忍者の日とは?2月22日の由来と全国で開催されるイベントを紹介

「ニンニンニン」という語呂合わせから生まれた「忍者の日」をご存じでしょうか。2月22日は日本の伝統文化である忍者を祝う記念日として、全国各地でさまざまなイベントが開催されています。この記事では、忍者の日の由来や制定の経緯、そして各地で行われている取り組みについて詳しく解説します。

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忍者の日の概要

忍者の日は、毎年2月22日に制定された日本の記念日です。2015年に一般社団法人日本記念日協会によって正式に認定・登録されました。

この記念日は、日本を代表する文化資産である「忍者」を国内外に広くアピールし、忍者文化の発展と地域振興を目的として制定されています。現在では2月2日から2月22日までの期間を「忍者月間」として設定し、日本各地で忍者にちなんだイベントが開催されています。

なぜ2月22日なのか?語呂合わせの由来

忍者の日が2月22日に設定された理由は、日本語の語呂合わせにあります。

「2」は日本語で「に」と読みます。2月22日は「2・2・2」、つまり「ニン・ニン・ニン」と読むことができるんですね。この「ニン」は、忍者の「忍」や忍術の「忍」を連想させることから、忍者にまつわる記念日として選ばれました。

ちなみに、同じ2月22日は「猫の日」としても知られています。こちらは「222」を猫の鳴き声「ニャン・ニャン・ニャン」に見立てた語呂合わせです。2月22日は忍者と猫、どちらのファンにとっても特別な日となっています。

忍者の日の制定経緯

忍者の日は、2015年に株式会社グラフィクスアンドデザイニングによって制定されました。同社は店舗デザインや空間デザインを手がける会社で、忍者をテーマにしたレストランのプロデュースなども行っていました。

当初は忍者レストラン「NINJA KYOTO」のプロモーションを目的として制定された記念日でしたが、その後、日本忍者協議会が主催となり、全国規模の取り組みへと発展していきました。

日本忍者協議会とは

日本忍者協議会(Japan Ninja Council)は、2015年に設立された忍者の公式組織です。これまで謎に包まれてきた忍者という存在を、日本の文化資産として世界に発信することを目的としています。

この協議会の特徴は、自治体や大学、観光協会、民間団体など、あらゆる垣根を越えた組織で構成されている点です。初代会長には鈴木英敬三重県知事(当時)が就任し、市川海老蔵さんが応援団に就任したことでも話題になりました。

協議会の主な活動は以下の通りです。

日本忍者協議会は、忍者の学術研究や情報収集・情報発信を行っています。また、忍者による観光振興や文化振興、地域経済の活性化を図る取り組みを進めています。忍者の歴史的な人生や技術、精神に関する真実を発掘し、先人が現代に残した謎の解明にも取り組んでいます。

忍者月間と主な取り組み

現在、2月2日から2月22日までの期間は「忍者月間」として設定されています。この期間中、日本各地で忍者をテーマにしたイベントやキャンペーンが開催されます。

忍者月間には、忍者をテーマに自前でイベントやセールなどを実施できる事業者・団体・個人なら、誰でも参加できる仕組みになっています。参加者には公式ポスターやのぼりが配布され、キャンペーンサイトでの告知も行われます。

伊賀市の取り組み「忍者市」宣言

三重県伊賀市は、伊賀流忍者発祥の地として知られています。2017年2月22日、伊賀市は「忍者市」を宣言しました。

この宣言は、伊賀市議会で全会一致で可決されたもので、忍者の日である2月22日の午後2時22分に再開された定例会で行われました。議場は忍者衣装に着替えた議員や市職員、傍聴者らで埋まり、岡本栄市長(当時)が日本語と英語で宣言文を読み上げました。

宣言文の内容は「私たち伊賀市民は、伊賀市が忍者発祥の地であることを認識し、忍者の歴史文化や精神を継承するとともに、忍者を活かした観光誘客やまちづくりを行うことを目指して、ここに『忍者市』を宣言します」というものです。

