Googleメッセージアプリで写真や動画を送ろうとしたとき、「この会話では添付ファイルはサポートされていません」というメッセージが表示されることがあります。
本記事では、このエラーが表示される原因と、具体的な解決方法をわかりやすく解説します。
エラーメッセージの概要

Googleメッセージで「この会話では添付ファイルはサポートされていません」と表示された場合、現在の会話がSMS(ショートメッセージサービス)モードで動作していることを意味します。
SMSモードでは、テキストメッセージのみ送信可能で、画像や動画などの添付ファイルを送ることはできません。
添付ファイルを送信するには、RCS(リッチコミュニケーションサービス)チャット機能を有効にする必要があります。
SMSとRCSの違い
問題を理解するため、まずSMSとRCSの違いを知っておきましょう。
SMSとは
SMS(ショートメッセージサービス)は、携帯電話の電話番号を使って送受信する従来型のメッセージサービスです。
全角で最大70文字、半角で最大160文字までのテキストメッセージしか送信できません。
画像や動画などのファイル添付には対応していません。
携帯電話の通話回線を使用するため、インターネット接続が不要です。
MMSとは
MMS(マルチメディアメッセージングサービス)は、SMSの拡張版で、画像や動画を送信できます。
ただし、携帯キャリアによって対応状況が異なり、ファイルサイズに厳しい制限があります(多くの場合2MB程度まで)。
RCSとは
RCS(リッチコミュニケーションサービス)は、SMSの後継となる次世代メッセージング規格です。
インターネット接続(Wi-Fiまたはモバイルデータ)を使用して、以下の機能を提供します。
高解像度の写真や動画の送信が可能です。
既読通知機能があります。
入力中の表示機能があります。
グループチャット機能が強化されています。
エンドツーエンド暗号化に対応しています(Android同士の場合)。
ファイル共有の上限が大幅に増加しています。
エラーが表示される主な原因
「この会話では添付ファイルはサポートされていません」というエラーが表示される原因は、いくつか考えられます。
原因1:RCSチャット機能がオフになっている
自分のスマートフォンでRCSチャット機能が無効になっている場合、メッセージはSMSモードで送信されます。
この場合、添付ファイルを送ることができません。
原因2:相手がRCSに対応していない
自分のRCS設定が有効でも、相手がRCS対応アプリを使用していない場合、会話は自動的にSMSにフォールバックします。
相手がiPhoneユーザーの場合、iOS 18以降でRCS対応が始まりましたが、すべてのキャリアで利用できるわけではありません。
相手がAndroidでもGoogleメッセージ以外のアプリを使用している場合、RCSが利用できない可能性があります。
原因3:携帯通信会社がRCSに対応していない
自分または相手の携帯通信会社がRCSサービスを提供していない場合、RCSチャットを使用できません。
日本では、大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)および主要なMVNOの多くがRCSに対応していますが、一部のMVNOでは非対応の場合があります。
原因4:インターネット接続の問題
RCSはインターネット接続を必要とするため、Wi-Fiやモバイルデータがオフになっていると使用できません。
接続が不安定な場合も、自動的にSMSモードに切り替わることがあります。
原因5:Googleメッセージアプリの問題
アプリのキャッシュデータが破損している場合や、バージョンが古い場合、RCS機能が正常に動作しないことがあります。
解決方法1:RCSチャット機能を有効にする
最も一般的な解決方法は、RCSチャット機能を有効にすることです。
以下の手順で設定を確認・変更できます。
Googleメッセージアプリを開きます。
画面右上のプロフィール写真またはイニシャルをタップします。
「メッセージの設定」をタップします。
「RCSチャット」をタップします(端末によっては「チャット機能」と表示される場合があります)。
RCSチャットをオンにします。
ステータスが「接続済み」と表示されれば、RCSが有効になっています。
「接続中」と表示されている場合は、電話番号の確認処理中です。
数分待ってから再度確認してください。
解決方法2:インターネット接続を確認する
RCSチャットを使用するには、インターネット接続が必要です。
Wi-Fiまたはモバイルデータがオンになっているか確認してください。
機内モードがオフになっているか確認してください。
データ通信制限に達していないか確認してください。
VPNを使用している場合は、一時的にオフにしてみてください(一部のVPNはRCSと互換性がない場合があります)。
ネットワーク接続が安定していることを確認してください。
解決方法3:Googleメッセージをデフォルトアプリに設定する
Googleメッセージが既定のSMSアプリとして設定されていない場合、RCS機能が正常に動作しないことがあります。
以下の手順で設定を確認してください。
スマートフォンの「設定」アプリを開きます。
「アプリ」または「アプリと通知」をタップします。
「詳細設定」または「デフォルトのアプリ」をタップします。
「SMSアプリ」をタップします。
「メッセージ」(Googleメッセージ)を選択します。
解決方法4:Googleメッセージアプリを更新する
古いバージョンのアプリを使用していると、RCS機能に問題が発生することがあります。
Google Playストアを開きます。
検索バーで「メッセージ」と検索します。
Googleメッセージアプリを選択します。
「更新」ボタンが表示されている場合は、タップして最新版にアップデートします。
「開く」と表示されている場合は、すでに最新版です。
解決方法5:キャッシュとデータをクリアする
アプリのキャッシュやデータが破損している場合、クリアすることで問題が解決することがあります。
スマートフォンの「設定」アプリを開きます。
「アプリ」または「アプリと通知」をタップします。
「すべてのアプリを表示」をタップします(必要に応じて)。
「メッセージ」を選択します。
「ストレージとキャッシュ」をタップします。
「キャッシュを削除」をタップします。
これで解決しない場合は、「ストレージを消去」をタップします(注意:既存のメッセージ設定がリセットされます)。
アプリを再起動して、RCS設定を再度行います。
解決方法6:携帯通信会社サービスアプリをクリアする
「携帯通信会社サービス」アプリは、RCS機能の動作に重要な役割を果たしています。
このアプリのデータをクリアすることで、RCS接続の問題が解決する場合があります。
スマートフォンの「設定」アプリを開きます。
「アプリ」または「アプリと通知」をタップします。
「すべてのアプリを表示」をタップします。
「携帯通信会社サービス」を探します(表示されない場合は、メニューから「システムアプリを表示」を選択)。
「携帯通信会社サービス」をタップします。
「ストレージとキャッシュ」をタップします。
「ストレージを消去」をタップして確認します。
前の画面に戻り、「強制停止」をタップします。
スマートフォンを再起動します。
解決方法7:電話番号を再確認する

