インストールメディア作成ツールとは?Windowsの再インストール・クリーンインストールに必須のツール

プログラミング・IT

Windowsを再インストールしたいけれどインストールディスクが見つからない、新しいPCにWindowsをインストールしたい、そんなときに役立つのが「インストールメディア作成ツール」です。
Microsoftが無料で提供する公式ツールを使えば、USBメモリやDVDに簡単にWindowsのインストールメディアを作成できます。
この記事では、インストールメディア作成ツールとは何か、必要なもの、具体的な作成手順、使用場面まで、初心者にもわかりやすく解説します。

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  1. インストールメディア作成ツールとは
    1. インストールメディアとは
    2. ツールの正式名称とファイル名
  2. インストールメディア作成ツールでできること
    1. 1. 別のPCのインストールメディアを作成
    2. 2. このPCを今すぐアップグレード(Windows 10のみ)
  3. インストールメディアが必要な場面
    1. 1. Windowsの再インストール
    2. 2. クリーンインストール
    3. 3. 新しいPCへのインストール
    4. 4. 起動しないPCの修復
    5. 5. システムドライブの交換
  4. インストールメディア作成に必要なもの
    1. 1. インターネット接続
    2. 2. 十分な空き容量
    3. 3. USBメモリまたはDVD
    4. 4. 管理者権限
    5. 5. プロダクトキー(場合による)
  5. インストールメディアの作成手順
    1. 手順1:メディア作成ツールのダウンロード
    2. 手順2:メディア作成ツールの実行
    3. 手順3:ライセンス条項への同意
    4. 手順4:操作の選択(Windows 10のみ)
    5. 手順5:言語・エディション・アーキテクチャの選択
    6. 手順6:メディアの種類を選択
    7. 手順7:ダウンロードと作成
    8. 手順8:完了
  6. インストールメディアの使い方
    1. USBメモリまたはDVDから起動する
    2. Windowsのインストール
  7. インストールメディア作成の注意点
    1. 1. データのバックアップ
    2. 2. 正しいドライブの選択
    3. 3. 安定したインターネット接続
    4. 4. Windows 10のサポート終了
    5. 5. ツールのバージョン
  8. その他のインストールメディア作成方法
    1. Rufus(ルーファス)
    2. Dell OS Recovery Tool
  9. よくある質問
    1. インストールメディア作成ツールは無料ですか?
    2. USBメモリとDVD、どちらがおすすめですか?
    3. Windows 10からWindows 11へアップグレードできますか?
    4. ISOファイルを直接使用してアップグレードできますか?
    5. 作成したインストールメディアは繰り返し使用できますか?
    6. 仮想マシン(VM)で使用できますか?
    7. メディア作成ツールが失敗する場合はどうすればいいですか?
  10. まとめ
  11. 参考情報

インストールメディア作成ツールとは

インストールメディア作成ツール(Media Creation Tool)は、Microsoftが提供する無料の公式ツールです。

このツールを使用することで、WindowsのインストールファイルをUSBメモリやDVDに書き込み、ブータブル(起動可能)なインストールメディアを作成できます。

インストールメディアとは

インストールメディアとは、OSをパソコンにインストールする際に使用する記録媒体のことです。

Windowsでは、以下の2種類のインストールメディアを作成できます。

  1. USBフラッシュドライブ
  • USBメモリに直接インストールファイルを書き込む
  • 最も手軽で一般的な方法
  1. ISOファイル(DVD用)
  • ISOファイルをダウンロードし、後でDVDに書き込む
  • 仮想マシン(VM)での使用にも適している

ツールの正式名称とファイル名

Windows 11

  • ツール名:Windows 11インストールメディア作成ツール
  • ファイル名:mediacreationtool.exe
  • ファイルサイズ:約9.61MB

Windows 10

  • ツール名:Windows 10メディア作成ツール
  • ファイル名:MediaCreationTool_22H2.exe(バージョン22H2の場合)
  • ファイルサイズ:約18.5MB

ファイル名の末尾には、Windowsのバージョン番号が付加される場合があります。

インストールメディア作成ツールでできること

インストールメディア作成ツールには、主に2つの機能があります。

1. 別のPCのインストールメディアを作成

USBフラッシュドライブの作成

  • ブータブルUSBメモリを自動で作成
  • 8GB以上のUSBメモリが必要
  • 他のPCへのインストールに使用可能

ISOファイルのダウンロード

  • Windowsのインストールイメージファイル(ISO)をダウンロード
  • DVDへの書き込みが可能
  • 仮想マシン(VM)での使用が可能

2. このPCを今すぐアップグレード(Windows 10のみ)