伊賀鉄道「忍者線」と「忍者市駅」

忍者市宣言を受けて、2019年2月22日には伊賀鉄道伊賀線の愛称が「忍者線」に、上野市駅の愛称が「忍者市駅」に決定しました。

伊賀鉄道では、漫画家の松本零士さんがデザインした「忍者列車」が運行されており、車体には忍者のイラストが描かれています。駅構内にも忍者の装飾が施され、訪れる人々を忍者の世界へと誘います。

忍者市役所の開庁

2026年で忍者市宣言から10回目を迎える伊賀市では、2月を「忍者市月間」として、さまざまな取り組みを実施しています。期間中は「忍者市役所」として市役所1階窓口の職員や幹部職員らが忍者衣装で勤務し、市民や来訪者を迎えます。

また、市内の金融機関や観光・宿泊施設でもスタッフが忍者衣装を着用し、市内の小中学校では忍者にちなんだメニューの給食が提供されます。

甲賀市の取り組み

滋賀県甲賀市もまた、甲賀流忍者の里として知られています。甲賀市でも忍者の日に合わせた取り組みが行われています。

甲賀市役所では、総合案内のスタッフや観光企画推進課の職員が忍者装束で来庁者の対応や業務を行います。特徴的なのは、戦国時代から江戸時代にかけて忍者が諜報活動をした実際の姿を再現する試みです。野良着(農民)や虚無僧、甲賀武士などの姿で勤務する職員もいます。

また、市内の全小中学校と一部の保育園・こども園では「忍者給食」が提供されます。手裏剣をあしらったかまぼこ入り鍋や市産の「忍忍人参」のレモンあえ、黒影ごはんといったメニューが並びます。

忍者を体験できる主な施設

忍者の日や忍者月間に訪れたい、忍者関連の主な施設を紹介します。

伊賀流忍者博物館(三重県伊賀市)

伊賀流忍者博物館は、1964年に伊賀市内の土豪屋敷を上野公園内に移築して誕生した施設です。忍者屋敷、忍術体験館、忍者伝承館、忍術ひろばなどで構成されており、どんでん返しなどのからくりを体験できます。アクション満載の忍者実演ショーも人気です。

甲賀の里忍術村(滋賀県甲賀市)

甲賀の里忍術村は、広大な敷地に忍術博物館やからくり屋敷、水ぐも池、手裏剣道場などを備えた施設です。毎年、全日本忍者選手権大会も開催されています。

甲賀流リアル忍者館(滋賀県甲賀市)

甲賀流リアル忍者館は、甲賀市の総合観光インフォメーションセンター内に設置された施設です。甲賀流忍者について詳しく学べる展示や、手裏剣体験、AR撮影などが楽しめます。プロジェクションマッピングによる映像上映も行われています。

甲賀流忍術屋敷(滋賀県甲賀市)

甲賀流忍術屋敷は、観光用に移築や復元創作されたものではなく、当時のまま今に残る本物の建造物です。実際に忍者が住んでいた屋敷で、巧妙な仕掛けを自由に触れたり体験したりすることができます。

国際忍者の日との違い

実は、忍者の日は世界に2つ存在します。日本の忍者の日(2月22日)とは別に、12月5日には「国際忍者の日(International Day of the Ninja)」があります。

国際忍者の日は、2003年にアメリカの「Ninja Burger」というサイトが冗談で始めたもので、映画『ラスト・サムライ』のアメリカ公開日(12月5日)に合わせて設定されました。日本の忍者の日とは由来も目的も異なりますが、どちらも忍者文化を楽しむ日として世界各地で親しまれています。

まとめ

忍者の日についてのポイントをまとめると以下の通りです。

忍者の日は毎年2月22日で、「ニン・ニン・ニン」の語呂合わせが由来です。2015年に制定され、日本記念日協会に登録されました。2月2日から2月22日は「忍者月間」として全国各地でイベントが開催されます。

日本忍者協議会が中心となって、忍者文化の発信と地域振興に取り組んでいます。伊賀市は2017年に「忍者市」を宣言し、甲賀市でも忍者にちなんださまざまな取り組みが行われています。

忍者は日本が世界に誇る文化資産です。忍者の日をきっかけに、忍者の歴史や精神、そして各地の忍者文化に触れてみてはいかがでしょうか。

参考情報

この記事の作成にあたり、以下の情報源を参照しました。

公式サイト・自治体情報

観光施設

関連組織

百科事典・データベース

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