Snapchat(スナップチャット)には、友達とリアルタイムで位置情報を共有できる「Snap Map(スナップマップ)」という機能があります。
位置情報共有アプリ「Zenly(ゼンリー)」がサービス終了した現在、Snap Mapがその代替として注目を集めています。
しかし、「位置情報が常に見られているのでは?」「プライバシーは大丈夫?」という不安を感じる方も多いでしょう。
この記事では、Snapchatのリアルタイム位置情報機能の仕組み、使い方、プライバシー設定、注意点まで理解できるよう詳しく解説します。
Snap Mapとは
Snap Mapは、Snapchatに搭載されている位置情報共有機能です。
2017年6月にリリースされた機能で、友達の居場所を地図上で確認したり、世界中のユーザーの公開された投稿を地図から閲覧できます。
Snap Mapの基本的な特徴
地図上に友達の現在地が表示されます。
友達の位置は、Bitmoji(ビットモジ)というアバターで表示されるため、視覚的に分かりやすいです。
友達がどこにいるか、何をしているかをリアルタイムで確認できます。
待ち合わせや、近くにいる友達を探すのに便利です。
地図上から飲食店や施設の情報も確認できます。
世界中のユーザーが公開した投稿を、地図上のスポットから閲覧できます。
Zenlyとの関係
Snap Mapが注目を集めた背景には、人気位置情報共有アプリ「Zenly」の存在があります。
Zenlyは、Snapchatの運営元であるSnap社が2017年に買収したパリ発のソーシャルマップサービスでした。
Zenlyは友達同士で常に位置情報を共有できる機能が人気で、特に若者の間で広く使われていました。
しかし、2022年9月にサービス終了が発表され、2023年2月3日に正式にサービスを終了しました。
Zenly公式Twitterでは「Snap Mapで待ってるよ」というメッセージが投稿され、多くのユーザーがSnap Mapへ移行しました。
現在、Snap MapはZenlyの代替として位置情報共有アプリの主要な選択肢の一つとなっています。
Snapchatの位置情報はリアルタイムで更新されるのか
Snapchatの位置情報がリアルタイムで更新されるかどうかは、設定によって異なります。
2つの位置情報共有タイプ
Snap Mapには、2つの位置情報共有モードがあります。
「使用中のみ」モード
Snapchatアプリを使用している間のみ、位置情報が更新されます。
アプリを閉じると、位置情報の更新は停止します。
Snap Mapには、最後にSnapchatを使用していた場所が表示され続けます。
次にSnapchatを開くまで、位置情報は更新されません。
つまり、完全なリアルタイムではなく、「Snapchat使用時のみのリアルタイム」となります。
「常に」またはバックグラウンドモード
信頼できる友達や家族と「常に」位置情報を共有することもできます。
このモードでは、Snapchatアプリを閉じていても、選択した友達や家族にリアルタイムで位置情報が表示され続けます。
バックグラウンドで常に位置情報が更新されるため、アプリを使っていなくても最新の居場所が共有されます。
例えば、自宅に帰ったりパーティーに出かけたりした場合でも、相手は常にあなたがどこにいるかを確認できます。
デフォルトの設定
重要な点として、Snap Mapの位置情報共有はデフォルトではオフになっています。
つまり、自分で設定を変更しない限り、位置情報が他人に共有されることはありません。
位置情報の共有を開始したい場合は、Snap Mapの設定で手動で有効にする必要があります。
位置情報の有効期限
Snap Map上の位置情報は、24時間後に自動的に期限切れになります。
24時間以内に再度Snapchatを開かない場合、マップ上からあなたの位置が消えます。
これは、古い位置情報が永久に残り続けることを防ぐための仕組みです。
実際の更新タイミング
「使用中のみ」モードの場合、位置情報はSnapchatアプリを開いた瞬間に更新されます。
バックグラウンドでは自動的に更新されません。
「常に」モードの場合、デバイスの位置情報が変化すると随時更新されます。
ただし、ネットワークの状況やデバイスの設定によって、若干の遅延が発生することがあります。
完全に「リアルタイム」と言えるかどうかは、設定とネットワーク環境次第です。
Snap Mapの使い方
Snap Mapを使って位置情報を共有する方法を見ていきましょう。
Snap Mapを開く方法
Snapchatアプリを開きます。
カメラ画面から、2本の指でピンチアウト(画面を広げるように)します。
または、画面下部の左側にある地図アイコンをタップします。
Snap Mapが表示されます。
初めて開く場合、位置情報の利用許可を求められるので「許可」を選択します。
位置情報共有の設定
