Microsoft Teams Essentialsのサブスクリプションを解約したいが、手順がわからず困っている方も多いのではないでしょうか。
解約方法は契約形態によって異なり、個人契約とビジネス契約では手続きの場所が変わります。
また、ログインできない、解約ボタンが見つからない、といったトラブルも頻発しています。
この記事では、Microsoft Teams Essentialsの解約手順を契約タイプ別に詳しく解説し、よくあるトラブルの解決方法も紹介します。
Microsoft Teams Essentialsとは
Microsoft Teams Essentialsは、小規模ビジネス向けのTeamsサブスクリプションプランです。
無料版Teamsと比較して、会議時間の延長、ストレージ容量の拡大、管理ツールなどの機能が追加されています。
主な特徴
料金(2024年2月時点):
- 月額550円(税込)程度
- 年間契約プランも利用可能
無料版との主な違い:
- 会議時間制限の引き上げ(60分→30時間)
- ストレージ容量の拡大
- 特定の管理ツールへのアクセス
- 最大300人のユーザーをサポート
解約前に確認すべきこと
解約手続きを始める前に、以下の点を確認しておきましょう。
1. 契約アカウントの確認
Teams Essentialsは、契約したMicrosoftアカウントでのみ管理できます。
複数のMicrosoftアカウントを持っている場合、どのアカウントで契約したか確認してください。
確認方法:
- 契約時に受信した確認メールをチェック
- クレジットカードや銀行の明細で請求元を確認
- Microsoftアカウントのサービス一覧を確認
2. 契約タイプの確認
Teams Essentialsには、主に2つの契約タイプがあります。
個人契約(Microsoftアカウント経由):
個人のメールアドレス(Outlook.com、Hotmail.com、Gmailなど)で契約している場合です。
ビジネス契約(組織アカウント経由):
会社や学校のドメインメールアドレスで契約している場合です。
この場合、組織の管理者権限が必要です。
3. データのバックアップ
解約すると、以下のデータにアクセスできなくなる可能性があります。
バックアップすべきもの:
- チャット履歴
- ファイル(OneDrive、SharePoint内)
- 会議の録画データ
- 連絡先リスト
サブスクリプション終了後、一定期間の猶予期間がありますが、重要なデータは事前にバックアップしておくことを強く推奨します。
4. 解約のタイミング
請求日の2日前までに解約:
解約手続きは、次回請求日の2日前までに完了させる必要があります。
それ以降の解約は、次回請求分にも課金される可能性があります。
日割り返金はなし:
月の途中で解約しても、日割り計算による返金は基本的に行われません。
サブスクリプション期間が終了するまでサービスは利用できます。
解約方法1:個人契約(Microsoftアカウント経由)
個人のメールアドレスで契約している場合の解約手順です。
手順1:Microsoftアカウントページにアクセス
- ブラウザでhttps://account.microsoft.com/servicesにアクセスします。
- Teams Essentialsを契約したMicrosoftアカウントでサインインします。
手順2:サブスクリプションを確認
- 「サービスとサブスクリプション」ページが表示されます。
- 契約中のサブスクリプション一覧から「Microsoft Teams Essentials」を探します。
- 該当するサブスクリプションの「管理」ボタンをクリックします。
手順3:解約手続き
- サブスクリプションの詳細ページが表示されます。
- 「お支払いとご請求」セクションを確認します。
- 「キャンセル」または「アップグレードまたはキャンセル」ボタンをクリックします。
- キャンセル理由の選択画面が表示されます(任意のフィードバック)。
- 画面の指示に従って解約手続きを進めます。
- 「定期請求をオフにする」を選択します。
手順4:解約の確認
- 「お支払いとご請求」画面に戻ります。
- 「定期請求オフ」と表示されていることを確認します。
- サブスクリプションの有効期限が表示されます。
- 確認メールが登録メールアドレスに送信されます。
解約方法2:ビジネス契約(Microsoft 365管理センター経由)
組織のメールアドレスで契約している場合、Microsoft 365管理センターから解約します。
この手続きは、グローバル管理者またはビルディング管理者の権限が必要です。
手順1:Microsoft 365管理センターにアクセス
- https://admin.microsoft.comにアクセスします。
- 管理者アカウントでサインインします。
手順2:サブスクリプションページへ移動
簡易ビューの場合:
- 左側のメニューから「サブスクリプション」を選択します。
ダッシュボードビューの場合:
- 左側のメニューから「課金」を選択します。
- 「製品」または「お使いの製品」をクリックします。
手順3:Teams Essentialsを選択
- サブスクリプション一覧から「Microsoft Teams Essentials」を探します。
- 該当するサブスクリプションをクリックします。
手順4:解約手続き
- サブスクリプションの詳細ページが表示されます。
- 「課金設定」セクションを探します。
- 「サブスクリプションの状態」で「サブスクリプションのキャンセル」を選択します。
猶予期間内の場合:
- キャンセル理由を選択します(任意のフィードバック)。
- 「サブスクリプションのキャンセル」を確認します。
猶予期間外の場合:
- 「定期請求をオフにする」オプションのみ表示されます。
- 定期請求をオフにすることで、次回更新時に自動更新されなくなります。
手順5:確認
- サブスクリプション一覧に戻り、ステータスを確認します。
- 「キャンセル済み」または「定期請求オフ」と表示されていることを確認します。
よくあるトラブルと解決方法
Teams Essentials解約時によく発生するトラブルと、その解決方法を紹介します。
トラブル1:サブスクリプションが見つからない
症状:
Microsoftアカウントのサブスクリプション一覧にTeams Essentialsが表示されない。
原因:
- 別のMicrosoftアカウントで契約している
- 個人アカウントとビジネスアカウントを混同している
- Teams Essentialsが組織アカウントで管理されている
解決方法:
- 契約確認メールを確認:
契約時に受信したメールから、使用したメールアドレスを確認します。 - 複数アカウントを確認:
持っているすべてのMicrosoftアカウントでサインインして確認します。 - クレジットカード明細を確認:
請求元と金額から契約アカウントを特定します。 - Microsoftサポートに問い合わせ:
どうしても見つからない場合、電話またはチャットサポートに連絡します。
トラブル2:ログインできない
症状:
Microsoft 365管理センターまたはアカウントページにログインできない。
原因:
- パスワードを忘れた
- 多要素認証(MFA)が設定されているが、認証デバイスにアクセスできない
- アカウントがロックされている
解決方法:
- パスワードリセット:
サインイン画面の「パスワードを忘れた場合」からリセット手続きを行います。 - 多要素認証のリセット:
組織の管理者に連絡して、MFAをリセットしてもらいます。
自分が唯一の管理者の場合、Microsoftサポートに電話で問い合わせます。 - 別の認証方法を使用:
SMS、電話、メールなど、設定済みの別の認証方法を試します。 - Microsoftサポートに連絡:
本人確認を経て、アカウントへのアクセスを回復できます。
トラブル3:キャンセルボタンが表示されない
症状:
サブスクリプション詳細ページに「キャンセル」ボタンがない。
原因:
- 猶予期間が過ぎている
- 管理者権限がない
- サードパーティ経由で購入している
解決方法:
- 定期請求をオフにする:
キャンセルボタンがない場合、「定期請求の設定を編集」から定期請求をオフにします。
これにより、次回更新時に自動更新されなくなります。 - 管理者に依頼:
ビジネス契約の場合、グローバル管理者またはビルディング管理者に解約を依頼します。 - 購入元を確認:
サードパーティ(Amazon、Best Buyなど)から購入した場合、購入元に直接連絡します。
トラブル4:解約後も請求される
症状:
解約手続き後も、銀行口座やクレジットカードから引き落としが続く。
原因:
- 請求日の2日前を過ぎてからの解約
- 定期請求がオフになっていない
- 複数のサブスクリプションがある
解決方法:
- サブスクリプションの状態を確認:
Microsoftアカウントページで「定期請求オフ」になっているか確認します。 - 有効期限を確認:
解約しても、既に支払った期間の終了まではサービスが継続します。
有効期限を確認し、その日までは請求が発生しないことを確認します。 - 重複契約を確認:
複数のMicrosoftアカウントで契約していないか確認します。 - クレジットカード会社に連絡:
不正な請求が続く場合、クレジットカード会社に問い合わせて引き落としを停止します。 - Microsoftサポートに連絡:
解約したにもかかわらず請求が続く場合、サポートに連絡して返金を依頼します。
トラブル5:メールアドレスが認識されない
症状:
ログイン時にメールアドレスを入力すると「このメールアドレスは認識されません」と表示される。
原因:
- 個人用メールアドレスで組織アカウントにアクセスしようとしている
- 組織用メールアドレスで個人アカウントにアクセスしようとしている
- スペルミスや入力間違い
解決方法:
- 正しいアカウントタイプを選択:
サインイン画面で「職場または学校アカウント」と「個人アカウント」を切り替えます。 - メールアドレスを再確認:
スペルミス、大文字小文字、全角半角などを確認します。 - 契約確認メールを参照:
契約時のメールに記載されているアドレスを使用します。
Microsoftサポートへの問い合わせ方法
自力で解決できない場合、Microsoftサポートに問い合わせることができます。
電話サポート
日本のサポート電話番号:
0120-167-400(無料)
営業時間:
月曜日〜金曜日 9:00〜17:30(土日祝日を除く)
問い合わせ時に準備するもの:
- 契約しているメールアドレス
- 請求書または明細書
- サブスクリプションの注文番号(あれば)
- 本人確認情報(氏名、住所、電話番号など)
オンラインサポート
チャットサポート:
Microsoftサポートページからチャットボットを利用できます。
AIアシスタントで解決しない場合、有人チャットに接続される場合があります。
サポートチケット:
Microsoft 365管理センターから、サポートチケットを作成できます。
管理者権限が必要です。
手順:
- https://admin.microsoft.comにアクセス
- 左側メニューから「サポート」→「ヘルプとサポート」を選択
- 問題を説明してチケットを作成
コミュニティフォーラム
Microsoft Q&Aで、他のユーザーやMicrosoft MVPに質問できます。
ただし、アカウント固有の問題は、プライバシー保護のため公開フォーラムでは対応できません。
解約後の影響