RCSチャットが正しく動作するには、電話番号の確認が必要です。
Googleメッセージアプリを開きます。
画面右上のプロフィール写真をタップします。
「メッセージの設定」→「RCSチャット」をタップします。
「電話番号を確認」が表示されている場合は、タップして確認プロセスを完了します。
SMSで確認コードが送信されるので、受信できることを確認してください。
解決方法8:ネットワーク設定をリセットする
上記の方法でも解決しない場合、ネットワーク設定のリセットを試してください。
スマートフォンの「設定」アプリを開きます。
「システム」または「一般管理」をタップします。
「リセット」または「リセットオプション」をタップします。
「Wi-Fi、モバイル、Bluetoothのリセット」または「ネットワーク設定のリセット」を選択します。
「設定をリセット」をタップして確認します。
注意:この操作により、保存されているWi-Fiパスワードやペアリング済みのBluetoothデバイスの情報が削除されます。
リセット後、Wi-Fiに再接続してRCS設定を確認してください。
相手がRCSに対応していない場合の対処法
自分のRCS設定が正しくても、相手がRCSに対応していない場合、添付ファイルを送ることができません。
この場合、以下の代替手段を検討してください。
代替手段1:他のメッセージアプリを使用する
LINE、WhatsApp、Telegram、Signalなどのメッセージアプリを使用すれば、ファイル共有が可能です。
これらのアプリは両者がインストールしている必要があります。
代替手段2:メールで送信する
添付ファイルをメールで送信することもできます。
Gmailなどのメールアプリを使用して、ファイルを添付して送信してください。
代替手段3:クラウドストレージを利用する
Googleドライブ、Dropbox、OneDriveなどのクラウドストレージにファイルをアップロードし、共有リンクを相手に送信する方法もあります。
この方法は大容量ファイルの共有に特に有効です。
RCSが使えるか確認する方法
会話画面で、メッセージ入力欄を確認してください。
RCSチャットが有効な場合、入力欄に「チャット」または「RCSメッセージ」と表示されます。
SMSの場合、「テキストメッセージ(SMS/MMS)」と表示されます。
また、会話画面の上部に「○○さんとテキストメッセージで会話中(SMS/MMS)」と表示されている場合は、SMSモードです。
よくある質問
RCSを使うと料金がかかりますか
RCSはインターネット接続を使用するため、Wi-Fi接続時は追加料金はかかりません。
モバイルデータ使用時は、契約しているデータプランの範囲内で通信料が発生します。
従来のSMSとは異なり、メッセージ1通ごとの料金はかかりません。
iPhoneユーザーとRCSで通信できますか
iOS 18以降を搭載したiPhoneでは、RCSメッセージに対応しています。
ただし、携帯通信会社がiPhone向けのRCSサービスを提供している必要があります。
日本では、2025年2月時点でKDDI(au、UQ mobile、povo)がiPhone向けRCSに対応していますが、ドコモとソフトバンクは未対応です。
また、iPhone同士やiPhoneとAndroid間のRCSメッセージでは、エンドツーエンド暗号化が利用できない場合があります。
RCSが「接続中」のまま進まない場合は
RCSのステータスが「接続中」のまま30分以上変わらない場合、以下を試してください。
スマートフォンを再起動してください。
インターネット接続を確認してください。
Googleメッセージアプリのキャッシュをクリアしてください。
それでも解決しない場合は、Googleメッセージアプリ内から「詳細」→「フィードバックを送信」を選択して、問題を報告してください。
RCSをオフにするとどうなりますか
RCSをオフにすると、すべてのメッセージがSMS/MMSで送信されます。
既読通知や入力中表示などの機能が使えなくなります。
参加しているRCSグループチャットから自動的に削除されます。
30日以内にRCSを再度オンにしないと、グループチャットから完全に削除されます。
まとめ
Googleメッセージで「この会話では添付ファイルはサポートされていません」というエラーが表示される主な原因は、SMSモードで通信していることです。
この問題を解決するには、RCSチャット機能を有効にする必要があります。
RCSを有効にするには、Googleメッセージアプリの設定から「RCSチャット」をオンにしてください。
RCSを使用するには、インターネット接続(Wi-Fiまたはモバイルデータ)が必要です。
相手もRCS対応のアプリを使用している必要があります。
携帯通信会社がRCSサービスに対応している必要があります。
RCSが使えない場合の代替手段として、LINE、WhatsApp、メール、クラウドストレージの利用などがあります。
RCS機能を有効にすることで、高画質な写真や動画の送信、既読通知、入力中表示など、より豊かなメッセージング体験を楽しむことができます。
上記の解決方法を順番に試して、問題を解決してください。

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