Snap Map画面の右上にある⚙️(歯車)アイコンをタップします。
設定メニューが開きます。
ここで、以下の設定を行えます。
ゴーストモード
ゴーストモードをオンにすると、誰にも自分の位置が表示されなくなります。
完全にプライベートな状態になります。
ゴーストモードがオフの場合、選択した友達に位置情報が共有されます。
共有範囲の設定
位置情報を共有する相手を選択できます。
- マイフレンド:すべての友達に共有
- マイフレンド(●●を除く):特定の友達を除いて共有
- 選択したフレンドのみ:特定の友達だけに共有
自分で細かく共有範囲を管理できます。
バックグラウンド位置情報の設定
「常に」位置情報を共有するには、スマートフォンの設定でSnapchatに「常に」位置情報へのアクセスを許可する必要があります。
デバイス設定→アプリ→Snapchat→位置情報→「常に許可」を選択します。
「使用中のみ」に設定すると、Snapchat使用中のみ位置情報が共有されます。
友達の位置情報を確認する方法
Snap Mapを開きます。
地図上に、友達のBitmojiアバターが表示されます。
確認したい友達のBitmojiをタップします。
友達の詳細な位置情報が表示されます。
「現在地の共有」をタップすると、リアルタイムで位置情報を共有できる期間を選択できます。
待ち合わせなどの際に便利です。
特定の友達とリアルタイム位置情報を共有する
Snap Mapで友達のBitmojiをタップします。
「現在地の共有」を選択します。
共有する期間を選択します(15分、1時間、8時間など)。
選択した期間中、お互いの位置がリアルタイムで更新されます。
設定した期間が終了すると、自動的に共有が停止します。
位置情報を共有できる条件
Snap Mapで位置情報を共有するには、以下の2つの条件を満たす必要があります。
- お互いに友達として登録されていること(フレンドリクエストを承認済み)
- 両者とも位置情報共有を有効にしていること
どちらか一方でもゴーストモードにしている場合、位置情報は表示されません。
ゴーストモード:位置情報を非公開にする方法
プライバシーを守りたい場合、ゴーストモードを使用します。
ゴーストモードとは
ゴーストモードは、Snap Map上で自分の位置を完全に非表示にする機能です。
ゴーストモードをオンにすると、誰にも自分の居場所が表示されなくなります。
自分のBitmojiがマップ上から消えます。
ただし、自分は他の友達の位置を確認できます(相手が共有設定している場合)。
ゴーストモードの設定方法
Snapchatアプリを開きます。
Snap Mapを表示します(2本指でピンチアウト、または地図アイコンをタップ)。
マップ画面右上の⚙️(歯車)アイコンをタップします。
「ゴーストモード」のトグルスイッチをオンに切り替えます。
これで、位置情報の共有が完全に停止されます。
ゴーストモード中でも位置情報がバレる可能性
ゴーストモードを有効にしていても、以下の場合は位置情報が推測される可能性があります。
ストーリーの位置情報タグ
Snapストーリーに投稿する際、フィルターを使用すると位置情報タグが自動的に追加されることがあります。
ゴーストモードでも、ストーリーから位置情報が分かる場合があります。
位置情報を完全に隠したい場合は、ストーリー投稿時に位置情報タグを削除するか、フィルターを使用しないようにしましょう。
「みんなのストーリー」への投稿
「みんなのストーリー」に投稿すると、全ユーザーに公開され、位置情報も含まれます。
ゴーストモード中でも、「みんなのストーリー」への投稿には注意が必要です。
スマートフォンの設定で位置情報を完全にオフにする方法
Snapchatアプリ内の設定ではなく、スマートフォンのシステム設定で位置情報を完全にオフにすることもできます。
Android端末での設定
スマートフォンの「設定」アプリを開きます。
「アプリ」または「アプリと通知」をタップします。
一覧から「Snapchat」を見つけてタップします。
「権限」または「許可」をタップします。
「位置情報」をタップします。
「許可しない」を選択します。
これで、SnapchatがデバイスのGPS位置情報にアクセスできなくなります。
iPhone・iPadでの設定
「設定」アプリを開きます。
下にスクロールして「Snapchat」を見つけてタップします。
「位置情報」をタップします。
「なし」または「次回確認」を選択します。
これで、Snapchatが位置情報にアクセスできなくなります。
完全オフにした場合の影響
位置情報を完全にオフにすると、以下の影響があります。
- Snap Map機能が使用できなくなります
- 位置情報ベースのフィルターやレンズが使用できなくなります
- 友達の位置も確認できなくなります
- 「みんなのストーリー」の位置情報付き投稿を見ることはできますが、自分は投稿できなくなります