Teams Essentialsを解約すると、以下の影響があります。
機能の制限
会議時間制限:
30時間から60分に短縮されます。
ストレージ容量:
個人用ファイルストレージ:10GBから2GBに削減
共有ファイルストレージ:100GBから10GBに削減
管理ツール:
Essentialsプラン固有の管理ツールにアクセスできなくなります。
無料版への移行
Microsoftのポリシーによって、解約後にTeams無料版にダウングレードされる場合があります。
Teams無料版の機能:
- 最大300人のメンバーをサポート
- 1対1通話は無制限
- グループ会議は60分まで
- 2GBの個人用ファイルストレージ
- 10GBの共有ファイルストレージ
データの保持期間
サブスクリプション終了後、一定期間(通常30〜90日)は猶予期間があり、データにアクセスできる場合があります。
ただし、これは保証されていないため、重要なデータは必ず事前にバックアップしてください。
解約時の注意点
1. 返金ポリシー
基本的に日割り返金なし:
月の途中で解約しても、既に支払った金額の返金はありません。
サブスクリプション期間の終了までサービスを利用できます。
例外的な返金:
- 契約から30日以内の解約(一部地域)
- 技術的な問題でサービスが利用できなかった場合
- Microsoftのミスによる誤請求
返金の可否は、地域やサブスクリプションの種類によって異なります。
2. 自動更新の停止確認
解約後、必ず以下を確認してください。
確認事項:
- 「定期請求オフ」と表示されているか
- サブスクリプションの終了日が明記されているか
- 確認メールが届いているか
これらを確認しないと、次回更新時に再び課金される可能性があります。
3. サードパーティ購入の場合
Amazon、Google Play、Apple App Storeなどから購入した場合、Microsoftアカウントページからは解約できません。
対処法:
購入元のプラットフォームから解約手続きを行ってください。
Google Play:
Google Playアプリ→アカウント→お支払いとサブスクリプション→サブスクリプション
Apple App Store:
設定→Apple ID→サブスクリプション
Amazon:
Amazonアカウントページ→メンバーシップおよびサブスクリプション
4. 組織への影響
ビジネス契約の場合、解約が組織内の他のユーザーに影響を与える可能性があります。
確認すべきこと:
- 同じドメインの他のメンバーへの影響
- 共有ファイルやチャット履歴へのアクセス
- 進行中のプロジェクトへの影響
特に組織の管理者の場合、解約前にチームメンバーに通知することを推奨します。
代替プランの検討
Teams Essentialsを解約する前に、以下の代替プランを検討してみてください。
1. Teams無料版
料金: 無料
主な機能:
- 1対1通話は無制限
- グループ会議は60分まで
- 最大300人のメンバー
- 2GBの個人用ファイルストレージ
おすすめの人:
- 会議時間が60分以内で収まる
- ストレージ容量が少なくても問題ない
- コストを抑えたい
2. Microsoft 365 Business Basic
料金: 月額750円程度(税込)
主な機能:
- Teamsのすべての機能
- Web版のOfficeアプリ
- 1TBのOneDriveストレージ
- Exchange(メール)サービス
おすすめの人:
- Officeアプリも使いたい
- より大容量のストレージが必要
- メールサービスも必要
3. Microsoft 365 Business Standard
料金: 月額1,560円程度(税込)
主な機能:
- Business Basicのすべての機能
- デスクトップ版Officeアプリ(Word、Excel、PowerPointなど)
おすすめの人:
- フル機能のOfficeアプリが必要
- デスクトップアプリで作業したい
- 本格的なビジネス利用
4. 他のコラボレーションツール
Slack:
チーム向けのコラボレーションツール。
無料プランあり、有料プランは月額925円〜。
Zoom:
ビデオ会議に特化。
無料プランあり(40分制限)、有料プランは月額2,125円〜。
Google Workspace:
Gmail、Google Meet、Google Driveなどが含まれる。
月額680円〜。
まとめ
Microsoft Teams Essentialsの解約は、契約タイプによって手順が異なります。
個人契約の場合はMicrosoftアカウントページから、ビジネス契約の場合はMicrosoft 365管理センターから手続きを行います。
解約の主なステップ:
- 契約アカウントと契約タイプを確認
- 重要なデータをバックアップ
- 適切な管理ページにアクセス
- サブスクリプションを選択して解約手続き
- 定期請求がオフになっていることを確認
よくあるトラブル:
- サブスクリプションが見つからない→複数アカウントを確認
- ログインできない→パスワードリセットまたはサポートに連絡
- キャンセルボタンがない→定期請求をオフにする
- 解約後も請求される→サブスクリプション状態を再確認
解約時の注意点:
- 請求日の2日前までに解約
- 日割り返金は基本的になし
- データは事前にバックアップ
- サードパーティ購入は購入元で解約
どうしても解決できない場合は、Microsoftサポート(0120-167-400)に電話で問い合わせることをおすすめします。
本人確認を経て、アカウントへのアクセス回復や解約手続きのサポートを受けられます。


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