Windows 10のメディア作成ツールには、現在使用中のPCをそのまま最新のWindows 10にアップグレードする機能もあります。

ただし、Windows 11のメディア作成ツールにはこの機能がありません。

インストールメディアが必要な場面

インストールメディアは、以下のような場面で必要になります。

1. Windowsの再インストール

パソコンの動作が不安定になった、エラーが頻発するなど、OSに問題が発生した場合に、Windowsを再インストールすることで問題を解決できる場合があります。

2. クリーンインストール

既存のデータやアプリをすべて削除して、まっさらな状態からWindowsをインストールし直す作業です。

パソコンを初期状態に戻したいときや、OSのアップグレード(Windows 10からWindows 11へなど)を確実に行いたいときに有効です。

3. 新しいPCへのインストール

自作PCを組み立てた場合や、OSが入っていない中古PCを購入した場合など、まったく新しいPCにWindowsをインストールする際に必要です。

4. 起動しないPCの修復

Windowsが起動しなくなった場合、インストールメディアから起動して修復ツールを使用することができます。

5. システムドライブの交換

HDDをSSDに換装する際など、システムドライブを交換する場合に、新しいドライブにWindowsを再インストールする必要があります。

インストールメディア作成に必要なもの

インストールメディアを作成するには、以下のものが必要です。

1. インターネット接続

重要度:必須

メディア作成ツールは、MicrosoftのサーバーからWindowsのインストールファイルをダウンロードします。

安定した高速なインターネット接続が推奨されます。

ダウンロードするデータ量

  • Windows 11:約4.22GB
  • Windows 10:約4GB前後

所要時間の目安

  • 高速回線(100Mbps以上):5〜10分程度
  • 中速回線(30〜100Mbps):10〜30分程度
  • 低速回線(10Mbps以下):30分以上

2. 十分な空き容量

システムドライブの空き容量

Windowsのインストールファイルを一時的にダウンロードするため、システムドライブ(通常はCドライブ)に十分な空き容量が必要です。

  • 推奨:8GB以上の空き容量
  • 実際の使用量:約5GB程度

3. USBメモリまたはDVD

USBフラッシュドライブの場合

  • 容量:8GB以上(16GB推奨)
  • 状態:空のUSBメモリ(内容はすべて削除されます)
  • 規格:USB 2.0以上

DVDの場合

  • 種類:2層(DL)DVDメディア
  • 容量:8.5GB以上
  • 外付けDVDドライブ(必要な場合)

4. 管理者権限

メディア作成ツールを実行するには、パソコンの管理者権限が必要です。

5. プロダクトキー(場合による)

デジタルライセンスの場合

  • Windows 10からWindows 11へのアップグレード:不要
  • すでにライセンス認証済みのPC:不要

プロダクトキーが必要な場合

  • 新規インストール:25文字のプロダクトキー
  • 最近のデバイス:ファームウェアに埋め込まれている場合がある

インストールメディアの作成手順

ここでは、Windows 11を例に、インストールメディアの作成手順を詳しく解説します。

Windows 10の場合も、基本的な流れは同じです。

手順1:メディア作成ツールのダウンロード

Windows 11の場合

  1. Microsoftの公式サイト「Windows 11のダウンロード」にアクセス
  2. 「Windows 11 のインストール メディアを作成する」欄を探す
  3. 「今すぐダウンロード」ボタンをクリック
  4. mediacreationtool.exeがダウンロードされる

Windows 10の場合

  1. Microsoftの公式サイト「Windows 10のダウンロード」にアクセス
  2. 「ツールを今すぐダウンロード」ボタンをクリック
  3. MediaCreationTool_22H2.exeがダウンロードされる

手順2:メディア作成ツールの実行

  1. ダウンロードした.exeファイルをダブルクリック
  2. ユーザーアカウント制御(UAC)のプロンプトが表示されたら「はい」をクリック
  3. ツールが起動するまで数秒待つ

手順3:ライセンス条項への同意

「適用される通知とライセンス条項」画面が表示されます。

内容を確認し、「同意する」ボタンをクリックします。

手順4:操作の選択(Windows 10のみ)

Windows 10のメディア作成ツールを使用している場合、「実行する操作を選んでください」という画面が表示されます。

「別のPC のインストール メディアを作成する」を選択し、「次へ」をクリックします。

手順5:言語・エディション・アーキテクチャの選択

「言語、アーキテクチャ、エディションの選択」画面が表示されます。

デフォルトの設定を使用する場合

「このPCにおすすめのオプションを使う」にチェックが入っている状態で、「次へ」をクリックします。

通常はこれで問題ありません。

カスタム設定を使用する場合

「このPCにおすすめのオプションを使う」のチェックを外すと、以下の項目を手動で選択できます。

  • 言語:日本語、英語など
  • エディション:Windows 11 Home、Windows 11 Proなど
  • アーキテクチャ:64ビット、32ビット、または両方(Windows 11は64ビットのみ)