必要に応じて、再度許可することも可能です。
Snap Mapの便利な使い方
位置情報共有機能は、適切に使えば非常に便利です。
待ち合わせに利用
友達との待ち合わせ時に、お互いの位置をリアルタイムで確認できます。
「あと何分で着く?」と何度もメッセージを送る必要がありません。
地図上で相手の移動を確認しながら、効率的に合流できます。
待ち合わせが完了したら、リアルタイム共有を終了できます。
家族の安全確認
家族間で位置情報を共有すれば、お互いの安全を確認できます。
子どもが無事に学校に着いたか、帰宅したかを確認できます。
夜遅くまで外出している家族の居場所を把握できます。
ただし、プライバシーと安全のバランスを考慮することが重要です。
近くにいる友達を見つける
Snap Mapで近くに友達がいないか確認できます。
偶然近くにいる友達を見つけて、急遽会うこともできます。
新しい場所に行ったとき、その近くにいる友達に声をかけることもできます。
旅行先での活用
旅行中、グループの他のメンバーの位置を確認できます。
大きなテーマパークやイベント会場ではぐれた時に便利です。
それぞれが自由に行動しながらも、必要な時に合流できます。
地域のイベントや情報を確認
Snap Map上では、世界中のユーザーが公開した投稿を地図から閲覧できます。
特定の場所で何が起きているかをリアルタイムで確認できます。
例えば、行きたいイベント会場の様子を事前に確認したり、旅行先の現在の状況を把握できます。
ヒートマップのように投稿が集中しているスポットも分かります。
Snap Mapのプライバシーと安全に関する注意点
位置情報共有は便利ですが、プライバシーと安全に関するリスクもあります。
信頼できる相手とのみ共有する
位置情報の共有は、信頼できる友達やよく知る家族とのみ行うことを強くお勧めします。
知らない人や、あまり親しくない人とは共有しないようにしましょう。
特に、バックグラウンドで「常に」位置情報を共有する相手は、非常に慎重に選ぶべきです。
必要な期間のみ共有する
位置情報は、必要な期間(目的地まで安全に旅したことを知らせるのに必要な時間など)に限定して共有しましょう。
常時共有する必要がない場合は、使用後にゴーストモードに戻すことをお勧めします。
リアルタイム位置情報の共有は、時間を設定して自動的に終了するようにできます。
自宅や学校の位置が特定されるリスク
毎日同じ場所に長時間いる様子が共有されると、自宅や学校の位置が特定される可能性があります。
自宅にいる時は、ゴーストモードにすることを検討しましょう。
または、信頼できる家族とのみ共有するように設定しましょう。
「みんなのストーリー」への投稿に注意
「みんなのストーリー」に投稿すると、全世界のSnapchatユーザーに公開される可能性があります。
位置情報も含まれるため、知らない人にあなたの居場所が知られてしまいます。
プライバシーを守りたい場合は、「マイストーリー」または「カスタムストーリー」を使用し、「みんなのストーリー」への投稿は避けましょう。
定期的に共有設定を確認する
デバイスやSnapchatは、位置情報を共有していることを随時通知します。
定期的にSnap Mapの設定に移動して、誰と位置情報を共有しているかを確認しましょう。
意図せず多くの人と共有している場合は、設定を見直しましょう。
ストーカーや犯罪のリスク
位置情報を不適切に共有すると、ストーカーや犯罪のターゲットになる可能性があります。
自分の行動パターン(通学路、よく行く場所、帰宅時間など)が把握されるリスクがあります。
特に若い人や女性は、このリスクを十分に理解した上で使用しましょう。
未成年者の使用について
保護者の方は、お子さんがSnap Mapを使用する際に以下の点に注意してください。
- 位置情報共有の仕組みとリスクを説明する
- 共有範囲を家族や信頼できる友人のみに限定するよう指導する
- 定期的に設定を確認する
- ゴーストモードの使い方を教える
- 「みんなのストーリー」への投稿を避けるよう指導する
Snap Mapの災害時の活用事例
Snap Mapは、予想外の場面でも役立つことが実証されています。
2017年のハリケーン災害
2017年8月、アメリカで大規模なハリケーン災害が発生しました。
この災害の際、Snap Mapが思わぬ形で活躍しました。
多くのユーザーが各地の被害状況を「みんなのストーリー」に投稿したことで、Snap Mapで被害状況をリアルタイムで把握できるようになりました。
災害時のSnap Mapの利点
ユーザーは「被害が大きそうな場所」「安全な場所」「電源が使える場所」といった情報をリアルタイムで、かつ短時間で収集できました。
広範囲の情報を収集したい、現在地付近の情報を知りたいという場合に、位置情報と地図、そしてユーザーの情報を組み合わせたSnap Mapの機能は非常に便利でした。
