ブラウザエンジン別ブラウザ一覧|Chromium・Gecko・WebKitの完全ガイド

Webブラウザには見た目が違うだけでなく、内部で使用している「エンジン」が異なります。
この記事では、レンダリングエンジンとJavaScriptエンジンごとに、どのブラウザがどのエンジンを使用しているかを詳しく解説します。

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  1. ブラウザエンジンとは
    1. レンダリングエンジン(HTMLレンダリングエンジン)
    2. JavaScriptエンジン
  2. 現在の主要ブラウザエンジン
    1. 三大ブラウザエンジン
  3. Chromium系ブラウザ一覧
    1. Chromium(クロミウム)
    2. Google Chrome(グーグル・クローム)
    3. Microsoft Edge(マイクロソフト・エッジ)
    4. Opera(オペラ)
    5. Brave(ブレイブ)
    6. Vivaldi(ヴィヴァルディ)
    7. Arc(アーク)
    8. SRWare Iron(アイアン)
    9. Ungoogled Chromium(アングーグルド・クロミウム)
    10. その他のChromium系ブラウザ
  4. WebKit系ブラウザ一覧
    1. Safari(サファリ)
    2. GNOME Web(旧Epiphany)
    3. その他のWebKit系ブラウザ
  5. Gecko系ブラウザ一覧
    1. Mozilla Firefox(モジラ・ファイアフォックス)
    2. Tor Browser(トール・ブラウザ)
    3. Floorp(フロープ)
    4. GNU IceCat(アイスキャット)
    5. Pale Moon(ペール・ムーン)
    6. SeaMonkey(シーモンキー)
    7. Waterfox(ウォーターフォックス)
    8. LibreWolf(リブレウルフ)
  6. 過去の主要ブラウザエンジン
    1. Trident(トライデント)
    2. EdgeHTML(エッジHTML)
    3. Presto(プレスト)
    4. KHTML(ケーエイチティーエムエル)
  7. JavaScriptエンジン一覧
    1. V8(ヴィーエイト)
    2. SpiderMonkey(スパイダーモンキー)
    3. JavaScriptCore(ジャバスクリプトコア)
    4. Chakra(チャクラ)
  8. ブラウザエンジンの系譜
    1. 主要な系譜
  9. ベンダープレフィックス
    1. 現在の主要プレフィックス
    2. 過去のプレフィックス
  10. ブラウザエンジンシェア
  11. iOS/iPadOSの特殊事情
    1. 制限の内容
    2. 批判
  12. 新世代ブラウザエンジン
    1. Ladybird(レディバード)
    2. Servo(サーボ)
  13. ブラウザエンジンの重要性
    1. Web標準の健全性
    2. リスク
  14. 開発者への影響
    1. クロスブラウザ対応
    2. パフォーマンス最適化
  15. まとめ
    1. 主要な3つのエンジン
    2. 過去のエンジン
    3. 新世代エンジン
    4. ブラウザエンジンの多様性の重要性

ブラウザエンジンとは

ブラウザエンジンは、Webページを表示するための核となる技術です。
主に「レンダリングエンジン」と「JavaScriptエンジン」の2つで構成されています。

レンダリングエンジン(HTMLレンダリングエンジン)

レンダリングエンジンは、HTML、CSS、画像などを解析し、実際に画面に表示する文字や画像の配置を計算するプログラムです。

主な役割

  • HTMLの解析(パース)
  • CSSの解析と適用
  • レイアウト計算
  • 画面への描画

レンダリングエンジンによって、Webページの表示速度や見た目が微妙に異なることがあります。

JavaScriptエンジン

JavaScriptエンジンは、JavaScriptコードを解析・実行するためのプログラムです。

主な役割

  • JavaScriptコードの解析
  • 実行可能な形式への変換(コンパイル)
  • 実行
  • 最適化

JavaScriptエンジンの性能によって、Webアプリケーションの動作速度が大きく変わります。

現在の主要ブラウザエンジン

現在、主要なブラウザエンジンは3つに集約されています。

三大ブラウザエンジン

  1. Chromium(Blink + V8)
  • 開発:Google主導
  • シェア:約60%(日本国内、2021年データ)
  • 特徴:高速、最新Web標準対応
  1. WebKit + JavaScriptCore
  • 開発:Apple
  • シェア:約30%(日本国内、2021年データ)
  • 特徴:軽量、iOS/macOSで高性能
  1. Gecko + SpiderMonkey
  • 開発:Mozilla
  • シェア:約5-10%
  • 特徴:オープンソース、プライバシー重視