選択後、「次へ」をクリックします。

手順6:メディアの種類を選択

「使用するメディアを選んでください」画面が表示されます。

USBフラッシュドライブを作成する場合

  1. 「USBフラッシュドライブ」を選択
  2. 「次へ」をクリック
  3. 接続されているUSBメモリの一覧が表示される
  4. 使用するUSBメモリを選択(間違ったドライブを選ぶと中のデータが消えるので注意)
  5. 「次へ」をクリック

ISOファイルをダウンロードする場合

  1. 「ISOファイル」を選択
  2. 「次へ」をクリック
  3. ISOファイルの保存場所を選択
  4. ファイル名を入力(例:Win11_22H2_Japanese_x64.iso)
  5. 「保存」をクリック

手順7:ダウンロードと作成

ツールが自動的に以下の作業を行います。

  1. Windowsのインストールファイルをダウンロード
  2. メディアの検証
  3. USBメモリへの書き込み、またはISOファイルの作成

所要時間の目安

  • インターネット回線の速度によって異なる
  • 一般的には15〜45分程度

進捗状況が画面に表示されるので、完了するまで待ちます。

手順8:完了

USBフラッシュドライブの場合

「USBフラッシュドライブの準備ができました」という画面が表示されます。

「完了」をクリックしてツールを終了します。

ISOファイルの場合

ISOファイルの保存場所が表示されます。

  • 「フォルダーを開く」:保存場所をエクスプローラーで開く
  • 「DVDバーナーを開く」:ISOファイルをDVDに書き込むツールを起動
  • 「完了」:ツールを終了

インストールメディアの使い方

作成したインストールメディアを使用して、Windowsをインストールする方法を解説します。

USBメモリまたはDVDから起動する

  1. インストールメディアをPCに接続
  • USBメモリを差し込む、またはDVDをドライブに挿入
  1. PCを再起動
  • PCの電源を入れる、または再起動する
  1. ブートメニューを開く
  • 起動直後に特定のキーを押す(F2、F12、Delete、Escなど)
  • キーはPCメーカーやマザーボードによって異なる
  1. 起動デバイスを選択
  • USBメモリまたはDVDドライブを選択
  • Enter キーを押す

Windowsのインストール

ブートメディアから起動すると、Windowsのインストール画面が表示されます。

基本的な流れ

  1. 言語、時刻と通貨の形式、キーボードを選択
  2. 「今すぐインストール」をクリック
  3. プロダクトキーを入力(または「プロダクトキーがありません」をスキップ)
  4. インストールするエディションを選択
  5. ライセンス条項に同意
  6. インストールの種類を選択
  • アップグレード:設定とファイルを引き継ぐ
  • カスタム:クリーンインストール
  1. インストール先のドライブまたはパーティションを選択
  2. インストール開始

インストール中、PCが数回再起動する場合があります。

完了後、初期設定とユーザーアカウントの作成を行います。

インストールメディア作成の注意点

1. データのバックアップ

USBメモリのデータ

インストールメディアを作成すると、USBメモリ内のすべてのデータが削除されます。

重要なデータが入っている場合は、必ず事前にバックアップを取りましょう。

PCのデータ

クリーンインストールを行う場合、PC内のすべてのデータが削除されます。

必ず重要なファイルをバックアップしてから作業を開始してください。

2. 正しいドライブの選択

USBメモリを選択する際、間違ったドライブを選ぶと、そのドライブのデータがすべて消えてしまいます。

使わない外付けドライブはすべて外しておくと安心です。

3. 安定したインターネット接続

ダウンロード中にインターネット接続が切れると、作成に失敗する可能性があります。

安定した回線を使用し、ダウンロード中は他の大容量通信を控えましょう。

4. Windows 10のサポート終了

Windows 10のサポートは、2025年10月14日に終了します。

それ以降、セキュリティ更新プログラムや技術サポートが提供されなくなるため、Windows 11への移行が推奨されます。

5. ツールのバージョン

メディア作成ツールは、常に最新バージョンのWindowsをダウンロードします。

古いバージョンのWindowsが必要な場合は、別の方法を検討する必要があります。

その他のインストールメディア作成方法

Rufus(ルーファス)

Rufusは、ISOファイルからブータブルUSBメモリを作成できるサードパーティ製の無料ツールです。

Rufusの特徴

  • パーティション構成を細かく設定可能(GPT/MBR)
  • ファームウェアモードを指定可能(UEFI/BIOS)
  • メディア作成ツールより高速な場合がある
  • すでにダウンロード済みのISOファイルを使用できる

使用場面

  • 既存のISOファイルを使用したい場合
  • 特定のパーティション構成やファームウェアモードを指定したい場合
  • メディア作成ツールで作成したUSBメモリが一部のPCで起動しない場合

Dell OS Recovery Tool

Dellのパソコンを使用している場合、Dell OS Recovery Toolを使用すると、デバイスに同梱されていたWindowsのOEMバージョンをダウンロードできます。

Dellが提供するリカバリーイメージには、サポートされているドライバーとDellアプリが含まれています。

よくある質問

インストールメディア作成ツールは無料ですか?