投稿者の位置情報に紐付いているため、少なくとも現地にいるユーザーが発信した情報かどうかは判断できます。
これは、Twitterなどで問題になるデマ情報と比較して、信憑性が高いと言えます。
SNS×位置情報の可能性
この事例は、SNSでの情報発信に位置情報が紐づくことで、緊急時により便利なツールになりえることを示しました。
安否確認や被害状況の発信・確認をほぼリアルタイムでできるSNSの特徴が、位置情報と組み合わさることで、さらに有用性が高まりました。
よくある質問(FAQ)
Snap Mapに関するよくある質問と回答をまとめました。
Snap Map上の位置情報は常に表示されますか
いいえ、常に表示されるわけではありません。
「使用中のみ」モードの場合、Snapchatアプリを開いた瞬間にのみ位置情報が更新されます。
バックグラウンドでは自動的に更新されず、24時間後に自動的に期限切れになります。
「常に」モードを設定している場合のみ、アプリを閉じていても位置情報が更新され続けます。
相手が自分の位置を見ているかどうか分かりますか
いいえ、Snap Mapでは、誰があなたの位置を確認したかは通知されません。
自分が共有している相手は設定画面で確認できますが、実際に誰が見ているかは分かりません。
ゴーストモードにしても友達の位置は見えますか
はい、見えます。
ゴーストモードは自分の位置を非表示にするだけで、友達の位置情報を見る機能は影響を受けません。
友達が位置情報を共有していれば、あなたがゴーストモードでも確認できます。
位置情報の精度はどのくらいですか
Snap Mapの位置情報の精度は、デバイスのGPS精度に依存します。
一般的に、数メートルから数十メートルの誤差があります。
建物の中や地下では精度が低下することがあります。
Wi-Fiやモバイルネットワークの状況によっても精度が変わります。
バッテリーの消費は激しいですか
「常に」位置情報を共有するモードでは、GPSを常時使用するため、バッテリー消費が増えます。
「使用中のみ」モードであれば、Snapchatを使っている時だけGPSを使用するため、バッテリーへの影響は少なめです。
バッテリーが気になる場合は、必要な時だけ位置情報を共有し、それ以外はゴーストモードにすることをお勧めします。
Snap Mapをオフにする方法はありますか
Snap Map機能自体をオフにすることはできませんが、ゴーストモードをオンにすることで、位置情報の共有を完全に停止できます。
または、スマートフォンの設定でSnapchatの位置情報アクセスを「許可しない」にすることで、Snap Mapが機能しなくなります。
過去の位置履歴は保存されますか
Snap Mapには、過去の位置履歴を保存・表示する機能はありません。
現在地または最後にSnapchatを使用した場所のみが表示されます。
Zenlyのように移動履歴を確認する機能はありません。
まとめ
Snapchatの位置情報共有機能「Snap Map」について、重要なポイントをまとめます。
Snap Mapの基本
- 2017年6月にリリースされた位置情報共有機能
- Zenlyのサービス終了後、代替として注目を集めている
- 友達の位置をBitmojiアバターで地図上に表示
- 世界中のユーザーの公開投稿も地図から閲覧可能
リアルタイム性について
- 「使用中のみ」モード:Snapchat使用中のみ位置情報が更新される
- 「常に」モード:アプリを閉じていてもリアルタイムで位置情報が更新される
- デフォルトでは位置情報共有はオフ
- 位置情報は24時間後に自動的に期限切れ
プライバシー設定
- ゴーストモードで位置情報を完全に非表示にできる
- 共有範囲を細かく設定可能(全員、特定の友達のみなど)
- スマートフォンの設定で位置情報アクセスを完全にオフにすることも可能
安全に使うためのポイント
- 信頼できる友達や家族とのみ共有する
- 必要な期間のみ共有し、使用後はゴーストモードに戻す
- 自宅や学校にいる時はゴーストモードにする
- 「みんなのストーリー」への投稿は慎重に
- 定期的に共有設定を確認する
- 未成年者が使用する場合は保護者の監督が必要
便利な使い方
- 待ち合わせ時の位置確認
- 家族の安全確認
- 近くにいる友達を見つける
- 旅行先での活用
- 災害時の情報収集(2017年ハリケーン災害での活用事例)
Snap Mapは、適切に使えば非常に便利な機能ですが、位置情報という機密性の高い情報を扱うため、プライバシーと安全に十分注意する必要があります。
特に、「常に」位置情報を共有するバックグラウンドモードは、信頼できる相手と必要最小限の期間のみ使用することを強くお勧めします。
設定を正しく理解し、自分のプライバシーをしっかり管理しながら、Snap Mapを安全に楽しく活用しましょう。

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