この3つで、ブラウザエンジン市場の90%以上を占めています。

Chromium系ブラウザ一覧

Chromiumベースのブラウザは、レンダリングエンジンにBlink、JavaScriptエンジンにV8を使用します。

Chromium(クロミウム)

概要

  • 開発:Google主導のオープンソースプロジェクト
  • ライセンス:BSDライセンス他
  • 対応OS:Windows、macOS、Linux

特徴

  • Google Chromeのベースとなるブラウザ
  • Googleは公式ビルド版を提供していない
  • 第三者がビルドしたバージョンが配布されている

Google Chrome(グーグル・クローム)

概要

  • 開発:Google
  • 初版:2008年
  • 対応OS:Windows、macOS、Linux、Android、iOS

特徴

  • 世界シェアNo.1のブラウザ
  • Chromiumに自動更新、Google統合などを追加
  • Googleアカウント同期
  • 利用統計の送信あり

追加機能

  • Flash Player統合(既に終了)
  • Googleメディアコーデック
  • トラッキング機能
  • Google Safe Browsing

Microsoft Edge(マイクロソフト・エッジ)

概要

  • 開発:Microsoft
  • Chromium移行:2020年1月
  • 対応OS:Windows、macOS、Linux、Android、iOS

特徴

  • Windows標準ブラウザ
  • 旧EdgeからChromiumベースに移行
  • Microsoft製サービスとの統合
  • 縦タブ、スリープタブなど独自機能

Opera(オペラ)

概要

  • 開発:Opera Software(中国企業傘下)
  • Chromium移行:2013年
  • 対応OS:Windows、macOS、Linux、Android、iOS

特徴

  • 以前は独自のPrestoエンジンを使用
  • 2013年にChromiumベースに移行
  • 無料VPN内蔵
  • サイドバー機能
  • Opera GX(ゲーマー向け)も展開

Brave(ブレイブ)

概要

  • 開発:Brave Software
  • 初版:2016年
  • 対応OS:Windows、macOS、Linux、Android、iOS

特徴

  • プライバシー重視
  • 広告・トラッカー自動ブロック
  • 暗号通貨統合(BAT)
  • Brave Rewards(広告報酬システム)

Vivaldi(ヴィヴァルディ)

概要

  • 開発:Vivaldi Technologies(Operaの元CEOが創業)
  • 初版:2016年
  • 対応OS:Windows、macOS、Linux、Android

特徴

  • 高度なカスタマイズ性
  • タブスタッキング
  • マウスジェスチャー
  • メモ機能
  • パネル機能

Arc(アーク)

概要

  • 開発:The Browser Company
  • 初版:2022年
  • 対応OS:macOS、iOS、Windows(ベータ)

特徴

  • 革新的なユーザーインターフェース
  • スペース機能(タブのグループ化)
  • サイドバー中心のデザイン
  • macOS最適化

SRWare Iron(アイアン)

概要

  • 開発:SRWare
  • 初版:2008年
  • 対応OS:Windows、macOS、Linux、Android

特徴

  • プライバシー重視
  • Googleの追跡機能を削除
  • ChromeのプライバシーフレンドリーなFork

Ungoogled Chromium(アングーグルド・クロミウム)

概要

  • 開発:コミュニティ
  • 初版:2015年
  • 対応OS:Windows、macOS、Linux

特徴

  • Googleサービスを完全削除
  • バイナリブロブを削除
  • 最大限のプライバシー保護

その他のChromium系ブラウザ

Sleipnir(スレイプニル)

  • 開発:フェンリル(日本)
  • 特徴:日本製、タブの見やすさ

Comodo Dragon(コモド・ドラゴン)