はい、完全無料です。

Microsoftが公式に提供している無料ツールで、誰でも自由にダウンロードして使用できます。

ただし、Windowsをインストールするには、有効なプロダクトキーまたはデジタルライセンスが必要です。

USBメモリとDVD、どちらがおすすめですか?

USBメモリを推奨します。

理由は以下の通りです。

  • 作成が簡単(ツールが自動で作成)
  • インストール速度が速い
  • 繰り返し使用可能
  • 最近のPCはDVDドライブを搭載していない場合が多い

DVDは、アーカイブ目的や、コンプライアンス上の理由で物理メディアが必要な場合に適しています。

Windows 10からWindows 11へアップグレードできますか?

はい、可能です。

ただし、PCがWindows 11のシステム要件を満たしている必要があります。

システム要件(主要なもの)

  • プロセッサ:1GHz以上、2コア以上の64ビット互換プロセッサ
  • RAM:4GB以上
  • ストレージ:64GB以上
  • TPM:TPM バージョン 2.0
  • UEFI:セキュアブート対応

Windows Updateを通じてアップグレードする方法が最も簡単ですが、クリーンインストールしたい場合は、インストールメディアを使用します。

ISOファイルを直接使用してアップグレードできますか?

はい、できます。

WindowsがすでにPCで動作している状態で、ISOファイルをダブルクリックすると、ファイルの内容が表示されます。

setup.exeを実行すると、アップグレードプロセスが開始されます。

この方法では、ファイルとアプリを引き継いだままアップグレードできます。

作成したインストールメディアは繰り返し使用できますか?

はい、使用できます。

一度作成したUSBメモリやDVDは、何度でも使用可能です。

複数のPCにWindowsをインストールする場合や、将来の再インストールに備えて保管しておくことができます。

仮想マシン(VM)で使用できますか?

はい、ISOファイルを作成すれば、仮想マシンで使用できます。

VirtualBox、VMware、Hyper-Vなどの仮想化ソフトウェアで、ISOファイルを仮想ドライブとしてマウントし、Windowsをインストールできます。

メディア作成ツールが失敗する場合はどうすればいいですか?

以下の対処法を試してください。

  1. インターネット接続を確認
  • 安定した高速回線を使用
  • VPNを無効化
  1. セキュリティソフトを一時的に無効化
  • ウイルス対策ソフトが干渉している可能性
  1. 十分な空き容量を確保
  • システムドライブに8GB以上の空き容量
  1. 管理者として実行
  • ツールを右クリック→「管理者として実行」
  1. 別のUSBメモリを試す
  • USBメモリが不良品の可能性
  1. Rufusなどの代替ツールを使用
  • ISOファイルをダウンロードし、Rufusで書き込む

まとめ

インストールメディア作成ツールは、Windowsの再インストールやクリーンインストールに不可欠な便利なツールです。

主なポイント

  • Microsoftが提供する無料の公式ツール
  • USBメモリまたはISOファイル(DVD用)を作成可能
  • Windows 11とWindows 10の両方に対応
  • 8GB以上のUSBメモリが必要
  • インターネット接続が必須
  • 作成には15〜45分程度かかる
  • USBメモリのデータはすべて削除される

主な使用場面

  • Windowsの再インストール
  • クリーンインストール
  • 新しいPCへのインストール
  • 起動しないPCの修復
  • システムドライブの交換

インストールメディアを作成しておけば、万が一Windowsが起動しなくなった場合でも、すぐに修復や再インストールができます。

トラブルが発生する前に、あらかじめ作成しておくことをおすすめします。

参考情報

この記事は、以下の信頼できる情報源を参照して作成しました。

  1. Windows 用のインストール メディアを作成する – Microsoft サポート
  2. メディア作成ツール – 窓の杜
  3. Windows インストールメディア作成ツール – k本的に無料ソフト
  4. 完全ガイド|Windows 11/10メディア作成ツール – EaseUS
  5. Create installation media for Windows – Microsoft Support
  6. Windows 10 Media Creation Tool – Digital Citizen
  7. Windows 11 Media Creation Tool – Digital Citizen

最終更新日:2025年2月4日

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