーが情報を投稿し、ボランティアや従業員が検証する方式です。
情報量は多くなりますが、誤情報が混入するリスクがあります。

公式機関型:
メディア芸術データベースのように、公的機関が実物資料を確認しながらデータを入力する方式です。
精度は高いですが、データ入力に時間がかかります。

データの正規化

データベースの質を評価する上で、データの正規化(重複の排除)は重要な要素です。

良いデータベース: 同じゲームが重複して登録されておらず、適切に整理されています。

問題のあるデータベース: 異なるバージョンやプラットフォームごとに別々のエントリーが乱立しており、検索が困難です。

網羅性

データベースの網羅性は、対象とする範囲をどこまでカバーしているかで評価されます。

プラットフォームごとの強み:

  • MobyGames: 古いプラットフォームに強い(例:Commodore 64のゲームが5,000以上)
  • IGDB: 比較的新しいプラットフォームに強い
  • メディア芸術データベース: アーケードゲームの収録数が多い

ゲーム検索サイトの使い分け

目的に応じて、適切なサイトを使い分けることが重要です。

ゲームの基本情報を調べる

推奨サイト: MobyGames、IGDB、メディア芸術データベース

特に古いゲームの情報はMobyGames、最新のゲームはIGDBが充実しています。
日本国内のゲームについては、メディア芸術データベースが最も信頼性の高い情報を提供しています。

ゲームの評価を知りたい

推奨サイト: OpenCritic、Metacritic

客観的な評価を重視する場合はOpenCritic、業界での影響力を知りたい場合はMetacriticが適しています。
ただし、どちらも新しいゲームが中心で、古いゲームのレビューは少ないです。

攻略情報を探す

推奨サイト: GameFAQs(海外ゲーム)、GameWith・Gamerch(日本のゲーム)

コンソールゲームやPCゲームの詳細な攻略情報はGameFAQsが充実しています。
日本のスマートフォンゲームについては、GameWithやGamerchが最新情報を提供しています。

ゲーム史を研究する

推奨サイト: メディア芸術データベース、ゲーム保存協会、8BITS

学術研究や歴史的調査には、公的機関が運営し、実物資料に基づいたメディア芸術データベースが最適です。
レトロゲームの詳細な情報は、8BITSやゲーム保存協会が提供しています。

開発者のクレジットを調べる

推奨サイト: MobyGames

MobyGamesは、ゲーム開発に携わった人物の経歴や実績を詳細に記録しており、クレジット情報においては最も充実しています。

ゲーム検索サイトが抱える課題

レビュー爆撃(Review Bombing)

問題:
ゲームの内容とは無関係な理由(政治的主張、開発元への抗議など)で、極端な低評価が大量に投稿される現象です。

影響:
Metacriticのユーザースコアは、レビュー爆撃の影響を受けやすく、信頼性に問題があります。

対策:
Steamのレビューシステムは、ゲームを一定時間プレイしたユーザーのみがレビューできる仕組みを採用しており、一定の効果を上げています。
OpenCriticも、ユーザーレビュー機能を追加する際に、この問題を意識した設計を検討しています。

データの更新頻度

問題:
新作ゲームが続々と発売される中、すべてのゲームをデータベースに登録するには時間がかかります。

対策:
RAWGのように、ユーザーが簡単にゲームを追加できるツールを提供することで、更新頻度を高める試みがあります。

古いゲームの情報不足

問題:
特に1980〜1990年代のゲームは、資料が散逸しており、正確な情報を収集することが困難です。

対策:
ゲーム保存協会のように、現物資料を保管しながらデータベース化を進める活動が重要です。

情報の精度

問題:
クラウドソーシング型のデータベースでは、誤情報が混入するリスクがあります。

対策:
MobyGamesのように、ボランティアの承認者による検証プロセスを設けることで、精度を高めることができます。
ただし、承認待ちの時間が長くなる(5ヶ月程度)という課題もあります。

今後の展望

AIとの統合

機械学習や自然言語処理技術の進歩により、ゲームのジャンル分類、類似ゲームの推薦、レビューの自動要約などが可能になりつつあります。

データ連携の拡大

メディア芸術データベースがジャパンサーチと連携しているように、複数のデータベース間でデータを相互利用する動きが進んでいます。

バーチャル博物館

ゲーム保存協会などの活動により、デジタルアーカイブとしてゲームをプレイ可能な形で保存する試みが進んでいます。

ユーザー検証システムの改善

レビュー爆撃の問題に対処するため、実際にゲームをプレイしたユーザーのみがレビューできるシステムが普及していく可能性があります。

まとめ

ゲーム検索サイトは、膨大なゲーム情報を整理し、検索可能にすることで、ゲームプレイヤー、研究者、開発者など幅広いユーザーに価値を提供しています。

MobyGamesやIGDBのような老舗サイトから、OpenCriticのような新しい試み、メディア芸術データベースのような公的機関による取り組みまで、それぞれが異なる特徴と強みを持っています。

目的に応じて適切なサイトを使い分けることで、より効率的にゲーム情報を探すことができます。
新しいゲームを探すならOpenCriticやMetacritic、古いゲームの詳細情報を調べるならMobyGamesやメディア芸術データベース、攻略情報が必要ならGameFAQsやGameWithといった具合です。

ゲーム文化が発展し続ける中、これらのデータベースは単なる情報源にとどまらず、ゲーム史を後世に残すための重要な文化的インフラとしての役割も果たしています。
今後も技術の進歩とともに、より使いやすく、より正確で、より包括的なゲーム検索サイトが登場していくことでしょう。

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