  • 開発:Comodo
  • 特徴:セキュリティ強化

Epic Browser(エピック・ブラウザ)

  • 開発:Hidden Reflex
  • 特徴:プライバシー保護、VPN内蔵

Yandex Browser(ヤンデックス・ブラウザ)

  • 開発:Yandex(ロシア)
  • 特徴:Yandexサービス統合

WebKit系ブラウザ一覧

WebKitベースのブラウザは、レンダリングエンジンにWebKit、JavaScriptエンジンにJavaScriptCoreを使用します。

Safari(サファリ)

概要

  • 開発:Apple
  • 初版:2003年
  • 対応OS:macOS、iOS、iPadOS

特徴

  • macOS、iOS標準ブラウザ
  • Apple製デバイスに最適化
  • エネルギー効率が高い
  • Appleエコシステムとの統合

iOS/iPadOSでの特殊事情

  • iOS/iPadOSでは、すべてのブラウザがWebKitの使用を義務付けられている
  • Chrome、Firefox、EdgeなどもiOS版ではWebKitを使用

GNOME Web(旧Epiphany)

概要

  • 開発:GNOME Project
  • 対応OS:Linux

特徴

  • GNOME標準ブラウザ
  • シンプルなインターフェース
  • 軽量

その他のWebKit系ブラウザ

OmniWeb

  • 対応OS:macOS
  • 特徴:macOS専用、高機能

iCab

  • 対応OS:macOS
  • 特徴:旧バージョンは独自エンジン、現在はWebKit

Midori

  • 対応OS:Windows、macOS、Linux
  • 特徴:軽量、高速起動

Gecko系ブラウザ一覧

GeckoベースのブラウザはレンダリングエンジンにGecko、JavaScriptエンジンにSpiderMonkeyを使用します。

Mozilla Firefox(モジラ・ファイアフォックス)

概要

  • 開発:Mozilla Foundation
  • 初版:2004年
  • 対応OS:Windows、macOS、Linux、Android、iOS

特徴

  • オープンソース
  • プライバシー重視
  • アドオンが豊富
  • 非営利団体による開発

独自機能

  • コンテナタブ
  • Enhanced Tracking Protection
  • Firefox Sync

Tor Browser(トール・ブラウザ)

概要

  • 開発:The Tor Project
  • ベース:Firefox
  • 対応OS:Windows、macOS、Linux、Android

特徴

  • 匿名性を重視
  • Torネットワークを使用
  • トラッキング防止
  • プライバシー保護機能を強化

Floorp(フロープ)

概要

  • 開発:Ablaze(日本)
  • ベース:Firefox
  • 対応OS:Windows、macOS、Linux

特徴

  • 日本発のFirefoxフォーク
  • 独自機能を追加
  • カスタマイズ性向上

GNU IceCat(アイスキャット)

概要

  • 開発:GNU Project
  • ベース:Firefox
  • 対応OS:Linux

特徴

  • 完全にフリーソフトウェア
  • プロプライエタリな要素を削除
  • プライバシー拡張機能をプリインストール

Pale Moon(ペール・ムーン)

概要

  • 開発:Moonchild Productions
  • ベース:Firefox(旧バージョン)
  • 対応OS:Windows、Linux

特徴

  • Firefox 24ベースからフォーク
  • 古いFirefoxのUI/UXを維持
  • 独自の開発方針

SeaMonkey(シーモンキー)

概要

  • 開発:SeaMonkey Project
  • ベース:Mozilla Application Suite
  • 対応OS:Windows、macOS、Linux

特徴

  • ブラウザ、メール、ニュースリーダー、IRCを統合
  • Mozillaスイートの後継
  • オールインワンアプリケーション

Waterfox(ウォーターフォックス)

概要

  • 開発:コミュニティ
  • ベース:Firefox
  • 対応OS:Windows、macOS、Linux、Android

特徴

  • プライバシー重視
  • 64ビット最適化
  • レガシーアドオン対応(Classic版)

LibreWolf(リブレウルフ)

概要

  • 開発:コミュニティ
  • ベース:Firefox
  • 対応OS:Windows、macOS、Linux

特徴

  • プライバシーとセキュリティに特化
  • テレメトリー削除
  • デフォルトでプライバシー強化

過去の主要ブラウザエンジン

現在は開発が終了した、または主流でなくなったブラウザエンジンです。

Trident(トライデント)

概要

  • 開発:Microsoft
  • 使用期間:1997年〜2015年
  • 使用ブラウザ:Internet Explorer

特徴

  • Windows統合
  • ActiveX対応
  • Web標準対応が遅れていた

Internet Explorer

  • 一時期は90%以上のシェア
  • 2022年6月に完全サポート終了
  • レガシーシステムで一部使用継続

EdgeHTML(エッジHTML)

概要

  • 開発:Microsoft
  • 使用期間:2015年〜2020年
  • 使用ブラウザ:Microsoft Edge(初代)

特徴

  • TridentをフォークしてモダナイズStart
  • Web標準対応を改善
  • 2020年にChromiumベースに移行

Presto(プレスト)

概要

  • 開発:Opera Software
  • 使用期間:2003年〜2013年
  • 使用ブラウザ:Opera(12以前)

特徴

  • 独自開発
  • 高速
  • 2013年にChromiumベースに移行

KHTML(ケーエイチティーエムエル)

概要

  • 開発:KDE Project
  • 使用期間:1998年〜
  • 使用ブラウザ:Konqueror

特徴

  • KDEデスクトップ環境のブラウザ
  • WebKitの元になったエンジン
  • 現在も開発継続中だが主流ではない

JavaScriptエンジン一覧

レンダリングエンジンとは別に、JavaScriptエンジンも重要な要素です。

V8(ヴィーエイト)

開発:Google
使用ブラウザ:Chromium系すべて

特徴

  • 高速なJIT(Just-In-Time)コンパイル
  • WebAssembly対応
  • Node.jsでも使用

SpiderMonkey(スパイダーモンキー)

開発:Mozilla
使用ブラウザ:Firefox系

特徴

  • 最初のJavaScriptエンジン
  • Netscape Navigator 2.0で初実装(1996年)
  • 継続的な改良

JavaScriptCore(ジャバスクリプトコア)

開発:Apple
使用ブラウザ:Safari、WebKit系

特徴

  • ニトロ(Nitro)とも呼ばれる
  • iOS/macOSで最適化
  • 低消費電力

Chakra(チャクラ)

開発:Microsoft
使用ブラウザ:Internet Explorer 9以降、旧Microsoft Edge

特徴

  • Internet Explorer 9で導入
  • 現在は開発終了
  • ChakraCoreとしてオープンソース化

ブラウザエンジンの系譜

ブラウザエンジンには、フォーク(分岐)の関係があります。

主要な系譜

KHTML → WebKit → Blink

  1. KHTML(1998年、KDE)
  2. WebKit(2001年、Apple。KHTMLをフォーク)
  3. Blink(2013年、Google。WebKitをフォーク)

Trident → EdgeHTML

  1. Trident(1997年、Microsoft)
  2. EdgeHTML(2015年、Microsoft。Tridentをフォーク)
  3. 2020年にChromium/Blinkに移行

独立系

  • Gecko(1997年、Mozilla。独自開発)
  • Presto(2003年、Opera。独自開発。2013年終了)
  • Servo(2012年、Mozilla。Rustで開発。実験的)

ベンダープレフィックス

レンダリングエンジンごとに、実験的なCSS機能を使用するための接頭辞があります。

現在の主要プレフィックス

-webkit-

  • 対象:WebKit、Blink
  • 使用ブラウザ:Safari、Chrome、Edge、Opera

-moz-

  • 対象:Gecko
  • 使用ブラウザ:Firefox

-ms-

  • 対象:Trident、EdgeHTML
  • 使用ブラウザ:Internet Explorer、旧Edge

過去のプレフィックス

-o-

  • 対象:Presto
  • 使用ブラウザ:Opera 12以前

-khtml-

  • 対象:KHTML
  • 使用ブラウザ:Konqueror

現在は、多くのプロパティが標準化され、プレフィックスなしで使用できるようになっています。

ブラウザエンジンシェア

2021年の日本国内におけるブラウザエンジンシェア(推定)は以下の通りです。

Chromium(Blink):約60%

  • Chrome、Edge、Operaなど

WebKit:約30%

  • Safari、iOS上のすべてのブラウザ

Gecko:約5-10%

  • Firefox

その他:数%

  • Internet Explorerなど

ChromiumとWebKitだけで90%以上のシェアを占めています。

iOS/iPadOSの特殊事情

iOS/iPadOSでは、すべてのブラウザがWebKitの使用を義務付けられています。

制限の内容

Appleの規定

  • App Store規約により、WebKit以外のレンダリングエンジンの使用禁止
  • すべてのブラウザがWebKitのラッパーとして動作

影響

  • Chrome、Firefox、EdgeのiOS版もWebKitを使用
  • ブラウザ間の差異が少ない
  • 独自の拡張機能や最適化が制限される

批判

この制限は、競争を阻害しているとして批判されています。
EU等では、この規制を解除するよう求める動きがあります。

新世代ブラウザエンジン

現在、新しいブラウザエンジンの開発が進められています。

Ladybird(レディバード)

開発:Ladybird Browser Initiative
開始:2024年7月発表
対応OS:Linux、macOS、その他

特徴

  • 完全に新規開発(フルスクラッチ)
  • 非営利団体による開発
  • 広告企業の影響を受けない
  • 2026年にα版リリース予定

Servo(サーボ)

開発:Linux Foundation(元はMozilla)
開始:2012年
言語:Rust

特徴

  • Rustで書かれた実験的エンジン
  • 並列処理に最適化
  • Firefoxに一部機能が統合
  • 独立したブラウザとしても開発中

ブラウザエンジンの重要性

なぜブラウザエンジンの多様性が重要なのでしょうか。

Web標準の健全性

複数のエンジンが存在する理由

  • 単一企業による独占を防ぐ
  • 公平なWeb標準の策定
  • 技術革新の促進
  • 相互チェック機能

リスク

もしブラウザエンジンが1つだけになったら

  • Web標準を1社が支配
  • 広告ビジネスの影響を受ける可能性
  • 技術革新の停滞
  • ユーザーの選択肢がなくなる

現在、Chromiumのシェアが増加し続けており、多様性が失われつつあることが懸念されています。

開発者への影響

ブラウザエンジンの違いは、Web開発者に影響を与えます。

クロスブラウザ対応

課題

  • エンジンごとにCSS/JavaScriptの挙動が微妙に異なる
  • すべてのエンジンでテストが必要
  • ベンダープレフィックスの対応

対策

  • Can I Useで互換性確認
  • Autoprefixerなどのツール使用
  • ポリフィルの活用

パフォーマンス最適化

エンジンごとの特性

  • Blink:高速、最新機能対応
  • WebKit:iOS/macOSで最適化
  • Gecko:プライバシー機能、独自拡張

まとめ

ブラウザエンジン別のブラウザ一覧をまとめます。

主要な3つのエンジン

Chromium(Blink + V8)

  • Chrome、Edge、Opera、Brave、Vivaldi、Arc など
  • シェア約60%

WebKit + JavaScriptCore

  • Safari、iOS上のすべてのブラウザ
  • シェア約30%

Gecko + SpiderMonkey

  • Firefox、Tor Browser、Floorp など
  • シェア約5-10%

過去のエンジン

  • Trident(Internet Explorer)
  • EdgeHTML(旧Edge)
  • Presto(Opera 12以前)

新世代エンジン

  • Ladybird(2026年α版予定)
  • Servo(実験的、開発継続中)

ブラウザエンジンの多様性の重要性

  • Web標準の健全な発展
  • 単一企業による独占の防止
  • 技術革新の促進
  • ユーザーの選択肢の確保

現在、ChromiumとWebKitで90%以上のシェアを占めており、ブラウザエンジンの多様性が失われつつあります。
Mozillaや新しいプロジェクト(Ladybird、Servo)を支援することで、オープンで健全なWebの未来を守ることができます。

ブラウザを選ぶ際は、機能だけでなく、どのエンジンを使用しているか、どのような理念で開発されているかも考慮すると良いでしょう。

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